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zoom RSS 遺跡の保護には土地を畑にすればいい! 利用されていれば盗掘されない逆転の発想

<<   作成日時 : 2016/08/29 00:10   >>

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ペルーで発掘をしてる日本人の先生が書いていた話である。
 「遺跡の上に畑があれば荒らされない。」
えっ遺跡の上に畑作っていいん?! と思ってしまうところだが、こういうことだ。

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すっごいザックリした図だが、…畑を上に作ってても、農業で掘り起こす土や植物の根は遺跡まで届かないから痛まないジャン、ってことだ。これは実際のところ、現実的かつ効率的な方法なんだという。

遺跡が発見されても、近隣に既に近隣の住民が住んでいることが多く、遺跡を保護するからと土地を利用禁止にすると反発を食らう。土地を買い上げて常時見張りをつけておく予算も無い。しかも遺跡があると噂が広がれば、調査前に盗掘されてしまう。

が、そこに畑なり村なりがあって土地を利用し続けていれば、自分たちの土地なのだからと近隣の住民が土地を監視するし、盗掘者もおいそれと近づけない。だから、発見したものの発掘の目処がたたない遺跡や、発掘完了後に埋めもどした遺跡なんかは、住人に明け渡してそのまま利用し続けてもらうのが一番いいんだという。

これって日本でも使えるんじゃない? と思った。
というかもう使われてそうだけど。さすがにミカンの木とかの根っこが深く張られるやつはだめだと思うけど、一年草の作物を育てるなら、むしろ柵で囲って空き地にしとくより保存されるんじゃないだろうか。



遺跡というと、どうしても「隔離して保護しなきゃ」という意識が働く。
しかし、場所や条件によっては、「隔離」は必ずしも正しい選択ではない。むしろ遺跡が残ってるっていうことは、そこに住む人たちが長年、共存できてたってことなんだよね。その共存の仕組みは、変えないほうがいいんだと、なるほどなぁと納得したのでここにメモっておく。

(バーミヤンの遺跡も、近所の人は共存できてて、壊したのは他所から来た連中なんだよね…
(ただエジプトの場合は、盗掘が文化・伝統になっちゃってるので、隔離以外の方法はとれない…




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