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zoom RSS 古代エジプトのハリネズミたん

<<   作成日時 : 2016/08/03 00:10   >>

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古代エジプトのハリネズミたんの置物がかわいらしすぎるって話ですよ。

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青いのは釉薬をかけた焼き物で、ファイアンスというもの。かわいい。
中王国時代のものから末期王朝あたりまで、幅広く墓から出てきている。美術館の収蔵品やオークション(!)でよく見かけるんだけど、これが何を意味しているのか分からなかったのでちょっと調べてみた。ハリネズミを象徴とする神様は聞いたことがないので、たぶん神様ではないんだろうなと思いつつ…

http://www.bridgemanimages.com/en-US/asset/107027/

https://www.curatorseye.com/item_detail.php?Item=3958#Cat=082&SubC=073


●冬眠から目覚めるのが復活の象徴という説→アフリカのハリネズミは冬眠しない…

ハリネズミ冬眠するのかよ! それなら納得だな! と思いながら調べてみたのだが、北アフリカに一般的に見られるHystrix cristataはどうも冬眠しないやつらしい。(アジアのハリネズミの仲間は冬眠する)
http://www.arkive.org/north-african-crested-porcupine/hystrix-cristata/

ということは、この説はどうも違いそうだ。ていうかエジプトは冬でもそこそこ暖かいから、冬眠する必要ないよね…。



●古王国時代には船乗りの守り神?→普通に死者の守り神のような気がする

スカラベのように身を丸めているハリネズミの護符は、船乗りのお守りだった、と言う説があったのだが、新王国時代にもハリネズミの護符はあるし、船乗りの護符ではなく死者の護符として使われている。

http://www.metmuseum.org/toah/works-of-art/22.1.301/

そもそも冒頭のハリネズミの焼き物だって墓から出てくるわけだから、たぶん一般的には死者お守りだったのだと思う。


●夜行性なので夜の守り神だった説

ハリネズミは夜行性で、虫や小型の爬虫類を捕食する。人間にとっては益獣。
しかもトゲトゲがぶわっと広がって強そうなので、夜=死者の世界でのお守りになる。というのが、最終的に残った「ありそうな説」だ。ただし特定の神様に結び付けられていたという証拠は特になく、ハリネズミが神格化された形跡も(少なくとも末期王朝以前には)見つからなかった。

単純に、身を守るためのトゲトゲが強そうだったからお守りにした、というのがありそうだ。
それなら気持ちはなんとなく分かる。ただヤツラはおどかすと人間にも攻撃してくるから、そこだけは扱いに注意が必要だね…(笑

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