「村長」ことカーアペルの像の表情バリエーション作ってみた

[>前段
プス様ことプスセンネス1世の表情バリエーション
https://55096962.at.webry.info/201512/article_11.html

今回は古王国時代の有名な木像、「村長」ことカーアペルさんでやってみました。
うーん普段善人ヅラの人がちょつと極悪っぽい表情で写ってる写真のギャップがいい! …が、元が微笑しているのもあって、あまり表情のバリエーションが。

soncyou.jpg

ちなみこのカーアペルさんが「村長」(アラビア語でシェイク・アル・バラド)と呼ばれる理由は、発掘した当時の作業員の一人が、自分の村の村長にそっくりだと発言したことから。像は、1860年にオーギュスト・マリエットがサッカラのマスタバ墓から発掘した。当時すでに杖と台座は失われていたため、その部分だけは後付けのものになっている。彼が本当はどんな杖を持っていたのかは実は分からないのである。

そしてこの像、かつては着色されていたことも判っている。木の表面に塗られた漆喰と、肌の茶色、腰布の白い色の痕跡が検出されている。
色合いとしては、たとえばツタンカーメンの頭部像にあるようなこんな色だっただろう。

images.jpg

着色された、瞳の大きなエジプト像は実写的なのにどこかマンガやアニメチックな雰囲気があるのが面白い。
エジプトの像は色あいが残ってるものがけっこう多いので、イメージつきやすいし、ギリシャ彫刻ほど「今のイメージと全然違う!」ってことがないですね。