アクエンアテン王かもしれない、とされたミイラ、生前の顔が復元される。

詳細な報告はまだこれからだそうだが、ツタンカーメンの近縁の親戚と考えられているKV55(王家の谷の55番墓)から見つかったミイラの顔面復元が公開された。古代エジプト第18王朝(アマルナに首都を置いたことから、「アマルナ王朝」とも呼ばれる) King Tut's father revealed in stunning facial …

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エジプト・カイロで、古代王たちの世紀のパレードが開催されるよ!(ミイラ移送)

カイロの中心・タハリール広場に面したカイロ博物館は老朽化していて、現在、新築の周辺博物館に遺物を分散中。今回ついにメインの王や王妃たちのミイラがフスタートにあるエジプト国立文明博物館へ移転されるとのこと。 Egypt’s highly anticipated royal mummies parade set for 3 April…

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ナイル川の水はほとんどエジプトに辿り着かない。途中で蒸発するか使われてる。という話

何を調べてたのか分からないけど気が付いたら辿り着いた資料が面白かったので、ちょっとメモしておくことにする。 ナイル川はとても長くて、上流で降った雨のじつに95%がエジプトの手前で蒸発霧散してしまい、そもそもエジプトに辿り着かないらしい。 国際河川ナイル川の水資源(1) https://agriknowledge.affrc.g…

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古代マヤでは塩も貨幣代わりに使われていたのでは? という話

お給料を意味する言葉「サラリー」の語源は、かつてローマ帝国において、騎馬や兵士たちへのお給料の一部として塩(ソル)が使われたところにある、という。 そんな話を思い出しながら、こちらは古代マヤである。 マヤ人が塩を製造していた遺跡が見つかり、出来上がった塩を一定の大きさで"ケーキ"のように固めて取引していたことから、もしかして貨幣…

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紀元後1世紀、ヘレニズムの時代にエジプトからエチオピアへ輸出されていたもの。

エチオピアは実はヘレニズム世界の端っこに属している。 と言うとなんだか不思議な感じがするが、グレコ・バクトリア王国やアレキサンダーの遠征の都合でインドについても同じことが言えたりするので、案外広い範囲を示す言葉なのだ。 で、そのエチオピアに、エジプトを通じて地中海世界から何が輸出されていたのか、という話である。 前段として…

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「世界で最初に銅器を生産しはじめたのは北米インディオ」という現実。(おそらく今後は定説化するはず)

金属器の生産技術の歴史ってユーラシア大陸中心で語られるのがほとんど全部なんだけど、実は世界で最初に銅器の生産技術を手にしたのはどうやら北米インディオ、ということになりそう。(北米先住民の中でも、エスキモー諸部族を除くいわゆる"インディオ"がここでの対象) Ancient Native Americans were among th…

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地理的な「メソポタミア」の定義が分かりづらい…調べてみたらトルコまで入ってた件について

なんか本によってメソポタミアの定義がえらい広いな…時代によるのかな…と思ってちょっと調べてみたんだけど、現代の考古学における「メソポタミア」の定義が思ってたより広かった。 ★みんなが想像しやすい代表的な「メソポタミア」 バクダット以南の、チグリス川とユーフラテス川が海に向かって合流していくところ。 しかし実はこの範囲は半分…

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古典期マヤの人骨から推測される「生きることの困難」について

マヤの都市一つ、エル・パルマルから出土した貴族の骨から、生きていた間に多数の困難に見舞われていたらしいことが伺えるという。当時のマヤ人の暮らしぶりの一端が伺える発見だと思うので、ちょっとメモしておこうと思う。 An ancient Maya ambassador’s bones show a life of privilege a…

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シリア戦争と貿易港の運命: プトレマイオス朝エジプトの政策の転換期

こないだ、エジプト紅海沿岸の港ベレニケについて調べていた時に、この港がアフリカ南部からゾウの輸入を止めた理由が「シリア戦争であんまり役にたたなかったからではないか」という話が出て来て、ほほう、そこ繋がるのかー。という感じだったのでちょっとメもしておく。 前回調べてたやつ→ ローマ支配時代のエジプト沿岸の街ベレニケと古代のペット事…

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【人類vsバッタ軍】IT活用でのバッタ追跡システムが良く出来てる。やれば出来るぞ人類

