極北の糸紡ぎの常識が変わる…パレオ・エスキモーはヴァイキングに教わったのでは無かった

「赤毛のエイリークルのサガ」や、「グリーンランド人のサガ」に書かれた冒険譚――ヴァイキングが北米に到達したのは1,000年ごろのこととされる。その際に彼らが接触したのが「スクレーリング」と呼ばれる先住民。彼らの正体は、ドーセット文化の担い手であったパレオ(古)・エスキモー、あるいはチューニットと呼ばれる極北の民族だったと考えられている。…
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やっぱり航海実験が余計だった。「人類誕生」第三集、海を渡るホモ・サピエンス

NHKスペシャルでやってた「人類誕生」、最後の第三集をようやく見た。 うんまぁ、第二集までのときに予測したとおり、科博がやってるプロジェクトを無理やりねじ込んできてて、そこの部分めっちゃ要らないやつだった…。 公式ページ https://www.nhk.or.jp/special/jinrui/archive.html#ona…
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アイルランドで新たにストーンサークルの痕跡が見つかる。

巨石の輪、といえばイギリスにあるストーンヘンジが有名だが、同じようなものはスコットランドにも、アイルランドにも大小様々に沢山ある。そして、それらはみな、鉄器が使われだす以前の、石器時代~青銅器時代の遺跡である。 そんなストーンサークルの一つが、つい最近、畑の中にわずかに残っていた痕跡から発見された。 畑の中なので、表面に使われて…
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トリノ聖骸布の真贋論争を新たな視点から…「流れる血の跡の妥当性」

トリノにある「聖骸布」とは、十字架にかけられて死んだイエスの体を、十字架から下ろしたあとに包んだ布―― と言われているものである。包んだ布にイエスの姿が映りこんだといわれているもので、表面に死んだ男の姿が浮かび上がっている。 本でもネットでも情報はいくらでも出てくるものなので細かい説明はおいとくとして、その布には他の多くの聖遺物と…
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先住民族の定義でモメる理由が悲しい…アメリカの事例

オーストラリアやアメリカなどで「先住民」と言った場合、イメージするのに苦労する人はあまりいないと思う。また「先住民」と「あとからきた人」も判りやすくて、迷うことなんてないと思うだろう。後から来たヨーロッパの植民者と、元から住んでいた人々の間には、外見上も文化上も大きな違いがあり、区別はつくはずだと。 私がそうだった。 しかし、調べて…
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使い捨てプラスチック無くそうぜ! の裏側/誰が何のために始めたのかということ

何やら最近になって突然降って湧いたように見える「使い捨てプラスチックはもう廃止しよう」という話。前段となる話に言及するメディアが少ないせいで、なぜか突然、複数の国がこれに賛同して環境に配慮しだしたみたいに見えてるけど、きちんと前段にある「大人の事情」と繋げてみれば、何も不思議な話ではないのだ…。 使い捨てプラスチックが規制されるよ…
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エジプト・アレキサンドリアで発見の棺が「ミステリー」と呼ばれることのミステリー

エジプト・アレキサンドリアで、大きな未開封の石棺が見つかった、というニュースが、ちょっと前に流れていた。 どういうわけか「未開封の棺ミステリー!」とか「アレキサンダー大王の棺かも?!」などと言い出す人がいたが、ちょうど繁忙期に当たっていたのと最初からオチが判ってたので特に言及する気も起きなかった…。 案の定、数日後には中身が開封…
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フランス「モンブラン登山者多すぎ! 登山規制するで」←妥当

フランスとイタリアの間にある山、モンブラン。 欧州最高峰 4,810m。 富士山より標高が高いあたりからも察することが出来るだろうが、夏でも上の方はそれなりに残雪があり、「ブラン(白)」の名に相応しい容姿をしている山である。そのモンブラン、登山者多すぎ&死者続出で、フランスさんが登山規制を始めたようなんある。 欧州最高峰モ…
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サイス王朝のミイラづくり施設、サッカラ・ウナス王のピラミッド近くで発見される

