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zoom RSS 「ニーベルングの指環」第一夜、「ラインの黄金」を観に行ってきた。オーディン様のやらかしっぷりがwww

<<   作成日時 : 2015/10/18 00:10   >>

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久々にオペラ!

というわけで、新国立劇場まで「ラインの黄金」見に言ってきた。

画像

http://www.nntt.jac.go.jp/opera/dasrheingold/


●ニーベルングの指環 とは?

ドイツの中世叙事詩「ニーベルンゲンの歌」を元ネタにして19世紀にリヒャルト・ワーグナーが作り上げた壮大なオペラ作品。フル上演だと4日かかる。「ラインの黄金」は序夜にあたる部分。
「ニーベルンゲンの歌」は北欧神話と繋がっており、共通部分は「詩のエッダ」の中にも登場している。ワーグナーは「ニーベルンゲンの歌」と北欧神話の中のエピソードをひっくるめて混ぜて再構成しているため、ストーリーは「ニーベルンゲンの歌」より神話寄りになっている。ちなみに登場する神々のキャラクターは、元の北欧神話からはかなり異なったものとなっている。

神話とオペラの神々の役割の違いは こちら
序夜「ラインの黄金」のあらすじは こちら を参照。


●あらすじを三行で言うと

・ヴォータン(オーディン)が巨人族に城を作らせるが代金を支払いたくないので小人から黄金と魔法の指輪を奪って呪われる
・その呪いでいずれ神々とか世界とか大変なことになる
・全部オーディン様のせい。

分かりやすいですね!

****


というわけで序夜はオーディン様が全力でやらかす(のちの世界の破滅の原因を作る)回なのですよっ。

今回は序夜部分だけの上演だったんだけど、いやーやっぱりオペラはいいっすね。ていうかオペラは日本が最高だと思うんですよ。ウィーンいったときにもオペラを見たけど、会場がちょい寒かったし、値段のわりに席もあんまり良くなかった…。ちぅかウィーンで見た演目が、あまりよく知らないプッチーニだったというのもあるんだが。

日本で見ると舞台脇に日本語でセリフ解説出るしね!!!


事前ネタバレ一切なしで行ったので、演出が近代的なのはけっこう笑っちゃった。

ヴァルハラの城はどう見ても工場の夜景で、リフト動いてるのが見える(笑) そこへ登場する巨人たちは工事現場のアンちゃん風味(塗装工)、「俺たちは寝ないで城を作ってきた」「汗水たらして働いたんだから約束の報酬をくれ」のセリフがむっちゃ納得できるという。二色塗り分けポール、それは武器なのか君たちの武器なのか。

働いてお金をためるのはつつましやかに女房を迎えて暮らすためさー とか言い出して、 やめて! ドカタ業でお金溜めるとかリアルすぎるやめて!! って感じになってた(笑) そんなガテンの怖いお兄さんたちがお仕事の代償としてもらう予定だったのは女神フライヤ(フレイヤ)。けれど若さのリンゴの主である彼女を奪われると神々は老いてしまう。

フレイヤを渡したくないヤのつく自由業風のヴォータン様、グラサンに帽子のテキ屋の兄ちゃん風の炎の神ローゲとともに、地下世界に住むニーベルング族の小人アルベリヒから黄金をせしめに行くのだが、ロキはロキでどう見てもイカサマ師だろっていう「信用ならない」感バリバリ、アルベリヒは完全にブラック企業の社長である。

ブラック企業と化した地下世界で、社蓄ミーメは実の兄に奴隷のようにコキ使われていると嘆き、ローゲに騙されて破産したアルベリヒは、指輪を手にした者は皆死ぬのだ! という強烈な呪詛を吐く。
ちなみにニーベルング族はみんなヘッドランプ装備である。
…ヘッドランプのきらめきで黄金を表現しつつ、地下世界感も演出するとかやるじゃねぇかって感じ。まぁ新しい。

指輪はフライアを取り戻すため巨人たちのものとなるが、その指輪をめぐって二人の巨人たちは争いあい、弟ファーフナーが兄を殺して指輪と黄金を持ち逃げしてしまう…。

ちなみに殺されたファーゾルドはエンディングまで十五分くらい舞台袖に転がってました。。。


クライマックスのドンナーが雲を呼ぶところや、フローがヴァルハラの城にむかって虹の橋をかけるところなんかの演出はけっこう好きだった。その演出のおかげで終わったあと会場内が真っ白になってたりしたんだけど(笑) ああ、見えないけどあの向こうに城があるんだな? みたいな感じ。

今回のキャストではアルベリヒ役の人がすごかった。声量も、声を絞った時の響かせかたも一番巧い。序盤はしょぼくれた一介の小人なのが、指輪を手に入れてブラック企業の社長に成り上がり、そこから無一文に叩き落されて神々に力いっぱい呪詛を吐くところまで、キャラが変遷していくのも巧かった。音楽界の序列はわからんけど、たぶん凄い人なんだろう。

次点はローゲとヴォータン。特にローゲは最高に好みのおじさま(おい!)でしたゆえ…。いかがわしいイケメン最高じゃないっすか。ロキさんはやっぱこうじゃないとね!

でもまあさすが、みなさんプロでした。満足。


オペラのいいとこは、演技と歌と音楽を全部いっぺんに楽しめるとこ。あと舞台によって演出が全然違うので。
同じ演目でも、今回みたいにちょっと近代テイスト混ぜてくるのもあれば、伝統的なファンタジー衣装でやるのあって、全然印象変わるんですよ。舞台の広い狭いとかによっても動きが変わるし。


あとね、もしこれからオペラ見てみたいなって人がいたら、これだけは言っときます。
オペラは、値段の高い席で見るべきです。できればS席がいいけど、最低でもA席ね。遠くなるほどつまんなくなります! これマジ。いい席から見ると迫力全然違うから!! いい席はすぐ埋まるし、高いんだけどね(´・ω・`) 

そんなに堅苦しくないから、面白そうなやつがあったら是非チャレンジしてみてくれよなっ。



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「指環」はたまに新国立とかでやってるんだけど、一番見てみたいのはエジプトネタで「アイーダ」。
いっぺん生で見てみたいんだけど、なかなか日本でやらないのよねぇ。
やっぱ舞台装置が厳しいんだろうか。

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