アンデス高地のまさかの高度で哺乳類の生存が確認される。ネズミ…お前…どうやってそこに?!

ちょうど少し前に調べていた、哺乳類の生存高度限界の話。
「どうもナキウサギの記録が最も高いところで生存していた哺乳類の記録らしい」と書いたのに、書いてからたった二週間でその記録をぶっちぎって行きやがった奴がいたぞ…?!

高地に住む犬たちの遺伝子特性: 酸素ブースト
https://55096962.at.webry.info/202007/article_26.html

※この時点ではナキウサギが記録ホルダー

標高6739mにネズミがいた 哺乳類の生息記録を更新
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E6%A8%99%E9%AB%986739m%E3%81%AB%E3%83%8D%E3%82%BA%E3%83%9F%E3%81%8C%E3%81%84%E3%81%9F-%E5%93%BA%E4%B9%B3%E9%A1%9E%E3%81%AE%E7%94%9F%E6%81%AF%E8%A8%98%E9%8C%B2%E3%82%92%E6%9B%B4%E6%96%B0/ar-BB17Tgmp

1.PNG

※キジリオオミミマウスがぶっちぎって行った

場所はアンデス山脈の中にある火山、ユーヤイヤコ。
実はこの山は、インカの時代に生贄として山に捧げられ、ミイラ化した少女フワニータが見つかったところでもある。

生贄少女の登山日程は? インカ帝国時代の少女ミイラから考える6,000m級登山
https://55096962.at.webry.info/site/pc/preview/entry

記事の中に、「以前の調査の時にネズミを見かけたので再調査してみた」という話があるのは、おそらく考古学者が追加で調査してた時に何か見つけた、というパターンじゃないかなと思う。
高度が6,000mだと、酸素濃度はあっというまに50%くらいまで落ちてしまいマトモに動けない。人間が生きていくのは体の構造上、無理で。高度順応は「出来ない」という世界。そこに暮らしているネズミすげえ…。恐竜の生きていた時代の哺乳類のご先祖はネズミのような姿をしていたが、やはり哺乳類の基本形=多方向に進化できる姿はネズミなのだろうか。いつか人類が滅びても、ネズミからもう一回進化しなおせばなんとかなる気さえするぞ。


*********
おまけ

世界三大高地と人類の高地順応~高地の人々の高度順応戦略とその代償
https://55096962.at.webry.info/202001/article_15.html

人類の中でも、特定の民族は高地に順応するための遺伝的な変異を持っている、という話。
このネズミにもおそらく何か、低酸素に対応できる特殊な遺伝子があるはず。今後の研究が楽しみ。