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zoom RSS グリーンランドに移住したヴァイキングたち、セイウチを狩る。

<<   作成日時 : 2018/08/17 00:10   >>

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なかなか面白い研究やってる人たちがいた。ヨーロッパに輸入された「セイウチの牙」の出所が、ヴァイキングのグリーンランド移住の頃からグリーンランド周辺・カナダ寄りに変わっている、というもの。セイウチの牙の装飾品とか、確かに生体サンプルだからDNAの解析は出来るだろうけど、そこに目をつけるとは。

欧州で珍重されたセイウチ牙、意外な産地が判明
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/081000360/

1,100年ごろまではヨーロッパ北部産のものばかりだが、1,400年ごろからは西のほう、グリーンランドやカナダ方面のものが多くなる、という結果が出ている。グリーンランドは日帰りや短期間の出張で狩りにいける場所ではない。時期的にもグリーンランド入植の開始時期であることから、西へ向かったヴァイキングの子孫たちの入植地で交易品としてセイウチを狩っていたと考えるのが妥当だろう。

"ヨーロッパでコレクションされているセイウチの牙のうち、1100年代までのものはほぼすべて、近場である東の海域でとれたものである可能性が高い。具体的にはバレンツ海やアイスランド、スバールバル諸島などの海域だ。

 しかし、その後の数百年、西暦1400年ごろまで、牙の出どころははるか遠くの西側の海域のものに変わっていた。これはグリーンランドに定住したノース人が、ヨーロッパと牙を取引していたことを示唆している。"


グリーンランドへの移住については、以前まとめた以下を参考に。

グリーンランドに移住したヴァイキングたちの その後
https://55096962.at.webry.info/201106/article_2.html?pc=on



画像



最初の移住者が5000人ほどで、16世紀の寒冷化によって居住条件が悪化、1500年代には全ての集落が完全に放棄されて入植は失敗に終わっている。しかし、この寒冷で食料にも乏しい土地で500年もコロニーを持続させられたこと自体が驚きであり、一体どうやって生き延びていたのかが謎とされていたりする。

だが、高価な交易品が入手できて、それによってノルウェーやアイスランド経由で必要なものを輸入できたのなら、入植地が存続できた理由もつく。また、グリーンランドへの移住自体も、単に土地を獲得するためではなく、交易による一攫千金的な意味合いを持っていたのかもしれない。

知られざる西方移住ヴァイキングのその後…。

もしかしたら先行して住んでいたイヌイットやパレオ・エスキモーたちとの熾烈な獲物争いなんかもあったりするかもだし、なんかこう、今まで語られなかったドラマが見えてくる気がするのですよ!

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