現在位置を確認します。

アクセスカウンタ

zoom RSS サイス王朝のミイラづくり施設、サッカラ・ウナス王のピラミッド近くで発見される

<<   作成日時 : 2018/07/21 00:10   >>

トラックバック 0 / コメント 0

エジプトとドイツの合同プロジェクト(エジプト側の発表だと「元々エジプトのプロジェクトでドイツやアメリカから専門家を招いた」)で、第五王朝ウナス王のピラミッド近くからミイラづくりの作業場が見つかったというニュースが流れていた。第二十六王朝(サイス王朝)〜ペルシア支配ごろのものだとのこと。つまり二千年近く経ってからも、エジプト人はピラミッドの側でミイラを作り続けていたのだ。

More on Mummies, embalming equipment discovered south of Pyramid of Unas in Egypt's Saqqara
https://archaeologynewsnetwork.blogspot.com/2018/07/more-on-mummies-embalming-equipment.html

画像


これが面白いのは、ただの「墓」とか「埋葬」じゃなく、「ミイラづくりの作業場(Mummification Workshop)」と墓がセットになった施設だということ。人間対象にしろ動物対象にしろ、ミイラづくり作業場の遺構はあまり見つかるものではないので、確かに珍しい発見だと思う。

ミイラづくり工房に隣接して共同墓地も作られているのは、現代でいう墓場の隣が焼き場、みたいなノリだ。ミイラづくりはすさまじく悪臭が出るものなので町の近くにはつくりづらい。新王国時代も王家の谷にミイラづくり工房跡らしきものがあったりする。


興味深いのは泥レンガに囲まれた穴におさめられたミイラで、穴に入ってるのはナトロンにつけられていたためで、これから包帯をまくための準備がされていたのでは? という話なのだが、それって乾燥終わった時点で放置されてそのままってことじゃ…。ミイラ化されてる人かわいそう。職人と故人の家族はいなくなっちゃったのか? 見つかっているマスクなどからしてそれなりの身分の人たちがお世話になるミイラづくり施設だったみたいだけど、放棄されたときに何があったのかとても気になる。

ペルシアに侵入されて大混乱だったから忘れられた、なら判るのだけれど、ペルシア支配時代通して使われ続けていたなら、ペルシア支配振り切って独立する時の混乱が原因なのかなあ。

ちなみに古代エジプトの宗教ではミイラ化して保管された肉体がないとあの世から魂が現世に戻ってこられないことになってたんだけど、ミイラ化途中で作業中止された場合はどういう扱いになるのか、そこもとっても気になりますオシリス様。


なお、こちらのソースだと、墓の構造なども提示されている。けっこう深い…。
また、プサメティク王など過去に発掘されたサイス王朝のファラオたちの墓の再調査もこれからするよーとなっている。

http://luxortimesmagazine.blogspot.com/2018/07/new-discovery-mummification-workshop.html

画像

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

サイス王朝のミイラづくり施設、サッカラ・ウナス王のピラミッド近くで発見される 現在位置を確認します。/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる