テーマ:エジプト

ファラオになったらしたいこと。~餅投げ(投げる役)

新王国時代のファラオたちは、民衆との距離を適切に保ち威厳を示すセレモニーとして、王宮の高い窓や通路などから集まった下々に姿をアピールするということをやっていた。現代の日本でも皇室の人々が行っているお正月のアレみたいな感じである。 で、その際に、功績のあった部下にご褒美を与えるため、窓から高価な品々を投げるというのをやっていた。 …
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テーマは面白いけど無難にまとめすぎてる感じ。「ファラオのリーダーシップ」

連休だし何か読むかねーみたいな感じでポチポチしてたらkindleオススメに上がって来てたのでとりあえず読んでみた。 電子書籍は本屋に行かなくても買えるから楽。 ファラオのリーダーシップ 古代エジプト王たちの決断 - 山花 京子 タイトルのとおり古代エジプトの王たちのリーダーシップについての本で、着眼点としては面白かったのだ…
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古代エジプト神官ネスペルエンネブウの家系に見る「ご先祖様の記憶」~何代前まで遡れるのか

北欧やイングランドなど西ヨーロッパでは、口伝としてご先祖様の名前をずらずら並べて言えることが「家系の正当さ」を主張する方法だった。アイスランドのサガを見ると、本編とは直接関係ないと思われる、登場人物の家系が長ったらしく記載されているところは沢山見つかるだろう。 "ビュャルニにはもう一人の娘ユングヴィルドがおり、彼女はソルステイン・…
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ナイルデルタから発見の遺跡、先王朝時代の墓も入ってた。

ナイル川下流のデルタ地帯東部で発掘されていた遺跡、先王朝時代のマアディ=ブト文化まで遡りそう、という話。 約6000年前まで遡るエジプトの歴史の最初期にあたる時代の墓がまだ残ってたということになるので、貴重なものかと思う。 Photos: 110 archaeological tombs discovered in Kom al…
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エジプトミイラ、胎児ごとミイラ化された女性が見つかる。

エジプトのミイラで、お腹の中の胎児ごとミイラ化された女性が発見されたとのこと。 このミイラは1917年からワルシャワ大学に収蔵されていたようだが、CTスキャンでの調査は今回はじめて。また、この調査により、棺と中身が別人ということも判明している。棺は前1世紀の男性神官のものだが、中身は妊娠中の20-30歳の女性なのだ。 Pregn…
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エジプトさん、ツタンカーメンの黄金のマスクも豪華パレードで運送する計画。…で。中身は…?

先日、豪華絢爛なロイヤル・マミーズ・パレードで22人の古代王と王妃たちをふるい博物館から移送したエジプトさん。 次なる計画として、カイロ博物館に残っている目玉展示物であるツタンカーメン王の黄金のマスクも、豪華絢爛なパレードで輸送する計画であるらしいことが発表された。 Another royal parade planned to…
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イスラエルで見つかった初期アルファベットは、原カナン文字の「ミッシング・リンク」かもしれない 

イスラエルのテル・ラシシュ(Tel Lachish)で最近見つかった、文字の書かれた陶器の破片が、エジプトからレバントへのアルファベット拡散にまつわる重要な証拠かもしれない、として記事になっていた。 Alphabet's 'missing link' possibly discovered https://www.livesci…
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【あの人は今】1998年に発見された「青いビーズ飾りのミイラ」、その後どうなったんだろう…

1998年にアブシールで見つかった第26王朝の高官イウファさんのミイラ。 地下水からの湿気でミイラ本体や副葬品の大半は腐ってしまっていたものの、骨とビーズ飾りはきれいに残されていた。当時ナショジオにも掲載されて、きれいな飾りだなーこれ修復されるのいつになるのかなー、と思っていたのを覚えている。 データ https://…
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ツタンカーメン墓から出た遺物のうち、世の中に出てこないものは今どうなっているかというと

ツタンカーメン墓から出た副葬品はかつてカイロ博物館の目玉展示物だったが、老朽化の進む同博物館から新しく建設中の大エジプト博物館のほうに移転作業が進んでいる。 で、移転先で100年以上ぶりに修復や再調査が行われているのだが、中にはどうしようもなく劣化してしまって、発掘当時の面影がギリギリ残っているかいないか、みたいな状態のものもある…。…
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老朽化したエジプトのカイロ博物館、ユネスコ世界遺産の暫定リスト入りをする

そんなの申請してたんだ?! って感じ。 今年の2月に申請して、暫定リスト入りを認められた、というニュースが流れていた。ここは中東初の国立博物館であり、確かに歴史的な建物ではある。そしてエジプトの世界遺産は今まで、ギザやルクソール、クジラの谷といったエリア単位での登録が多かったので、建物単体というのは珍しいかと。 https://…
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エジプトのロイヤル・マミーズ・パレード、盛大に行われる。気になるのは残りのミイラの行方だが…。

4/3に行われた黄金のパレード、1時間フルの動画 https://www.youtube.com/watch?v=cHaYy471EwU&t=1s めっちゃ派手だなオイ。さすがエジプトさんや。 ラメセス2世陛下とかこういうの好きそう。 たぶん天皇即位の儀式で平安時代のお祭りを再現してるうちの国の儀式を他の国の人が見た時の…
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もしかして: 貿易港ベレニケ、紀元前3世紀に一時的に放棄されたのは井戸水が枯れたからでは説

エジプトのナイル川沿岸以外の街は、井戸水が枯れたらおしまいなんである。 ナイルはそう簡単には干上がらないしそもそも流量も多いのだが、他のナイルに面していない諸都市は地下水頼りである。井戸水汲み上げるか、オアシスから水を引くしかない。雨が降らなくて川沿い以外は沙漠しかないからだ。 それは紅海沿岸の街でも同じ。 その紅海沿岸の…
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エジプト~ヒジャーズ(アラビア半島の紅海沿岸部)の海上交易路とハウラー遺跡の情報

コロナのご時世で、発掘報告会もリモート聴講できるいい時代になり申した。 東京まで出て行かなくて済むのでめっちゃ楽。今なら報告資料もPDFでダウンロードできるぞ。日本の発掘隊ってこんな感じのことしてるんだー、みたいなのが分かるよ。 http://jswaa.org/meetings_all/session/ さて聴講してた中で、…
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アクエンアテン王かもしれない、とされたミイラ、生前の顔が復元される。

詳細な報告はまだこれからだそうだが、ツタンカーメンの近縁の親戚と考えられているKV55(王家の谷の55番墓)から見つかったミイラの顔面復元が公開された。古代エジプト第18王朝(アマルナに首都を置いたことから、「アマルナ王朝」とも呼ばれる) King Tut's father revealed in stunning facial …
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エジプト・カイロで、古代王たちの世紀のパレードが開催されるよ!(ミイラ移送)

カイロの中心・タハリール広場に面したカイロ博物館は老朽化していて、現在、新築の周辺博物館に遺物を分散中。今回ついにメインの王や王妃たちのミイラがフスタートにあるエジプト国立文明博物館へ移転されるとのこと。 Egypt’s highly anticipated royal mummies parade set for 3 April…
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ナイル川の水はほとんどエジプトに辿り着かない。途中で蒸発するか使われてる。という話

何を調べてたのか分からないけど気が付いたら辿り着いた資料が面白かったので、ちょっとメモしておくことにする。 ナイル川はとても長くて、上流で降った雨のじつに95%がエジプトの手前で蒸発霧散してしまい、そもそもエジプトに辿り着かないらしい。 国際河川ナイル川の水資源(1) https://agriknowledge.affrc.g…
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紀元後1世紀、ヘレニズムの時代にエジプトからエチオピアへ輸出されていたもの。

エチオピアは実はヘレニズム世界の端っこに属している。 と言うとなんだか不思議な感じがするが、グレコ・バクトリア王国やアレキサンダーの遠征の都合でインドについても同じことが言えたりするので、案外広い範囲を示す言葉なのだ。 で、そのエチオピアに、エジプトを通じて地中海世界から何が輸出されていたのか、という話である。 前段として…
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シリア戦争と貿易港の運命: プトレマイオス朝エジプトの政策の転換期

こないだ、エジプト紅海沿岸の港ベレニケについて調べていた時に、この港がアフリカ南部からゾウの輸入を止めた理由が「シリア戦争であんまり役にたたなかったからではないか」という話が出て来て、ほほう、そこ繋がるのかー。という感じだったのでちょっとメもしておく。 前回調べてたやつ→ ローマ支配時代のエジプト沿岸の街ベレニケと古代のペット事…
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ローマ支配時代のエジプト沿岸の街ベレニケと古代のペット事情/なぜ大量の猫がそこで飼われていたのか

少し前のニュースになるが、エジプトの紅海沿岸にある古代の港町ベレニケから、大量の猫(一部は犬)の骨が見つかった、というものが流れていた。 当初はゴミ捨て場に集められた動物の骨、という認識だったのだが、よく調べてみると首輪をつけていたり、ほとんどの動物が老齢だったりと、どうもペットとして飼われていたのではという説が出て来た。 この…
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古代エジプトの服飾・縫製事情 ~古代人の型の取り方

服の縫製って時代ごとに違うんだよね、という話をしていてちょっと思い出したのだが、古代エジプトの服の縫製の仕方って現代から見るとけっこう面白い。 えっ古代エジプト人って布巻いてたんじゃないの?? と思うかもしれないが、実はチュニックの出土例も多いのだ。 たとえばこちら、トリノ博物館所蔵の第5-6王朝くらいの時代とされるチュニック。お墓…
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古代遺物の解読に纏わる「ソース」の問題点 ~後世に内容が変更されるパターンについて

古代の碑文や巻物の解読内容は、実は二次的なソースからの解読であることが多い。一次的なソースである遺物そのものを目の前に置いてあれこれ調べながら翻訳、というのは難しいからだ。ガッチリ焼成された粘土板であればそう簡単に崩れないだろうし持ち運びもしやすいだろうが、脆くなったパピルスや繊維のほつれた紙は保管のためにそうそう動からないし、はたまた…
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【三神合体】セラピス神+アメン神+アガトダイモン神というとんでもない合体神を発見した

世界の蛇の神についての本に「エジプトのアメン神も蛇の姿をとることがある」と書いてあり、ん? アトゥム神と間違ってね? と思いながら調べてみたら、ほんとにアメン神だった。しかし正確に言うとこれはアメン神にギリシャのアガトダイモン神を混ぜて、ほぼ原形なくしたものだった…。 ていうか、なんでこんな無茶な混ぜ方をしちゃったんだ。 実際見…
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古代エジプトのミイラづくりマニュアルが再構成される。紀元前1500年のミイラづくりに関わる文書の一端が明らかに

最近流れていた「ミイラづくりミニュアルを発見」というニュース。 このパピルス自体は以前から見つかっていて、ルーブルとコペンハーゲンに分かれて収蔵されている。コペンハーゲン大の学者さんがそのパピルスを再解釈して、内容からミイラづくりの手順を構成した、というものだ。パピルスはいわゆる「医療パピルス」の一種で、薬剤に関する知識を記載した…
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現代的なビールの起源は16世紀から。ホップ使用の歴史と最近の研究

古代エジプトビールの話をしていた時に、ホップの防腐作用を利用したビールは近代のものだと言ったところ、ホップ利用はもっと古くからで8世紀にはもう使われていたはずだ、と反論してくる人がいた。 というわけなので、ビールへのホップ利用について簡単にまとめておこうと思う。 ・ヨーロッパでホップが栽培されていた最古の証拠は確かに8世紀 ・…
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古代エジプト・古王国時代の壁画の鳥、絶滅種かもしれないという説が出される

まず前段として、以下の5年前の話を思い出してもらいたい。 メイドゥムのガチョウ(雁)は贋作? 巻き起こった議論の行方は https://55096962.at.webry.info/201508/article_19.html 古王国時代の墓の壁画に描かれた「メイドゥム・グース」として有名なカモの絵について、現在のエジプト…
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エジプト・アビュドスで世界最古のビール醸造施設を発見!→最古じゃないです。

こないだ流れていたこのニュースだけど、最古ではないんですよね。 少なくとも、日本の発掘隊が発見してるやつのほうが少し古いし、その発掘報告会に出てたはずの関係者が誰もそのことに言及すらしてあげないのは…何なんだ…。 と、いうツッコミは置いといて、ここはマニア育成ブログですので粛々とお仕事していきますよ。 一般向けの記事だけだと全…
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ファラオの死因判明、なんと処刑だった!→創作部分なので実際は判りません。

ちょっとツッコむのも面倒なくらいの記事だが、相変わらず本職の人たちはロマン詐欺にだんまり決め込むので書いておこうと思う。 第二中間期末の王、セケエンラー・タア2世のミイラの改めての調査によって、過去に既に知られていたことの補足が出て来た、という話が流れていた。 3600年前のファラオの死因、先端技術でついに解明 エジプト …
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古代エジプト新王国時代、泥で修復されたミイラが初めて発見される

タイトルだけで情報量が多い…。 まず、このミイラは棺と中身のミイラの年代が一致していない。ミイラは新王国時代の末~第21王朝ごろ(年代で言うと紀元前1300~1000年ごろ)のもので、棺よりも200年ほど古い。古い棺を再利用して埋葬されることはあっても、その逆は不可能なので、このミイラと棺のセットはコレクター向けに適当に組み合わせ…
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エジプトの遺跡から考える観光資源としての古代遺跡。観光に最適化されて雰囲気が壊れてしまう遺跡たち

エジプトさんは最近、観光の目玉となる遺跡群の修復やクリーニングをうちこち行っている。コロナの影響で観光客が減っているので今のうちに…というのもあるんだろうが、何か…こう、修復というより 改造 じゃないかな、これ? というところが気になっている。 切っ掛けは、最近"修復"された、アスワンにあるイシス神殿を見ていた時だ。 去年修復が…
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彼は死後、神と対話出来たのか。エジプト、タップ・オシリス・マグナから「黄金の舌のミイラ」発見される

身体の一部を補ったミイラは珍しくないけれど、舌を作ってるのは珍しいな…。という感じ。 エジプト北部、アレキサンドリアからは西の方にあるタップ・オシリス・マグナから、舌を補ったミイラが見つかったという話。 古代エジプトのミイラ、とは言われているけれど、約2千年前でちょうどプトレマイオス朝からローマ支配時代に移行するあたりの時代なの…
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