自分で人体実験。ヨーグルト食べ比べ~あわない種類は腹が下る

普段食べているのと違うヨーグルトを食べてみたら、いきなりお腹がゴロゴロいいだしてトイレに行く羽目になった中の人ですよ。 「え…? 傷んでた…?」とかなったけど、次の回でも同じ状態に。他のヨーグルトや牛乳では腹を壊さないので、どうやらヨーグルトの種類によってダメなのだなと気がついた。 そこで調べてみたところ、どうやらヨーグルトによ…

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プレートテクトニクスと大地の誕生の話「山はどうして出来るのか」

移動中に読むもんないかなって適当にポチった電子積み本を消化してた時に読んでた本。「山」がどうやって生まれてくるのか、という話が主題だが、その実は「大地がどうやって出来るのか」という話にも通じている。 プレートテクトニクスという言葉は学校で習ったし、リソスフェアとかアセノスフェアとかもなんか覚えてるからどっかで習ったはず…と思っていたの…

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古代エジプト人、あまり子供のミイラは作らない。子供どうしてたんだろう? って思ったけど、そもそも大人も…

古代エジプト人は、あまり子供のミイラは作っていなかった。 というより、古代世界全般に言えることなのだが、乳幼児死亡率がとても高い世界では、いちいち子供の墓とか作ってらんないわけである。 チリのチンチョーロのように、例外的に乳幼児に特別な埋葬をする文化圏もあったけれど、それだって何十日もかけて墓を掘ったり、塚を築いたり、副葬品を作…

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風化し過ぎで読めなかったロンゴロンゴ文字、3D画像処理技術の進化でわかるように

高解像度のデジタル写真と画像処理技術の向上で、風化してほとんど判別つかなくなっていた木片のロンゴロンゴ文字がわかるようになった、という話。 デジタル画像の処理って、こんなとこでも役にたつんだなと。地味だけどとても大事。 3D Technology Reveals Easter Island Glyphs On Boomerang…

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「人為」選択も自然選択の一部となるか。密猟されすぎたゾウが「牙なし」で生まれてくる現象についての研究

内戦が続いていた15年の間にゾウが象牙狙いで密猟されすぎたモザンビークのゴロンゴーザ国立公園で、染色体異常で牙のないまま生まれてくる雌のゾウが増えている、という話。元々、牙のないメスは低確率で生まれてくるものだが、そのメスばかり生き残っているうちに、いつの間にか多くのメス象が「牙なし」の染色体異常を受け継ぐ状態で固定されてしまった、とい…

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「世界最古の幽霊の図」、古代バビロニアの悪霊払いタブレットで発見される

紀元前1,500年頃のバビロニアで作られた悪霊払いの儀式を描いた粘土板を調べ直したら、幽霊の図がうすーく描かれていることに気がついた、というもの。 大英博物館がバビロニアで回収して大量に所蔵する粘土板のうちの一枚で、サイズは片手に収まるくらいだということなので、かなり小さくてよくよく見ないと絵を判別出来ないのだと思われる。 Ol…

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家畜化された馬の起源論争、ついに決着か。現代に繋がる主流の馬の起源地が特定される

ここまでの喧々諤々の論争をちょこちょこ見てきた身としては、長い道のりだったが綺麗に着地したな…という感がある。 様々な研究によって張られた謎と伏線が収まるべきところに収まったので、この結論は、自分的には、今後もそう大きくブレないだろうなという気がしている。 元論文 The origins and spread of domes…

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ヴァイキングが北米に定住した年代を特定!→従来説どおりでした

いや、コロンブスより500年前にヴァイキングが北米行ってたのって今もう定説化されてますよね? みたいな。 しかも年代も従来の文献研究などからの推定と同一だし。 なので、新発見が! というよりは、考古学的な知見でも文献研究からの推定が正しいことが示唆された という話である。 研究自体は面白そうだけど、これまでの研究経緯を知らない…

