現在位置を確認します。

アクセスカウンタ

zoom RSS 出オチと呼ばないで! 古代エジプト王、ネコ二世 その華麗なる経歴と、ウケない理由の考察

<<   作成日時 : 2016/09/19 00:10   >>

トラックバック 0 / コメント 0

古代エジプト王 ネコ二世。

第26王朝の王様で、即位は紀元前610年。
経歴はなかなかすごいのに、その名前の可愛らしさから出オチ扱いされるファラオ様である…
http://www.moonover.jp/bekkan/chorono/farao_26th_03.htm

画像


この王様がまず勘違いされているところは、名前の「ネコ」の部分。これ勿論、日本語でいう「猫」のことではないです。古代エジプト語読みだとネカウ、ネコ(Necco)はギリシャ語文献基準の読み方なんだな。なのでエジプト資料的にはネカウ・ウェヘムイブラー陛下ですかね。

この王様がやったこと。

 ・アッシリアの支配から脱出、逆にバビロニアに攻められてるアッシリアに援軍を出す
 ・エジプト初の海軍設立
 ・スエズ運河構想と着手、ただ通行が出来るほどの水路が完成に至ったかは諸説あり
 ・船乗りに史上初のアフリカ一周航海をさせ、アフリカが大陸であることを証明
 ・イスラエル併合

どうですか、この素晴らしい経歴!

特にスエズ運河構想とか、この時代にもうやってたんですよマジで。プロジェクトX風味の番組が一本作られてもおかしくない。アフリカ周遊も凄いんだぞ。バスコ・ダ・ガマなんて「ガマ(笑) 二千年遅れてる(笑)」レベルに出来るんですよ?

ギリシャ人入植者をエジプトに住まわせてたり、傭兵として雇ったりしてた関係でギリシャ語資料も一杯ある。でも全然知名度ない。なんでだ。僕はね、こういう王様にもスポットが当たってもいいと思うんだ。(力説中)




ただ、実際この王様に触れた資料はあまりない。学術書は聖書がらみで多少あるくらい(イスラエルを併合しているので)、二次創作ともなると皆無。業績は優れていながら、である。

時代的には、アッシリアやバビロニアからの視点もあるし、新しい分、それ以前の時代の王よりは資料は揃っているほうだと思う。にも関わらず触れられない。

そこで思い当たったのだが、人気ファラオになるために必要なのは実際の業績より人間味の感じられるエピソードなのかもしれない。世の中的には、大国を支配した隆盛の王よりも、斜陽の時代の悲劇の王のほうが興味をそそるものなのだ。巨大なピラミッドを建てた王よりは、なんだかわかんないうちにカバ狩りで溺れ死んだ王のほうが注意を引く。そんな感じ。

ネカウ2世、確かに、彼自身の生身のエピソードはあんまり無いんだよなぁ。


結局、名前のぱっと見の可愛らしさでまずアピールし、覚えてもらってから突っ込む以外にメジャーに上がれる戦略を思いつかない方なのであった。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

出オチと呼ばないで! 古代エジプト王、ネコ二世 その華麗なる経歴と、ウケない理由の考察 現在位置を確認します。/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる