アルメニアにもピラミッドがあるって聞いたので調べてみた→ジッグラトでした…

アルメニアの巨石繋がりで、「アルメニアにもピラミッドが最近見つかった」という記載があったので、ほほう? と思い調べてみた。
どうも見つかったのは本当に数年前のレベルのようで、あまり古い記事は出てこない。場所はエレバンの南35kmくらいの場所で、Dvin ドヴィン というところ。時代は不明のようだが、明らかにジッグラトを模しているので、おそらくアッシリアの支配圏に入っていたくらいの時代のものではないかと思う。

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※アルメニア語の「Դվին」で検索すると多少は資料が出て来た
https://m.mamul.am/en/post/70185

この「ピラミッド」、完全に石を積み上げたものというよりは、天然の土台の表面に石を並べてピラミッド状にしたものといったほうが正しい。近年まではただの山だと思われていたのが、表面の土を剥いでみたら石の列が出て来たので、人工的に形を整えられたものと分かったようだ。
もともと近くの遺跡などからメソポタミアでいうジッグラトを描いたようなものがいくつか見つかっていて、「何でこんなところで出てくるんだろう」と思われていたのが、実はご近所に描かれているものの本物がありました、という話らしい。

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まあピラミッドっていうとどうしてもエジプトのが一番有名なんだけど、これはどっちかっていうと、メキシコやメソポタミアのものと同じ、「上に神殿を乗っけるための山」ですね…。

アルメニアは世界で最初にキリスト教を国教にした国とされ、4世紀の初めから国家的にキリスト教の布教を始めているので、おそらくその時に異教の祭壇として埋められてしまったのだろう。というのが今のところの説。ただ、これから研究されれば別の説も出てくるかもしれない。裁断があったなら祭神も指定されいたはずなのが、それもよく判らないので、今後の資料発見待ちというか、研究待ち。

ちなみに、カフカス山脈のあたりで文化圏が分かれることが多いのだが、アルメニアはカフカスの南になる。この辺りも、かつてはメソポタミア周辺文化圏の一部だったんだろうな…。