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ペルシア勢は本屋に急げー。今なら二種類読み比べが出来るぞっ。

新刊コーナーにペルシアの文字が見えたので、おっ、と思って手にとってみた。 「史上初の世界帝国」のサブタイトルに、ん、世界帝国の初はアッシリアが挙げられることが多いのにな? と思いながら開いたら、まんま初っ端の「はじめに」が「世界初はアッシリア派とペルシア派が半々だが、大陸またいで支配していたペルシアのほうがふさわしい」とか書かれて…

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16世紀にメキシコで流行した疫病は何だったのか。病原体の検出から辿る科学×考古学

世界的な病原菌の流行ということもあって、最近わりと疫病関連の研究をトレンドで見ることが多いなーという感じなのだが、辿っていたら、少し前の研究で、メキシコで16世紀に流行し、アステカ人を激減させた原因の一つがサルモネラ菌ではないか、という話を見つけた。 https://www.archaeology.org/issues/298-1…

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誰がここまでしろと言った。ビールの全てを詰め込んだ「ビールの科学」

ブルーバックスだしどうせロクでもないマジキチな情報の詰め込み方してるんでしょ。と半笑いで開いたら予想の斜め上まで詰め込まれていてガチ過ぎさに震えた、そんな夜。 「ビールの科学」。 これは、ビール本体の科学というより、ビールを飲んだことのある全人類を健全なビールクズとして育成するための教本であった。 カラー版 ビールの科学 …

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ミイラ展に行ってきた。エジプトマニアにはお馴染みの正統派エジプト展。

大英博物館のミイラ展が巡回開始。 というわけで早速行ってきた。 https://daiei-miira.exhibit.jp/ 今回は、大英博物館が所蔵する六体のミイラを中心に、他の時代の葬祭に関する品などをあわせて展示するという、「埋葬」と「死者の人生」がコンセプトとなっている展示会。時代や発見場所は大きくニつに分か…

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エジプト飯が食べたくて。アラビアン料理のテイクアウトに行ってきた

あーホンムス食べてぇ…とかぼやいてたら、友人がテイクアウトで買えるお店探してきてくれたよ! ありがてぇありがてぇ。 ↓レストランもあるらしいんだけど、デリも渋谷と横浜にある。 都会に出た時には是非… https://hanno.carvaan.jp/ 東地中海全般の料理があり、ムサカ、ファラフェル、ターメイヤ、…

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秋になったので、山に行きました。

しごとクッソ忙しくて心はお疲れですが、体力は余っているので疲れた時は山に行くのです。 やまですね。 そらがあおいですね。 フジアザミもいいかんじに咲いてますね。 さてコロナ禍での自粛もあり、今年もそれほど沢山は登れなかったわけですが、まぁなんていうか例年通り事故ってる人が多いわ…

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大航海時代到来の前段。ジェノヴァの船乗りたちは14世紀にはアメリカ大陸の存在を知っていた

コロンブスの新大陸「発見」の150年前には、既に船乗りたちの間では新大陸の存在が知られていた、という証拠が古文書の分析から証明された、という話。情報源は北欧人だろうと言われていて、要するにヴィンランド・サガの元になった出来事なのである。 言われてみれば「なるほど、知ってて当然なのか」と思った。 Italian Sailors K…

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ビール酵母は人間の旅路が生み出したかもしれない。人と酵母の一万年の旅路とは

現在よく飲まれているビールの大半は、下面発酵といって、発酵の終わった酵母が沈殿していくタイプの酵母を使って作られている。 しかし人類が最初にビールを飲み始めた頃には、上面発酵という、逆に酵母が浮かんでくるタイプの発酵が行われていた。古代エジプトやメソポタミアでは、ビール醸造後に表面に浮いてくるカスを避けるようにして、あるいはあらかじめ…

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コロナ禍で展覧会などのイベントが時間指定制となった結果、会場が快適になったという話。

