この平和な日々は戦いの末にあった。「日本における伝染病との闘いの歴史」

いまの日本は、世界でもトップクラスに清潔な国で、伝染病で死ぬことはほとんどない。 狂犬病もなければ、寄生虫に感染することもめったにない。 少し前にはデング熱の報道がかまびすしく、最近では麻疹の流行が取りざたされているが、それらに対する恐怖感があまりないのは、「感染しても助かるだろう」という希望的観測をすることが出来る環境にあるからだ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

ツッコミどころしかなくて困る…エジプト~黒海ルートを「葦船で」航海する"航海実験"が開始される

記事を読んでも意味が分からない…。そしてこの自称・航海実験も、全く「実験」になっておらず道楽としても50年遅い。 古代船で黒海からエジプトへ、数千年前の航海を再現 https://www.afpbb.com/articles/-/3240379 「数千年前」と言っているが、ヘロドトスの著書を参考にしているらしいので…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

失われた古代エジプト都市ヘラクレイオンの水中調査の続報が来ていた

以前調べていたエジプトの地中海沿いの都市ヘラクレイオン。 「失われた都市」カノポス、(ヘラクレイオン/メノウティス)の水没時期と状況の謎 https://55096962.at.webry.info/201805/article_13.html その続報が来ていたぞイヤッフゥー! https://www.livesc…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

食用キノコから毒キノコに変更されたスギヒラタケ、その後いったいどうなってるの?

かつて食用キノコとして広く食べられていたにも関わらず、2004年に脳症との関連が疑われ、とつぜん「毒キノコだから食べないで!!」に変更されたものがある。スギヒラタケだ。 農林水産省のページ http://www.maff.go.jp/j/syouan/nouan/rinsanbutsu/sugihira_take.html …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

マヤ人「街を焼くぞ!」…マヤ文明の衰退に大規模な戦争が関与していた可能性

文明に対する評価というものは、時代ごとに違うことも少なくない。 マヤ文明についても、かつては「本格的で大規模な戦争は存在しない。あくまで王族や貴族の小規模で儀礼的な戦争だけ」「ただし生贄は多い」という論が強く、比較的平和な文化圏だったと語られることが多かったのだが、近年では「実はけっこう戦争やってた」「むしろ、以前言われてた生贄は言う…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

未踏破地域にまだ遺跡が沢山? インド・ケーララ州の古代墳墓

南インドの巨石遺跡については、以前まとめた記事を参照。 西ヨーロッパで見られる「メンヒル」や「ドルメン」によく似た形状の巨石で作られた遺跡が多数、点在している。インダス文明の衰退後、800年ほどしてから作られ始めているようなのでおそらく直接の関係はない…と思われるが、いかんせん、遺跡の数が多く、しかも範囲が広大、さらに調査もあまり進ん…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

もしも自分が「表現の不自由」展をやるとしたら。

色々モメてほうぼうで騒ぎになっていた「表現の不自由」展。 何が問題だったかというと結局は、  税金を使って一思想のみに傾倒した政治的なプロバガンダをやらかしたこと だったと思う。(一思想のみでなく、左右両派を均等に配置していればここまで炎上はしなかったのだろうが…) つまり「表現の不自由」について語るものではなく、自…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

「クレオパトラのエメラルド鉱山」エジプトのエメラルド鉱山が稼働し始めたのはプトレマイオス朝以降。

クレオパトラが好んだという話から何故か古代エジプトの歴史を通して使われてたみたいに思われていることもあるみたいだが、古代エジプトの装飾品には、エメラルドは使われていない。たぶんエジプト人の好みに合わなかったのだろう。エジプトには確かにエメラルドの鉱山があり、プトレマイオス朝から本格稼働していたようだが、それ以前は鉱山の付近に人間の活動の…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

聖書を研究しすぎて闇落ちした結果…「七十人訳ギリシア語聖書入門」

この本はめちゃくちゃ詳しくて面白い。面白いのだが、聖典を全て是とするキリスト教徒にはだいぶキツい内容になっているかもしれない。 なぜかというと、著者は 聖書を研究しすぎて闇落ちしている からだ。 聖書の成り立ちの曖昧さや矛盾、内容の不備、いやむしろ「聖」書の聖の部分だって人為的に付与された属性だろ? みたいなところから、旧約も新約も…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

尾瀬笠ヶ岳~湯の小屋 今までに一番キツかった山道の話をしたい…。

時間はかかるけどまぁ楽勝だろう、と思っていた道がキツかった。山道は登りより下りで体力を使う、そして整備されたメジャーな登山道より整備の行き届いていないマイナーな登山道のほうが歩きづらい。という話である。 尾瀬笠ヶ岳とは、↓こういうカンジの山。 見ての通り とてもピラミッドっぽい形をしている ので眺めて楽しい山である。 …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

200年後、いつか遺跡になるこの場所。エジプトの世界滞在規模の太陽光発電施設

先日、エジプトで建設されていた世界最大規模の太陽光発電施設のニュースが流れていた。 建設場所はアスワンから40kmほどの場所。建設しているのはノルウェーの会社で、例によって他国に借金しての建設になる。「Benban Solar Park」でググると写真などは出てくると思う。 これがものすごく…その、遺跡っぽいんである。 砂漠に…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

粘土板の内容を解読したいのに一部欠けてる!(ビキビキ)→人工知能で続きが判るかも!

これすげー頭のいい人工知能の使い方だなと思った記事。古代の粘土板の「欠けてる部分」がどっか別の博物館に収蔵されていないか、データベースから瞬時に探し出すシステムを開発しているという。粘土板は文字どおり粘土の板なので、長年の間に破片になってしまっており、異なる時期に発掘されたり、同じ博物館の中でも収蔵品の中でごっちゃになっている場合がある…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

グリーンランドに行ったアフリカ人「An African in Greenland」

昔、クールランニング、という映画を見たことがある。 雪の降らない南国、ジャマイカ出身の三人が、ボブスレーという、雪の滑り台をソリで駆け下りる競技で冬季オリンピックに出て活躍する話だ。雪を知らない、雪の上を歩いたこともない男たちが、持ち前の運動神経でソリを操れるようになっていくさまはなかなかに面白かった。 今回それを思い出す話を見…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

ヌビアのファラオのピラミッドを水中考古学で発掘。しかしめぼしいものは見つからず

スーダン北部(古代のヌビア地域)にある水没したピラミッドの発掘をしたけど、今のところとこめぼしいものはあんまり出てきてないよ。という話。 Sudan tomb diver reveals pharaoh's secrets https://www.bbc.com/news/world-africa-48867830 …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

「人が殴り殺せそうな厚さの本」は本当に人を殺せるのか。ちょっとだけ試してみた。ちょっとだけな

※バイオレンスな話ではありません 読書好きな人や、何か専門分野にハマって専門書を買い集めている人のお宅には、あまり一般家に無いような大判で分厚い本があるものと思う。 一般家庭によくあるものだと広辞苑とか(最近は無いらしいが)。 そうした分厚い本を指して、よく「人が殴り殺せそうな本」と冗談交じりに表現される。確かに分厚くて重たい…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

多言語のパピルス資料「エレファンティネ・パピルス」

Elephantine papyriとは、エジプトの南部、ヌビアとの境界にあるエレファンティネ島から発見されたパピルス群のこと。日本語でググったけどあんま資料出てこなかったから、とりあえずザクっと纏めておいた。個々の文書については検討していないので概要だけ。 ●概要 175の文書からなる、1000年近くに渡る期間のパピルス文…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

考古学の再現実験のやり方をチャート化しておいた。

考古学の「再現実験」と称するものには、それなりに妥当性のあるものから、参考にはなるけど再現とまでは言えないもの、そもそも論外のものなど様々なレベルのものがある。有名な学者のやってるものが妥当な内容なわけではなく、テレビや雑誌で宣伝されるからといってやり方が正しいわけでもない。ここでは、実験の妥当性がどこで見分けられるのか、という手がかり…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

その図像、ほんとにケルト固有なの? グンデストルップの大釜とガレフーズの大型角杯

「ケルトの図像と言われているものは、西地中海世界ではゲルマンの図像でも在り得る」。 これを説明するのによさげな例を追加で発掘したので、ついでに書いておく。 まずはこちらを見てもらいたい。 ガレフーズ(ガレフス)の黄金の角杯(Golden Horns of Gallehus) 作られたのは5世紀初頭…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

かつて「失われた技術」と言われたダマスカス鋼の秘密と、その顛末。

伝説は、いつまでも変わらず伝説で在り続けるわけではない。 科学技術の進歩によって幻から現身へと変わったものもある。ダマスカス剣の製法もその一つである。 というわけで前置きとかメンドクサイのでさくっと概要からいこう。 ダマスカス鋼の成分は既に判明していて、ダマスカス剣は現代技術だとだいたい再現可能です。 分からないのは…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

