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zoom RSS パルミラ写真集を買ってきた、悪くはないが著者の売りが活きていないのが残念。

<<   作成日時 : 2016/11/18 00:10   >>

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ISが爆破したせいで、今はもう多くの建物の形がなくなってきまったパルミラ遺跡。
そのパルミラの「ありし日の姿」ということで写真集が出ていた。パルミラ遺跡だけの写真集は持ってないのでなんとなく買ってきた。

…のだが、「悪くはないが取り立てて良いともいえない」というビミョウな感じの本になっていた。




まず大きな問題点だが、著者は写真家ではない。

なので、プロ写真家の写真集を見慣れていると、「えっらいピンぼけした写真ばっかりやな…」と思うに違いない。撮影者の思いいれがあるのは良い。が、純粋なフォトグラフとして見た場合、単なる旅行者のレベルを大きく越えるものではない。それが良く判るのが夜の写真の部分で、「これ露光全然足りてない…普通のデジカメでももうちょっと…」的な気分になるかもしれない。

でも考古学者が写真とってるなら一般人とは違う観点なんでしょ? と思うかもしれない。残念ながらそこも違う。著者の専門は中国、シルクロードなので、パルミラ遺跡とパルミラの繫栄した時代についての知識はあまり深くない、っていうか一般旅行ガイドの範疇を超えていない。辛うじてシルクロードへの言及部分にこだわりらしきものが見えたが、著者の持ち味を活かすという意味ではあまりにも不足している。

パルミラと、その周辺の関連遺跡の写真集。という意味ではコンセプトは良かったのだが、いかんせん、「写真家でもない人に写真集を出させた」「中国史メインの人にパルミラを語らせた」「名誉教授を連れて来たのにウンチクが浅い」という、どっち方面も中途半端な状況を生み出してしまった、ちょっと残念な本になってしまった。

書店はいい加減、著者の「肩書き」で本が売れる時代など終わったのだと気がつくべきだ。写真集として出すなら、この本の二倍の値段を出すからプロ写真家の撮った写真集めてきてほしい。今のままだと、Pintarestあたり行って一般旅行者のパルミラ写真をかき集めてくるほうがいい、ってことになります…。


※参考 Pintarestで見られるパルミラ写真

画像


ざっくりいうと写真とか絵とか専門の検索エンジンみたいなサービス。
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写真集を出す出版社に意識してほしいのだが、今の世の中には検索一発で無料で手に入るものが沢山あるので、有料でしかも「本」という媒体で出すのなら、それらと違う付加価値をつけないとダメです。それをせずに「売れない!!」とか騒ぐのはマーケットリサーチ不足なのです。

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