エジプトとドイツの合同プロジェクト(エジプト側の発表だと「元々エジプトのプロジェクトでドイツやアメリカから専門家を招いた」)で、第五王朝ウナス王のピラミッド近くからミイラづくりの作業場が見つかったというニュースが流れていた。第二十六王朝(サイス王朝)~ペルシア支配ごろのものだとのこと。つまり二千年近く経ってからも、エジプト人はピラミッド…
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新世界、失われた最初の「イヌ」の遺伝子。~海を渡った幻の犬たちの物語

に残っているネアンデルタールのDNAと大して変わらん。という研究結果があった。ちなみに残りのDNAは、ヨーロッパ人が連れ込んだイヌたちのDNAだという。ヨーロッパ人がアメリカ大陸に移住を始めてから500年ほどしか経っていないが、その間に連れ込まれたイヌたちが、南北アメリカ大陸の、既存のイヌたちのDNAを置き換えていったのだ。 …
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また人類史が書き変わる…? アフリカ外で210万年前に既に石器がつくられていた可能性

毎度言ってるけど人類史は今とてもホットなジャンルの一つで、ものすごい勢いで新発見や新たな研究結果が追加されているので、ぶっちゃけ「今」人類史を書いても「とりあえず今んとこは」という枕をつけるしかない状態なんですよ。。。とはいえ、これが追加されると既存説との整合性がとれなくてやばみ。 210万年前の石器を中国で発見、アフリカ以外最古…
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エジプト西部砂漠とリビアン・グラスの謎~巨大クレーター「ケビラ」の成分分析

リビアングラスというのは、エジプトとリビアの中間地域の砂漠でとれる、黄色っぽいガラス質の鉱物。 いまのところどうやって出来たのか正確にわかっておらず、「隕石の衝突によって出来た説」、「地底の熱によって出来た説」、「彗星爆発によって出来た説」などがある。 隕石の衝突、地熱説について書いた記事 http://55096962.at…
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飲兵衛の道はオリエントより。エジプトで5,000年前のビール醸造所が見つかる。

夏だ! ビールだ! ビアガーデンだ!! というわけで(どういうわけだ)古代エジプトのビールづくりのお話なのです。 なお最初にビール作ったのはメソポタミアかエジプトか、という最古論争もあったりなかったりしますが、当方では戦争を回避するために ほぼ同時に始まってるけどエジプトのは現代でいうビールに近く、メソポタミアのは麦焼酎に近い …
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ハンニバルの象とアルプス越えの峠の謎。「アルプスを越えた象」

「アルプスを越えた象」は古本屋で発掘してきた本で、1991年発刊となっていた。 しかし翻訳本で、原著自体は1955年に出ている。だから今から半世紀以上も前の情報で書かれている内容となる。 にも関わらず興味を引かれたのは、この本の中で推定されているハンニバルのアルプス越えルートがトラヴェルセッテ峠だからで、最近話題になっていた うんこ…
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古代エジプトの「青」の使い方。

こないだミホミュージアムの「赤と青のひみつ」という特別展示を見てた中に、エジプトの青には銅とコバルトの二種類があり使い道が別れている、という記述があって「ん?」と引っ掛かったのでついでにちょっと調べてみた。 ・銅から発色される「青」は、ファイアンスの焼き物や、エジプシャン・ブルーと呼ばれる壁画で使われる染料の元になる。 ・コバル…
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「オシリスの復活」階段ピラミッドの隙間からオシリス神のブロンズ像、見つかる

エジプト最古のピラミッド、ジェセル王の階段ピラミッドの修復作業中、岩の隙間からブロンズ製のオシリス神の像が発見されたらしい。ただしこの像は末期王朝時代に何らかの儀式でここに置かれたものと考えられており、ピラミッドの作られた古王国時代のものではないという。建造から数千年の時を越えてなお、信仰の対象として扱われていたという事実は面白い。 …
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エジプト・アレキサンドリアの博物館で、WWⅡ中に隠された遺物が見つかる

