北米で見つかった1万年前の人類の足跡。珍しくちゃんと足跡に見えるぞ…

足跡の遺跡というのは、泥の上を歩いた跡がそのまま化石のようになった残ったもの。恐竜のものが有名だが、もちろん人間の足跡もある。人間の足跡は二足歩行なので他の動物と区別がつけやすいのだが、それでも「それ本当に人間…?」って言いたくなるやつはある。
そんな中、今回のは珍しくちゃんと「これは間違いなく人間!!」って判る足跡が出て来ていた。

World’s longest fossilized human trackway discovered at White Sands
https://www.krqe.com/news/new-mexico/worlds-longest-fossilized-human-trackway-discovered-at-white-sands/

「longest」のとおり、これだけ長く歩いた跡が残っていることは珍しいのだ。
端から眺めてみると、確かに二足歩行で安定して歩いてた跡が分かって、おおー人間だなーこれ…って感動する。約1万年前のものだそうで、氷河期おわりごろに定住開始した人たちのもののようだ。
小さな足跡は子供のもののようで、大人二人の足跡によりそうようにしてくっついているのが微笑ましい。

11.PNG

ただ、彼らの生きていた世界は過酷なものだったようだ。
一緒に見つかっている足跡にはマンモスやオオナマケモノといった大型のものから、狼 (dire wolf)、ライオン(American lion)もあるという、
dire wolfはググると判るがめちゃくちゃデカいやつで、マンモスも襲う…。

1280px-C._dirus_wiki.png

American lionは1万年ちょっと前くらいには絶滅してたとされているので、年代的にあまり被らなかったかもしれないが、生きていたら狩られただろうな人類。氷河期を生き残るのはマジで大変。大変だったんだよ皆。ひと狩り行こうぜとか言ってられないの。家を出たら狩られるの自分が。しかも相手も群れで来る。

この過酷な大地をよく生き延びたよな人類…っていつも思う。


それともう一つ気になったのが、足跡が裸足っぽいということ。氷河期の終わりでまだそんな暖かくない気候だと思うんだけど…。足冷たくなかったんだろうか。
そもそもが、氷河期の人類はどんな靴を履いていたのだろう。服はもちろん着ていたとして、足だってガードしなければ雪や氷の上を歩いてはいけない。「靴」の証拠としては最古のものは5,000年前くらいだけれど、きっとそれ以前にも原始的な足袋とか靴下の補強版みたいなものはあったのではないかと思う。

なので、この記事についている当時の再現想像図で人類が裸足で雪を踏んでるのは、ちょっと違和感あるなぁと思うわけです…。
いや無理だからそれ。人体の構造上、さすがに無理だから。