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zoom RSS クフ王の肖像

<<   作成日時 : 2008/03/03 00:10   >>

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クフ王といえば、ギザに建つ大ピラミッドのうち、(完成当初では)最も高い1つを作った王として知られる人物です。

しかし、知名度とは正反対に、この王について実際の姿や、ピラミッド以外の行政をしめす資料は、今のところほとんどありません。
2008年3月現在でいえば、よく知られているこの坐像が、一般の人々が想像の手がかりとして手に入れることのできる、おそらく唯一の資料でしょう。(クフ王ではないかとされるもう1体を見たことがありますが、確定した話なのかどうか未確認なのでここでは扱わない)

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いかにも大ピラミッドを作った王にふさわしく堂々とした装いで掲載されていることの多い、この有名な像ですが、実は拡大写真です。この像が、大人のてのひらより小さいということは、意外と知られていないのではないでしょうか。

センチに換算すると約7.5センチ。どのくらいかというと、ちょうど、うちにある食玩フィギュアのラメセス2世を台座に載せたのと同じくらいです。

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急須・湯のみと並べても、あまりに小さい。

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しかも、素材である象牙の保存状態はかなり悪く、王の姿を残す唯一の品としては少々寂しい遺物です。この像から生前のクフ王の姿を想像するのは、難しいかもしれない。難しいというより、… … あまり根拠にはならないかもしれません。

実際の大きさを知らないまま、実物を見るためにカイロ博物館を訪れた人は、そのあまりの小ささに驚くか、あるいは失望するのではないかと思います。いつも思う、写真を載せるときは横に縮尺を書くか実際の大きさを表記しておくべきだ。でなければ、この出来の悪い頭でっかちな像だけが、実在したクフ王の顔として、記憶に残ってしまうでしょうから。


●遺物データ

所蔵:カイロ・エジプト博物館(1F) 番号:JE36143
発見地:アビュドス(1903年)、オシリス神殿
高さ:約7.5センチ 幅:2.5センチ 奥行き:2.9センチ
製作年代、製作者不明


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