人間って追い詰められるとテクノロジーが進化する生物なんだよなって、シミジミ思うんですよ。 昨年騒がれていたサバクトビバッタの大発生、あれからどーなったかってまだ発生は続いてるんですが、だいぶ範囲は絞られてきた模様。 そして数十年ぶりの大発生によって、人類はバッタ迎撃システムを次々開発してこの数年で一気に進化してきてます。 …

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海外の「ブルカ禁止」にまつわる、最初に知っておくべきこと。

ここのところ、色んな国でイスラム教の「ブルカ禁止」という法律が成立しつつある。 これに対して、治安上仕方がない、とか、女性を抑圧するような決まり事は無くしたほうがいい、という声もある一方、宗教の自由があるのだから考慮されるべきだという声や、イスラム教に対する冒とくではないのか、といった声もある。 しかしその議論をする前に、まずは基本…

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死海文書が60年ぶりに見つかる!→「死海」文書じゃないし60年ぶりでも無い…。

映画ヱヴァンゲリヲンの完結が盛り上がっている時に流れたニュースなので食いついた人もわりと多かったんですがこれ、ニュースになった時点で色々と不正確な情報が混じってます…。 貴重な発見なのは間違いないんですけど死海で見つかっていないので死海文書ではないし、60年ぶりではなく「正式な発掘で見つかったのが60年ぶり」というだけで盗掘品の発…

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人は何にエロスを感じるのか。古代人の「ヴィーナス」の変遷と現代の進化について

少し前にこんな実験があった。 ランダムに組み合わされていく色と形の中から、少しでもエロスを感じるほうを選択していくうちに、だんだんエッチなものの定義が固まってゆく、という実験だ。 「遺伝的アルゴリズム」でエッチな画像を作る紳士的実験が注目集める 抽象的な図形が学習の末におっぱいへ進化 https://nlab.itmedia.…

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ローマ支配時代のエジプト沿岸の街ベレニケと古代のペット事情/なぜ大量の猫がそこで飼われていたのか

少し前のニュースになるが、エジプトの紅海沿岸にある古代の港町ベレニケから、大量の猫(一部は犬)の骨が見つかった、というものが流れていた。 当初はゴミ捨て場に集められた動物の骨、という認識だったのだが、よく調べてみると首輪をつけていたり、ほとんどの動物が老齢だったりと、どうもペットとして飼われていたのではという説が出て来た。 この…

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古代エジプトの服飾・縫製事情 ~古代人の型の取り方

服の縫製って時代ごとに違うんだよね、という話をしていてちょっと思い出したのだが、古代エジプトの服の縫製の仕方って現代から見るとけっこう面白い。 えっ古代エジプト人って布巻いてたんじゃないの?? と思うかもしれないが、実はチュニックの出土例も多いのだ。 たとえばこちら、トリノ博物館所蔵の第5-6王朝くらいの時代とされるチュニック。お墓…

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古代遺物の解読に纏わる「ソース」の問題点 ~後世に内容が変更されるパターンについて

古代の碑文や巻物の解読内容は、実は二次的なソースからの解読であることが多い。一次的なソースである遺物そのものを目の前に置いてあれこれ調べながら翻訳、というのは難しいからだ。ガッチリ焼成された粘土板であればそう簡単に崩れないだろうし持ち運びもしやすいだろうが、脆くなったパピルスや繊維のほつれた紙は保管のためにそうそう動からないし、はたまた…

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中央アジアで生まれた記号「タムガ」についての覚書き

ちょっとアジアの遊牧民の遺跡を調べていたら、「石にタムガが刻まれているものがある」という記述が出て来て、なんぞやと思ってちょっと調べてみた。これは個人や家系などを示すシンボルのことで、現在でも遊牧民が家畜の所有権を示すために家畜の耳に刻んだり、身体につける焼き印としていたりするらしい。 起源についてははっきりしていないが、今のとこ…

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「エラムとインダスの間」2000年代初頭に盗掘品から発見された未知の文化圏の研究成果が少しずつ明らかに

イラン高原で近年見つかった未知の文化圏、ジーロフト文化についての記事がナショジオに上がっていた。 洪水で4000年の眠りから目覚めたジーロフト文化、イラン https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/21/030100098/?P=1 この文化は発見地の名前をとってジーロフト文化…

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【三神合体】セラピス神+アメン神+アガトダイモン神というとんでもない合体神を発見した

