青ナイルの源流・タナ湖、ホテイアオイに埋め尽くされる

青ナイルの源流のあたりの観光事情どうなってんのかなーと調べてたら見つけてしまったこれ。

エチオピア最大の湖タナ湖に外来種のホテイアオイが急増中 周辺住民に深刻な影響
https://jp.globalvoices.org/2017/11/05/46505/

タナ湖はエチオピアの北部にあり、エチオピアの真水需要の半分を担うとさえ言われる大きな湖。
近年になって侵入の確認された南米原産の外来種ホテイアオイが急繁殖して、漁獲高が急激に減少しているという。
しかもその増え方たるや…

Ethiopia’s Lake Tana is losing the fight to water hyacinth
http://theconversation.com/ethiopias-lake-tana-is-losing-the-fight-to-water-hyacinth-82947

"In just two years, the estimated coverage of the weed doubled from 20 000 to 40 000 hectares. The weed is now estimated to cover 50 000 hectares of the lake."


まさに「倍倍」! これ算数の授業でやったやつや。毎日2倍に増える水草、池の1/4が覆われた次の日には半分、2日後には全部が覆われて魚が死んじゃうので、その時点で詰みだよって。

画像


あと「ちょ・・・」ってなる動画。
なんだこれ。空撮で真緑。水はどこだ。

Ethiopia's Lake Tana threatened by alien weed invasion
https://www.bbc.com/news/av/world-africa-42865711/ethiopia-s-lake-tana-threatened-by-alien-weed-invasion


さすがにこれは手でどうにかできるものではない。
で、エチオピアさんの対策としては、weevils(ゾウムシ)を投入してこの植物を食べさせるようだ。
うまくいくといいね…。

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ちなみに、このホテイアオイは日本でもお馴染みの植物である。
花はきれいなので観賞用として人気があり、池などで栽培されているのをよく見かける。が、世界的に見ると「青い悪魔」と呼ばれ、園芸界でいうところのミントやムラサキツユクサのようなポジションにある。「うかつに野に放つと駆除できず延々広がり続けて庭が埋め尽くされる」…

そんな旺盛な繁殖力を持つホテイアオイ、なぜか日本ではあまり脅威とみなされていない。
その理由は、調べてみてわかった。寒さに弱い。
冬はほとんど枯れるんだ…日本は冬になればリセットされるけど、南米とかアフリカとかで通年で気温の高いところはリセットされないから際限なく増え続けてヤバいことになるんだ!

また一つ勉強になり申した。
冬リセットは偉大であった…。