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zoom RSS 大道芸人の話術 ー人を惹きつける路上芸とは

<<   作成日時 : 2012/04/01 10:53   >>

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かんぺきご近所さんの顔をして、横浜の海の見える丘公園のベンチでおやつ広げて読書してみたりする、とある日のこと。ここんとこ色々とお疲れだったのもあり、久しぶりに見る真昼の空の青さが懐かしく。


さて横浜の海沿いのあたりには、各所に大道芸をする人たちが点在する。昔から芸人さんで有名だった街なんだとかで、認可された芸人さんたちが休日などにそこかしこで芸を披露している。場所は日によって異なるが、居る人はだいたい一緒。そのへんは上野公園と同じである。

見ていて思うのは、だいたいいつも人だかりが出来ている人が決まっていること。場所ではなく、「人」で、人気度合いが明確に異なる。その人はジャグリング芸をしているが、正直あんまり上手ではない。しょっちゅうミスったりセリフで噛んだりする。が、自分も見ていてやはり面白いと思う。

ミスったときのごまかし方が上手いというのはあるが、ミスも計算したキャラが成立している。ミスの回数は気にならず、ミスるかも、というのがハラハラドキドキ要素になっているのである。で、もちろん、危険なナイフ投げなどのワザの時はミスらない。そこでミスったら、たった一回でもその人の芸はそれまでになってしまうだろうから、当然ではあるのだが。

で、本人がいつも一生懸命というか、必死な雰囲気なのである・・・・。

そこまで計算してるのかどうかは分からないが、余裕でオシャレに芸をこなしているというよりは、おっかなびっくりひょうきんな人が芸をしていて、時々すごいワザも決めてくる、という感じ。これが一連の芸の流れに緩急をつけていて、本人にとっては余裕かもしれないワザでも成功したときに大拍手を勝ち得る流れになっている。
人を乗せるのが上手いんだなあ、と、いつも感心している。



思うに、人を惹きつけるワザ、それも「集団」を、一瞬でその場に釘付けにするワザというのが、成功する大道芸人に必要な技術の一つだと思う。

人を惹きつけるワザにも色々ある。
一人の人間にじっくりアピールして長らく虜にするワザがあれば、一目で惹きつけて、瞬間的な注意をかき集めるワザも。大道芸人のそれは、集団内の人間どうしの相乗効果で集団をまるごと短時間その場に惹きつけるのに適している。10分か15分、たったそれだけの時間なのだが、ひとたび形成された集団は芸の終わるまで四散することなく、その場にとどまり続ける。たとえ数十人にしても、通りかかったそれだけの人間をそれだけの時間留めおくのは、素人ではなかなか難しい。

この芸人さんのワザの秘訣は、次に何が起こるか分からない意外性だと思った。簡単なワザで失敗したあとに、大技で華麗に成功してみせ、「いやー出来てほっとしましたよ!」みたいな感じで演じられると、こっちもホッとする錯覚に襲われる。見ている人間の感情を意のままに動かすことが出来れば、それはもう勝負には勝っていると言える。



…こういうワザは、なかなかマネしようとしても出来無いんだよなあ。

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