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zoom RSS 映画「ヒューゴの不思議な発明」 冒険活劇だと思ったらまさかのジジイ萌えホームドラマだった件

<<   作成日時 : 2012/04/10 00:10   >>

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※※ 以下は盛大にネタバレしてます。上映あと僅かですが、今から見に行く人は自己責任で。 ※※


映画「ヒューゴの不思議な発明」を観に行ってきた。


例によってあらすじと予告編しか知らず、特に何も考えずに、雰囲気が「ライラの冒険 黄金の羅針盤」っぽいなーと思いながら、ファンタジー映画だと勘違いして見に行ったわけだが…。


3Dの意味が無いくらい普通のホームドラマでした。


*公式ストーリー*

1930年代のフランスはパリ。父(ジュード・ロウ)を火事で失ったヒューゴ(エイサ・バターフィールド)は、駅の時計台に隠れ住み、駅の時計のネジを巻いて毎日を過ごしていた。独りぼっちになった彼の唯一の友だちは、父が遺した壊れたままの“機械人形”。その秘密を探るうちに、機械人形の修理に必要な“ハート型の鍵”を持った少女イザベル(クロエ・グレース・モレッツ)と、過去の夢を捨ててしまった老人ジョルジュ(ベン・キングズレー)に出逢う。やがてヒューゴは、それぞれの人生と世界の運命をも変えてしまうほどの秘密のメッセージが機械人形に隠されていることを知る。機械人形に導かれたヒューゴの、世界を修理するための冒険が今、始まる。


*本来のあらすじ*

かつて男は、映画を通じて人々に夢を見させることを自らの役目としていた。しかし世界大戦が起き、人々は夢を見る余裕を失った。戦争の中、自らの映画が忘れられていくことに男は失望し、もう二度と映画を作るまいと思う。だが、彼の残した最高傑作は、ひっそりと一人の少年の心の中に受け継がれていたのだった…。




というわけで、

映画大好きな監督が作った、映画黎明期の特殊撮影技術を作り上げた歴史上の人物を最大限に美化して、おそらく自分を投影したと思われる元気な少年を使って、老いた映画監督の心を開かせにいくという、監督の俺得な実にわかりやすい映画でした…(笑)

3Dの意味? ぜんぜんないよ?
アクションは駅の構内でドーベルマンと追いかけっこしてるくらいだよ!



冒険活劇だと思ったらホームドラマ しかも駅と自宅の周辺しか出てこない狭さ

舞台は大戦後の冬のパリ、なのにやたらと明るくて現代的なのに超違和感

冒頭からひっぱりまくった機械人形はまさかの蚊帳の外

むしろ発明そのものが要らねぇ、主人公が時計店の息子な設定も要らねえ(笑)

主人公はヒューゴではなくむしろジジィ

ジョルジュ・メリエスに惚れるための映画



公式のあらすじが詐欺すぎるのが、そもそもの問題だ。
ほかの映画もそうだけど、あらすじは映画を見て中身を理解してから書いてくれ。 こういうホームドラマな話だと思って見に行ったらガッカリもしなかったんだろうが。3Dで、あらすじがコレだと、勘違いして見に行った人は多いんじゃないか…。


「それぞれの人生と世界の運命をも変えてしまうほどの秘密のメッセージ」なんて全くなかったし、「世界を修理する」も湾曲解釈意外の何者でもない。そもそも世界はからまない。主人公が、駅の一番高い時計塔から町を見下ろして「ここからなら世界を見ているような気がする」的な発言をしていたのを無理やり世界ということにしただけであって、そこから見えるのは、駅周辺の狭い、少年の住む「世界」に過ぎない。

駅で暮らす一部の人々の生活は確かに変わっていったけど、それは主人公が何かしたからではなく、なんもしてないけど少年がいつも見てた景色がちょこっとだけ変わりました、ってだけだし。機械人形どころか主人公が全く役に立っていないのが難点。

冒頭で主人公がなくす父の形見のノートも、「あれがないと人形が直せない」とか言って必死で取り戻そうとしていたノート、結局最後までほっぽり出されたままなうえ、取り戻してもないのに何時の間にか人形が直せちゃってたのには笑った。無いわー。

都合よくイザベルがカギを持ってたあたりの下りも。いや持っててもいいんだけどさ、もっと前ふりとかさ。
鍵もただハート型なだけでいいんだったら、主人公自分で作ればよかったんじゃね。



ホームドラマとしては確かに壮大で金がかかっている。ジジィのくたびれた演技は良い。歴史上の人物である映画監督を持ってきたのも面白い。が、いかんせん主人公とヒロインの行動がイマイチで魅力が足りず、シナリオもご都合主義満載のベッタベタで、映画としては面白くない部類だ。機械人形のアイディアと、迷路のような時計塔の設定は良かっただけにシナリオの残念さが痛い。

クライマックスは、老人にもう一度やる気を出させるなんてことよりも、むしろ前途ある少年に夢を与えるほうを主軸に持ってきてほしかった。花屋と憲兵がアッサリくっついてたり、なんかこうもうちょっと無いのか。

あと吹き替えは例によっと棒読みでへたくそなので、字幕のほうをお勧めする。3Dはなぜかぜんぶ吹き替えだったんだよなあ…。

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