エーゲ海で見つかった「ギリシャのピラミッド」、もともとピラミッド型の島だった

なんかオカルト関連のとこで一時期話題になってるのを見かけたけど、結局、情報の一部が独り歩きしてただけで「これはピラミッドじゃないよ」という話だったらしい。 4,600-Year-Old Greek 'Pyramid' Found in the Aegean Sea … Is Not a Pyramid at All https:…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

エジプトさんたまに地震来るけど、ピラミッド建設中に地震は来なかったのか

タイトルのとおり、「ピラミッド建設中に地震来なかったのかな」っていうのが気になったんでちょっと調べてみた。 1992年、カイロ南部でマグニチュード5.8の地震が発生した。 この地震では、地震を想定していないエジプトの脆い建造物に大きな被害をもたらし、7,000人を越える死傷者を出したという。古代の建造物のほうが現代のもの…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

航海実験と称したエンタテイメント「3万年前の大航海」ようやく完結。というわけで…

ようやく茶番が終わるのか…出来ればあとは同業者の間で殴り合って沈めてくれ…という気分。 ここまでの経緯は、まとめ記事に書いた。 ひとつ前の記事はこれ。 【これは酷い】草舟で古代人の航海を再現するプロジェクト、海を渡れないので竹舟に変更するかも?! http://55096962.at.webry.info/2016…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

「起源」と「古くから在ったもの」の違い~何でもかんでも「起源」って言うのはちょっと

色んなものが古代エジプト起源(もしくはメソポタミア起源)にされている昨今。 無粋は承知で、そもそも「起源」と「古いものが残っている」は違うんやぞ? という話をしたい。 ◆起源 とは 最初に考え出された、使われだされたところから、変化・発展を遂げながらその後に繋がる系譜のこと 単純に「現時点で残っている最も古いもの」ではない …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

不遇の遺跡テル・ハラフ、忘却の時代からの生還

ルーブルで開催している特別展「Royaumes oublies」(直訳すると「忘れられた領域」)、ヒッタイトがメインっぽいのにハラフ遺跡のコンテンツが独立して設けられているので 何でやろ? と思って色々調べていたのだが、めちゃくちゃ不憫な遺跡かつ、最近ようやく遺物の修復が完了したばかりだったということが分かった。 Berl…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

ISに破壊された遺物を3Dプリントで再現。写真から3Dモデルが作れる時代になりました

2014年に「イスラム国」(IS)によって破壊された、イラクのモースル博物館の遺物を、過去に来館者が撮影した写真から3Dプリントで再現するという試みがロンドンで行われた。 写真に写っていない裏側や、足の下の陰になっている部分などは欠けているものの、表からぱっと見た感じではなかなか良く出来ている。 3-D printing r…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

ギリシャで見つかった21万年のホモ・サピエンス、人類の拡散史は書き換わるのか

最近流れていたこのニュース。 ギリシャで発見の頭骨、21万年前のホモ・サピエンス? https://www.asahi.com/articles/ASM7B3DFPM7BULBJ003.html アフリカではなくギリシャで、現生人類っぽい骨が見つかったよ。という話である。 ホモ・サピエンスの誕生は30万年前くらい…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

文明の交わるところ、シリア北部 テル・ハラフ遺跡について纏めてみたぞ

テル・ハラフ、ハラフ遺跡とは、トルコとシリアの国境に近い場所にある遺跡の名前。このあたりの地域で先史時代の歴史に「ハラフ期」という言葉が出てきたら、それはこの遺跡から出た遺物が代表例となっている時代区分のこと。 しかしこの遺跡の場所が使われていた時代の幅がめちゃくちゃ広くて、紀元前6000年~5000/4500年ごろが先史時代の「…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

青銅器時代と鉄器時代のはざま 「鉄芯の入ったバイメタル剣」は近代の贋作だったという話

今を遡ること20年近く前のこと。 日本の美術館に所蔵されている銅剣の柄が破損して、中に鉄の芯が入っていることが判明した。 イランでは刃の部分に鉄、柄の部分に青銅を使ったバイメタル(二種類の金属を使って製造されている)剣の存在が知られていたので、その変種ではないかと物議をかもした。しかも同様の鉄芯の入っている剣は、大英博物館などにも収…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

3,000年前の貝紫染め工房、フェニキアの「高貴なる紫」生産場所の一つが見つかる

なんかちょっと面白そうな記事を見つけたのでメモがわりに。 現イスラエルのハイファ近くの遺跡Shikmonaから、貝紫染が生産されていた証拠が見つかった、という。貝紫はのちにフェニキア商人が売りさばいたことで有名で、彼らの本拠地にちなんで「ティリアン・パープル」とも呼ばれた。けれどティルスだけでなく、同時代の近くの湾岸でも貝紫染めは生産…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more