現在位置を確認します。

アクセスカウンタ

zoom RSS 今年は平成30年! 即位30年目といえば…そう、セド祭の季節だ!

<<   作成日時 : 2018/01/13 00:10   >>

トラックバック 0 / コメント 0

即位30年! おめでとうございます!
というわけで古代エジプト的にはセド祭の季節でございます。

説明しよう、セド祭とは――

古代エジプトでファラオが即位30年に達すると行われたお祭り。王位更新祭という名前で呼ばれることもある。古代エジプト語では「ヘブ・セド」という名前で呼ばれ、最古の例の一つは第一王朝のデン王まで遡ることができる。また、前800年ごろまでは継続されていた証拠があり、およそ2,000年以上に渡って継続された伝統ある祭りと言える。

祭りは、王が国土に見立てた土地を走り回ることによって国土の安泰を祈るとともに、自身にまだ王たりうる活力のあることを知らしめ、王位を「新たにする」意味を持つ。最初の祭りが30年目、以降はだいたい3年ごとに繰り返された、となっているが、実際には30年より短い年数で最初の祭りが行われていたり、実際は行われていなかったはずの祭りが記録に残っていたりするので、時代ごとにやり方は多少違っていたらしい。ともあれ、古代エジプト人にとって「30年目」はひとつの大きな節目という認識であった。

画像


* セド祭に挑むハトシェプスト女王

画像


* 上がジェセル王、下がデン王

いずれの王も王冠を被り、王権を意味する杓を手に走っていることがわかる。これが基本スタイル。
二つの国(上エジプトと下エジプト)を意味するれんがの間を走ったらしいこと、各州の州知事が国民代表者として儀式に出席したらしいことなどがわかっている。

この儀式は王にとってひとつの憧れのようなものでもあったと考えられている。即位して30年というのは当時としてはけっこう長寿な部類だし、安定した王権がなければ30年目を迎えることは難しいからだ。

長寿社会である現代日本人も、30年目の素晴らしさを感じて、日本の国とか讃えようじゃないですか。まあ日本におわすのは王じゃないんですけども。かつて神と同一視されていたということで、そこはなんとなくあれであれをあれしててですね。(※政治的に配慮したぼかし)


ちなみに、アクエンアテン王は即位2年目でもうセド祭をやった記録がある。アマルナへの遷都は即位5年目なので、まだアマルナに移動してないがどこで走ったんだ。
長寿王ラメセス2世の行ったセド祭の回数は13もしくは14回。さすがに80歳越えて走れたわけがないので、第19王朝時点のセド祭では、すでに「王がそんなに走れなくてもいい」ってことになっていた模様。

祭りの行われる場所は、王によって異なり、アメンヘテプ3世はテーベ対岸のマルカタ王宮で、ラメセス2世はピ・ラロセスで行っているが、多くの王はおそらく上エジプトと下エジプトのちゅうど中間であるメンフィス周辺で行ったはずと考えられている。


****

なお、古代エジプトで治世30年が「すごく ながい」の象徴だったように、日本でも即位30年以上を迎えた為政者はあまりいない。ていうか今生陛下・昭和天皇・明治天皇を除くと数人しか見当たらない。即位30年はすごいことなんだ…。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

今年は平成30年! 即位30年目といえば…そう、セド祭の季節だ! 現在位置を確認します。/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる