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zoom RSS ライチョウの棲み家は山の上。幻の鳥に逢いに行ってきた

<<   作成日時 : 2016/08/31 00:10   >>

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今年の夏休み山行はライチョウに逢いに行くと決めていた。

ライチョウの本を読んで、昔より数が減ってるとか、温暖化が進むと高山植物帯が後退してライチョウの棲家がなくなってしまうとか書かれてて不安になったからだ。そこでライチョウの多い北アルプスの山で探してみることにした。事前に資料を見ると、一つの山に棲むライチョウは多い山でも200羽。果たして逢えるものかと思ったが、思ってたより普通にそのへんにいた(笑)

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わかるかなーこれ。
拡大するとこんなかんじ

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ハイマツ(地面に這うように生えている高山仕様のマツ)の間で、コケの上にちょこんと座っている。
ライチョウは人間をあまり恐れないので、逃げもせず、アラようこそアタシの家へ、くらいの雰囲気でお澄まししている。岩の上をぴょんぴょん歩いてたりするのだが、飛ぶときは普通に飛ぶ。そして近くにくると意外とデカいことに気づく。

今回の登山では、天候がビミョウで晴れたり曇ったりを繰り返していたこと、夏休みも終わり間近で登山者が少なかったことがあって、多くのライチョウに出会うことが出来た。カメラを取り出すのが遅い&写真がヘッポコなのでまともに撮れたのこれしかないけどな! 道の真ん中でぼーっとしてる奴とかいたんだけど。。

彼らは高山植物を食べて暮らしていて、生態系ヒエラルキーの中では下層に位置するという。
キツネやサル、カラス、イタチなどが山の中に入り込んだり、タカやトンビにも狙われたり。なので、天敵の少ない悪天候時のほうが安心して出歩けるのだという。ちょっと切ない。今回ライチョウに運よく出会えたのは、そういうことなんだろう。



彼らの棲める領域は、気候の変化とともに確実に狭まりつつある。
環境の変化に弱いのは、進化を拒んだ生物の必然。

絶滅危惧種で生存の危ぶまれているライチョウに、大自然の中で会える時間は、もう多くは無いのかもしれない。




基本データ:

 ・氷河期末期に日本に渡ってきて、そのまま進化せずに生きてる2万年モノの種
 ・暖かくなってからは高山に移動し、標高2500m以上の場所でしか暮らせない
 ・厳寒期でも棲家を移さず、積雪の中に雪穴を掘って暮らす
 ・完全高山仕様。悪天候でもドカ雪でも生き残る。逆に暑さには強くない、捕食動物に弱い


*****

ライチョウに初めて会ったのは、高校生の頃に登った北岳。

その頃はライチョウのことをあまりよく知らなくて、「わーこんな山の上にデカいキジみたいなのがいるー」「ヒナがカルガモみたーい」みたいな感じだったのだが、実は北岳のライチョウは 絶滅したと思われていた らしい。

ライチョウは生きていた 絶滅懸念の北岳で発見
http://www.asahi.com/eco/TKY200807280038.html

つまりあのとき私がこれを知っていて先に報告していれば、報告者になれた、かもしれないのだ…まぁ結果論なんですけど…けど…。
当時は、そんな貴重な鳥を見てるとは露ほども思ってなかったんだよなあ。


ライチョウさんを絶滅に追いやろうとしている原因の一つには、登山者が捨てたゴミを狙ってカラスやイタチなどが麓から上がってきてヒナを狙うせいもあるという。登山者のみんな、ゴミはちゃんと持ち帰ろう。あと、動きのトロいライチョウ一家を見かけても、触ったり追いかけたりしちゃダメだよ!


*****

二万年の奇跡を生きた鳥 ライチョウ
農山漁村文化協会
中村 浩志


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この本の、真冬の積雪の中で暮らすライチョウの姿はなかなかの感動。
夏山は行くけど冬山は行かないので、冬の姿はこの写真集を開くまで知らなかった。

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