コロナ禍により、展示会や展覧会で過密状態を作らないよう、入場に人数制限がされるようになったわけですが。 …人気のイベントでクッソ過密状態にうんざりすることも多かった中の人的には、今の方がええやん?? と思うわけで。 今週から開催のエジプト展の初週土曜日の予約状況、こんな感じなんですよね。 確かにチケットの値段は割高…

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アゾレスアゾレス! アゾレスに最初に移住した人は誰なのか、という話

アゾレス諸島といえば、大西洋のど真ん中に浮かぶ絶海の孤島的な場所。DOLクラスタなら場所はばっちりイメージ出来ると思うが、それ以外の多くの人は「どこだっけ、マディラなら知ってるんだけどな」くらいの認識じゃないかと思う。 ココです。 ポルトガルの船乗りが発見したとされ、現在もポルトガル領。 しかし、大航海時代の訪れよ…

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古代エジプトの税収機関に必要なもの「船」

エジプトは、ナイル川沿いにしか人が住めない国だ。川べりの水の手に入る場所を除けば、大半は居住不可能な砂漠。オアシスなど多少人が住める場所はあるものの、現代に至るまで、人口のほとんどは川沿いに集中して暮らしている。 そんなエジプトでは、船は主要な交通手段の一つだった。 なにしろ川沿いの土地が狭いので、荷車とか使うより船を使ったほう…

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気候変動と人口移動の時代。「人はどうやって世界に拡散したか」という一つの答え

気候変動は、数万年単位で見ればごくありふれた現象である。 というか、ここ1万年の気候が例外的に安定的だっただけで、本来、地球の気候は定期的に変動し続け、安定しないほうが普通だという見方もある。 …という話を、少し前に読んだ本の感想として書いた。 地球は過酷な場所だった。「人類と気候の10万年史」 https://550969…

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エジプトで実施された90年代のリモートセンシングと、未知のピラミッド探索プロジェクトについて

お国のお金がこんなロマンいっぱい夢いっぱいなことやってたんだ、知らんかったわ。という感じ。 たまたま日経サイエンスの50周年企画で過去の特集記事一覧とか出てたのを見ていて、その中に、1997年というかなり昔にエジプトで実施されたリモートセンシングの記事があったので、どんなことやってたのかをちょっと探してみた。 宇宙から古代エジプ…

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「縄文時代は植物利用をしていたけど農耕ではない」という議論に見る日本特有の視点について

タイトルにつけたそのまんまの議論は、日本の考古学の話ではよく見かけると思う。 これに対してざっくりと、農耕を縄文時代と弥生時代の境目にしたいために、「縄文時代の農耕は考古学的な意味では農耕ではない」と理屈をつけているのが現状なのでは? それ全世界規模で見ると日本独特の定義じゃね? というツッコミをしたい。 …とまぁ、ざっくりすぎ…

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ニューギニア高地の古代人はヒクイドリを飼育したか。古代の卵のカラから分かるミステリー

古代人は果たしてヒクイドリのヒナを育てていたのか、それともヒナとして食べていたのか。 ニューギニア高地の遺跡から出てくる大量のヒクイドリの卵のカラを調べてみると、孵化する直前のものが多く、故意にその時期のものを集めていた可能性が出てきたのだという。 時代は更新世~中期完新世(約8,000年前まで)。ヒクイドリは言わずと知れた凶暴…

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これは間違いなく物議をかもすヤツ。「アメリカ大陸から2万3千年前の足跡が見つかった」という話

アメリカ大陸から2万3千年前の人間の足跡が見つかった、というニュースが流れていた。 ええまあ、うん、あれだ。いつものアレで、「定説を覆す」とか言ってるのはページビュー稼ぎたい適当なやつなので置いといて良くて、年代間違っているのではと言っている学者もいるので精査はこれから。その上で、もしこの発見が正しかったら、という話をしたい。 …

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