博物館の中庭から、埋められた数百点の遺物が見つかり、どうやら第二次世界大戦中に戦火を逃れるために避難されられた品っぽいと判った、というお話。 https://www.jiji.com/jc/article?k=20180706037368a&g=afp 見つかったのはグレコ・ローマン博物館で、アレキサンドリアに首都の…
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「定住」と「非定住」のはざま/その中間における生活と文化について

古代史、とくに農耕が開始される以前の考古学の資料を見てると、出てきた集落が定住集落なのか一時的な住居なのかにやたらとこだわっていることがある。 定住が自宅、一時的な住居がウィークリーマンションかペンションのようなものだと想像してほしい。 自宅はすぐには使わない色んなものがしまわれており、人によってはモノの整理が悪くてあちこちに散…
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縄文時代のタイムテーブルにある空白の謎と縄文展の自分的な見所

東京国立博物館で、縄文展が開催される。 http://jomon-kodo.jp/ というわけで縄文時代の見所のおさらいをしてみたい。 言いたいことは、以前以下に書いたとおりである…。 [>縄文土器の歴史を調べてみたら、なんか空白期間があることに気づいてしまった http://55096962.at.webry.…
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夏休みの自由研究の季節がやってクルー、ミイラの作り方講座が熱い

今年もお子様用の夏休みの自由研究ネタが向こうから歩いてくる季節になりましたわよ奥様方! ベリーダンス講座とかは大人向けですけども。護符つくったり楔形文字書いたりは絶対楽しい。 あと今回は、人形を使ったミイラづくり講座(実演)もあるのですねー! やりたい…めっちゃやりたい…休日出勤の日でなければ…(´;ω;`) …
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ギザ台地で4,500年前の住居跡が見つかる。(ピラミッド建造時代)

こんなクッソ暑い時期に発掘なんてしてて大丈夫なのか。さては考古学者の我慢大会か。 エジプトはギザで、4,500年前のピラミッド建造時代の建物跡が見つかったらしい。 一軒はパンを焼いたり動物をシメたりする食料生産用の建物、もう一軒はパラミリタリーの駐在所だという。パラミリタタリーは日本語だと準軍事組織とか国境警備隊、憲兵隊などとい…
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人類の進化と拡散のモデルがどんどん書き変わっていくぞ! この先どうなっちゃうの

進化の系統図やアフリカからの拡散ルートなど、この数十年、ものすごい勢いで書き変わっていく人類の歴史。 その現在の最新状況はこんな感じになっている…。 How did Homo sapiens evolve? http://science.sciencemag.org/content/360/6395/1296 …
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ローマ教皇「キリスト教徒なら橋をつくれよ」ロシア「作ったで?」

ここまでの流れ ・アメリカ大統領トランプ、メキシコから流入する不法移民対策としてメキシコとの国境に壁を作ると宣言 https://www.cnn.co.jp/usa/35108470.html ・メキシコを訪問したローマ教皇フランシスコ「どこであれ壁を築くことしか考えず、橋を架けることを考えない人間はキリスト教徒で…
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ゆるくてくだらないファラオ漫画。「ファラ夫」

エジプトネタは とりあえず 食べてみます(いつもの宣言) タイトルにひねりも何もない。そして中身も特にひねってない。 そういうわりとどうでもいい系の日常マンガを見つけた。 ファラ夫(1) (ヤンマガKCスペシャル)講談社 2017-12-06 和田 洋人 Amazonアソシエイト by エジプトネタは特になく、ファ…
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桃源郷と呼ばれる美術館に、エジプトコレクションを見に行ってきた

桃源郷をコンセプトに山奥に作られた美術館、「ミホ・ミュージアム」。 その独特のたたずまいや質の高いコレクションから日本より海外で名を知られており、駅から約1時間もバスに揺られなければ辿り着けないというのにバスは満員で国際色豊かであった。 実はこの美術館、世界でもここでしか見られない一級品のエジプトコレクションがありましてですね。…
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