現在位置を確認します。

アクセスカウンタ

zoom RSS エジプトさんはいい加減、新しい発掘より既存品の調査に労力を傾けたほうがいいと思う

<<   作成日時 : 2017/02/21 00:10   >>

トラックバック 0 / コメント 0

エジプトさんだけじゃなく、エジプトから持ち出された遺物を所蔵している全世界の美術館・博物館に対して言えることだと思うのだが…。
新発見を負うんじゃなくてさ、

 既存のやつ再確認しましょうよ

何でこんなことを言い出すかというと、最近漁っていた資料に出てくるもろもろについて、一度もきちんと調査されてないとか、、最後の調査が100年くらい前とか、そもそも回収されたあと今どこにあるのか分からないとか(!)、なんか凄いことになってる遺物が多すぎて、むちゃくちゃじゃねーかよって思ったからである。

例)
・ラメセス2世の嫁、ネフェルタリのミイラ(と思われる破片)→最近ようやく調査

・先王朝時代の鉄製ビーズ→最近成分調査しなおしたけど錆びすぎててヨクワカラン

・ファラオのミイラ→大半が発見時の調査のみ 概要データしかない…


ツタンカーメンの子供とされる流産児のミイラに至っては、探し回ったあげく部屋の隅のダンボールから出てきて半分崩れかけてるとかいう映像が某番組で流れてましたし(´・ω・`)


今ある遺跡はさっさと発掘しないと、盗掘被害に逢う、っていう理屈は分からなくもない。
が、そんなすぐに出てくるような遺跡なら、もうとっくに盗掘されていると思う。「アラブの春」などと呼ばれた(どっちかというと実際は「沈黙の春」だった)民主化運動の後、エジプトの砂漠は衛星写真からも分かるくらい徹底的に盗掘されている。エジプト政府はその被害状況を正確には把握できていない。各地のオークションや税関で、盗掘された遺物が押収されて初めて実態の一端が明らかになる程度だ。それより今は、今"あるもの"を確実に未来につなげるほうに、もう少しリソースを割いてはどうか。


遺跡も遺物も、見つけてハイ終わりというものではない。
分析して意味合いを理解して、歴史の中で正しく位置づけてこそである。掘り出して終わりなのは宝探し、盗掘者と変わらない。
エジプト国内にも、国外にも、過去に掘り出された山のような遺物が手付かずのまま眠っている。博物館に100年眠っていたパピルスを読み直してみたら? 人知れず忘れ去られていた壷のふたを開けてみたら? 歴史的な発見というのは、今まで何度も、そうしたちょっとした"見直し"の中から世の中に現れてきた。今あるものを分析しなおすだけでもおそらく、新事実を見つけることは出来る。

砂漠の中ではなく、博物館の地下室を、本棚の裏側を、鍵のかかった倉庫の中を漁る学者がいてもいい。
いや、居てください。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

エジプトさんはいい加減、新しい発掘より既存品の調査に労力を傾けたほうがいいと思う 現在位置を確認します。/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる