石工のイタズラ。大聖堂の柱の上に隠された彫刻師の似姿、900年ぶりに発見される

11世紀から建設されはじめた、スペインはサンティアゴ・デ・コンポステーラの大聖堂の柱の上に、当時の石工が彫り込んだご本人様像が隠されているのが最近になって見つかったそうだ。分かりづらい暗闇で900年間ニヨニヨしながら人々を見下ろしていたんだとか。

Long-hidden 'selfie' of a medieval mason found in historic Spanish cathedral
https://www.livescience.com/medieval-mason-left-selfie-cathedral.html

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この場所は一般公開されておらず、大聖堂の聖職者も滅多に使っていない部屋だったそうで、調査で柱の上部を丁寧に見ている最中だったから見んかったんだそうな。ただ、場所が判ってしまえば、下からライトで照らすだけで簡単に見つかる位置だったそう。
日本でも、法隆寺の修復中に見えない場所に描かれた大工のラクガキが見つかっていたりするものだが、隠されたところにコソっと何か自分の印を残しておくのは、日本以外でもよくあることらしい。日本だと木造建築なので木に墨でラクガキされていたが、石造りの建築だと石工が彫り込んで残すわけですね。

いかにも陽気な顔をしたこの男の作者は、はるか昔にこの世から去ってしまい、名前も残っていない。
けれど彼がかつてそこで確かに生きていたという証拠は、しっかり残されている。

とても面白い発見だし、こういうの他にも探してみたい気持ちになるね。