世界の蛇の神についての本に「エジプトのアメン神も蛇の姿をとることがある」と書いてあり、ん? アトゥム神と間違ってね? と思いながら調べてみたら、ほんとにアメン神だった。しかし正確に言うとこれはアメン神にギリシャのアガトダイモン神を混ぜて、ほぼ原形なくしたものだった…。 ていうか、なんでこんな無茶な混ぜ方をしちゃったんだ。 実際見…

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古代エジプトのミイラづくりマニュアルが再構成される。紀元前1500年のミイラづくりに関わる文書の一端が明らかに

最近流れていた「ミイラづくりミニュアルを発見」というニュース。 このパピルス自体は以前から見つかっていて、ルーブルとコペンハーゲンに分かれて収蔵されている。コペンハーゲン大の学者さんがそのパピルスを再解釈して、内容からミイラづくりの手順を構成した、というものだ。パピルスはいわゆる「医療パピルス」の一種で、薬剤に関する知識を記載した…

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最近「昆虫食」を推して来る人を見かけるのだが、前提として昆虫を家畜化しないと無理だよね

食料事情の改善と絡めて昆虫食の輝かしい未来を語る論調のコラムを何本か読んで、正直「ちょっと浅いな」と思ったので、ツッコミがわりに根本的なことを書いておきたい。 ■現状の昆虫食は「ジビエ」と同じポジションでしかない これは、愛好家だけが食べているとか、珍しい食べ物だとかいう意味よりは、文字通り「野生動物を狩って食べているの…

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アイスランドで地震が相次ぐ。大使館が渡航時の注意を呼びかけ

アイスランド大使館から「ビジネス渡航の際はご連絡ください」とアナウンスが出ていた。 アイスランド南西レイキャネス半島で地震が頻発。マグニチュー5.0クラスの地震も起きていて、小規模な噴火が予想される、とのこと。 人口の集中する首都からは遠いけど、国際空港に近い場所なんだよね。コロナの影響で観光客少なめなのが幸いしたかも。 …

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最初にホームページ作ってから20年が経ちました。え、まだ生きてますよサイト…

このブログの大元のホームページ作ったのが2001年2月だったので、20年経ったんですよ。 いやー早いもんですね…? 大学生の頃に暇にあかせて作った土台にその後いろいろ盛り付けて今の状態になってるわけですが、まあうん、よく作ったな自分。さすがに最初の頃に書いた部分は情報の精度が甘かったり考え方が今と合わなかったり色々あるけど、そこは…

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そういや栽培イネの歴史にアフリカが抜けてることが多いよな、って気が付いた

アジアでよく食べられている米(作物としてはイネ)の歴史で、作物イネの単一起源説と多起源説というのがあった。 イネは一か所で栽培化されたのか、それとも複数の場所でばらばらに栽培化されたのか、という話で、「最近の研究で単一起源と判った」という記載がされているところがあって、「??」となってしまった。 多分だけど、このへんの研究を見て…

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北米最古の飼い犬の骨の発見と、人類が北米に到達した年代の予測

北米の北西部海岸沿いで1万年以上の前の犬の骨が発見された、というニュースを見つけて、また年代が繰り上がったのかーと思いながら情報を探してみた。これは人によって飼育化された「イヌ」の骨であるため、人間と一緒に北米に入ったとするのが一般的な見方だ。つまり、人間の骨が見つからなくても、イヌの骨が見つかれば、その地域に、その年代にすでに人間がい…

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乙女ゲーを攻略する際に乙女の気持ちでプレイ出来なくなった、という話

乙女ゲームというのは、ギャルゲーの反対で女性むけの作品だと思ってもらいたい。 男性向けのいわゆるギャルゲーでは、魅力的な若い女性キャラが多数出て来て、その中からお気に入りのキャラを選んで絆を結び疑似恋愛していくのに対し、女性向けの乙女ゲーでは、男性キャラが出てくる。そして絆を結べるキャラクターは「攻略対象」と呼ばれる。 ゲー…

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現代的なビールの起源は16世紀から。ホップ使用の歴史と最近の研究

古代エジプトビールの話をしていた時に、ホップの防腐作用を利用したビールは近代のものだと言ったところ、ホップ利用はもっと古くからで8世紀にはもう使われていたはずだ、と反論してくる人がいた。 というわけなので、ビールへのホップ利用について簡単にまとめておこうと思う。 ・ヨーロッパでホップが栽培されていた最古の証拠は確かに8世紀 ・…

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