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zoom RSS 食の異文化 何を食べ、何を食べないか

<<   作成日時 : 2012/12/30 00:10   >>

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発端はマグロを食うのが残酷だとか、イカレたイルカ教のテロリストは戯言を言う。
だけど、クジラやイルカやマグロじゃなくても、別に対象はなんでもいい。食のタブーなんてものは世界中どこにでもある。牛を信仰してるインドの人からしたら牛食う西洋人なんて野蛮人以外の何ものでもない、と思われても仕方がない。でもインド人は放牧場の柵を壊したりしないし、牧場にトラックで突っ込んだりはしない。

それがすべてだ。

人は他の獣を食う生き物である。
その獣が何であるかの違いはあれど、世界中どこの国でも人は他の獣を食って生きている。
食うもの、食わないものに何を選ぶかは、自分の所属する文化が決める。そこに絶対の基準など存在しない。


******

エジプトの路地裏には「うさぎ屋」さんがある。

むかし、ハーン・ハリーリの市場から裏路地をちょろちょろ入り込んでったら、現地人しかいなさそうな野菜や肉を売ってる界隈にたどり着いた。観光客の多い表通りと違って、そこは地元の商店街みたいな雰囲気。そんな場所に、それはあった。
写真がないので伝えにくいんだけど、そこはウサギ肉を食肉として売る専門店なのだ。

一瞬アレ? ペットショップ? うさぎ専門店? なんて思ってよくよく見たら肉切り包丁とまな板があって「その場でさばきますよー」的な雰囲気を醸しだしていて何の店かようやく思い至った。うさぎは後ろ足を折られているので動くことが出来ず、軽く縛っただけで棚の上に並べられて、鼻をひくひく動かしているだけ。

兎をペットとして見る人からすれば、なんとも残酷きわまりない光景だろう。
だが、食べ物として見れば、ごくごく普通の光景である。ピチピチしてる魚が並べられいるのと同じ事だ。

カイロの町中では他にも、軒先に皮を剥いだ羊肉が羊のままぶら下がっていたり、路上で串刺しにしたハトをぐるぐる回して焼いていたりという光景も見られたが、それはそういうもんだと思う。肉を食うってことは動物を殺すこと。そんなのはどこの国でもそう。


世界の国を回ると、食に関する驚きは沢山ある。
他の人にはオススメはしないが、異文化の食事場を見ようと思ったら、やっぱり地元民の行く市場の裏路地だと思う。で、そこで見るものは、旅人にとってはショックかもしれないけど、その国の人にとっては当たり前な光景だ。
異文化というのは書いて字の如く「異なる」文化なわけだから、異なるものに違和感や拒絶を覚えるのは間違いではないけれど、正しいか誤りかを判断するものではない。

日本の築地市場なんてのも、まさにそれと同じなんだと思う。
クジラが売られているかもしれない、マグロが競られているかもしれない。でもそれは、ウサギを食肉として売ってたカイロの路地裏の市場と同じで、そこに住む人にとってはごく当たり前の光景のはずだ。よそから来た人にとっては違和感があるかもしれないが、よそから来た者が理解しようと努力するもんであって、元からそこに住んでる人は何ら配慮する必要はない。


食を規制するものは、個人の信念と宗教の他に存在しない。

豚肉を食う者とは結婚してはならぬ、と言うのと、イルカを食う蛮族とは友達になれない、と言うことの間には、違いはない。他所様の食の基準が自分らと違うからってクジラ漁に薬品投げつけたり船で突っ込んだりしているのは、異教徒は抹殺せよ、と息巻いていた時代と同じ事をやっているだけだ。


そんなわけで、何が言いたいかというと

 年末も新年もうまいもんたらふく食おうと思います!

マグロくっちゃダメとかイルカ教頭おかしすぎ。いやー美味いっすよーマグロ丼。

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