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zoom RSS ウガリットの「鉄+銅」斧 

<<   作成日時 : 2018/01/12 00:10   >>

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ウガリット(Ras Shamra)出土の鉄と銅を組み合わせた、いわゆる「バイメタル」系の武器。
紀元前1,500年(出典元だと1,400年としている)のもので、まだこの地域では鉄器の製作が始まっていない時代。使われている鉄は隕鉄である。実用性は無く、儀式用と考えられているが、美しい装飾が残り、非常にレベルの高い公共品となっている。

画像


Oldest Iron Objects Came from Outer Space
https://www.livescience.com/61218-photos-oldest-iron-daggers-outer-space.html

現在はアレッポのナショナル・ミュージアムに所蔵…されているはずなのだがISの攻撃やら政府軍と反政府組織との衝突があってあれやこれやしたので無事かどうかはよくわからない。

なお、出土地のRas Shamraはエジプトとヒッタイトという二大帝国の間に挟まれていた位置に当たり、両方の文化が流入する位置にある。しかし、以前、以下の記事で書いたように、銅と鉄を組み合わせて使う文化はヒッタイト帝国の広がっていたアナトリアでは「見つかっていない」のである。

青銅→鉄器時代への狭間に存在したバイメタル文化と製鉄技術の伝播について
http://55096962.at.webry.info/201708/article_9.html

ということは、ウガリットのこの斧の技術はどっから来たかということ。

イランのバイメタル文化圏とつながっていたのなら、ヒッタイトもエジプトも、奇妙にもこの技術を採用しなかったことになる。もちろん、強度という意味ではあんまりメリットはないわけだが…金属器に宗教的な意味を持たせていたのは、この地域も二大帝国も変わらないはずなので、採用されてもおかしくはないと思う。

些細なことだが、ちょっとした疑問である。
こんどまた・・・しらべて・・・きま・・・(山積み

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