テーマ:エジプト

「神の怒りに触れて滅ぼされた町」は隕石の爆発によって滅びたのでは? →その研究ちょっと怪しいです。

なんかね、このテの研究が出てきたら、まず眉にツバ塗ってから大元の論文を見に行くのオススメします。 旧約聖書の内容はすべて史実に基づくはず、という思想があり、記述に沿って証拠を並べる考古学者が一定数いるから。今回のもまさにソレですね…。 「天の火」で滅亡した都市ソドムか? 中東の遺跡に隕石爆発の痕跡 https://news.y…
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英語圏、何故かギザのピラミッドを「古い」の指標に使いたがる

日本では、広さの基準として何故か東京ドームが使われることが多い。「東京ドーム●個分」とか。いや行ったことないし…わかんねぇ…。 たぶん漠然と「広い」という意味で使ってるんだろうな、とは思っている。 そんな感じで、英語圏ではしょっちゅう出てくる表現が「ギザのピラミッドより古い」もしくは「ピラミッドより高い/大きい」。 特に遺跡や…
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ラメセス2世と「ライオンの谷」、ワディ・エッ・セブア

そういや「ライオンの谷」とかいう超カッコいい名前の遺跡あったよな…って調べ直したのでメモ。 というか、元々ラメセス2世が作らせた神殿なんだけど、5世紀にキリスト教の教会として転用されてしまったので、エジプトの古い教会リストに入ってて、「???!! あっ…一応、教会でもあったんだっけ…」ってなったので。 ●建造時代 …
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エジプトより上流地域のキリスト教圏にある「聖母マリア」伝説、もしかして一部はイシスかもしれない。

以前エチオピアに行った時、タナ湖に浮かぶ島の教会で「聖家族はエジプトだけじゃなく、実はここまで逃げてきていたんだよ」という話を現地の人がしていた。そういう伝承があるらしい。 聖家族がヘロデ王に追われてエジプトまで行った話も、辿った道筋がエジプトの古来からの聖地を巡っていることから、実は古代の信仰と新しい宗教であるキリスト教の折り合…
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古代エジプトの医療パピルス一覧めも

医療パピルスといえばエーベルス・パピルスとか有名だけど、他にも実はあるんだよね。 いつかまとめようと思ってたら丁度いいジャーナルが落ちていたのでそこから翻訳して置いておくよ。 https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1319562X21005027#b0730 …
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コプト教のお正月は9/11だけど、古代エジプトのお正月は9月じゃない。という話

コプト教のお正月(ノウルーズ)は9/11である。 古代エジプト暦を受け継いでいる、と説明されることもあるので誤解している人もいるかもしれないのでちょっと説明しておきたい。 コプト暦は、正確には「古代エジプト暦を元に3世紀に設定されたもの」なので、みんなが想像する、ツタンカーメンなどの生きていた時代のいわゆる「古代エジプト」の暦で…
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古代エジプトは地理的に防衛がわりとeasyだという話。

某文明を作るゲーで、ちょっと栄えてきたらすーぐ蛮族攻めてくる! 文化投資に回す金がねぇ! ってキレてる時に気が付きました。 …周囲が平野だと、街を広げやすいけど防衛不利だな? いや、当たり前なんだけど、都市の背後が崖とか、目の前に川があるとかいう地理って、実は天然の防御壁みたいなもんだから、防衛費がケチれるんだな?? てい…
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ヒッタイト帝国はなぜ滅びたか。もしかして、移民が多すぎたんじゃ…

ヒッタイト帝国がなぜ滅びたか、については諸説あるが、はっきりしていない。 「海の民」に滅ぼされたとするのももう一昔前の話で、多少の難民が襲ってきたくらいで大帝国が滅びるわけが無いだろ、というのが常識となっている。帝国が消滅する前、内政のゴタゴタや天災による飢饉などが重なっていたようだから、政情不安だったところにトドメを刺したのが「…
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嘘でしょ… 古代エジプトの冥界神アヌビス、クジラの名前にされる

エジプトの砂漠は、かつて海の底だった。 そのため太古の海洋生物の化石が見つかることがよくあるのだが、今回は中部のファイユーム地方で四本足のクジラが見つかったのだという。クジラの仲間が海に戻る途中の形態らしい。 4本足の新種クジラの化石、エジプトで発見 https://www.bbc.com/japanese/58352258 …
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[逆じゃねーか]古代オリエント世界でのエジプトの浮き具合

エジプトとヒッタイトの地図を見比べていて、ちょっとしたことに気づいてしまった。 どちらも「上の国」と「下の国」という言い方があるのに、その位置関係が真逆。 どういうことなのかを地図で出してみると… ★エジプトの場合 ナイル川が方位の基準になっていて、川の上流(=南)が「上の国」、川の下流(=北)が「下の国」。 …
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アサシンクリード・オリジンズ、ディスカバリーツアーで行くべきところ5選: 現存しないところへ行こう!

古代エジプトを舞台にしたオープンワールド・アクションゲーム、「アサシンクリード・オリジンズ」。 その戦闘なしVerとして、風景だけ楽しんでいけるディスカバリーツアーというパッケージが売られていて、動画配信などで冒険してる人もいる。パッケージの中の解説プログラムに沿って旅をするだけでも十分に世界観は味わえると思うのだが、元々はストーリー…
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ナショジオチャンネル「発掘!砂漠に眠るファラオの謎 」、ファラオの謎はあんまり関係ないよねコレ

この番組、今なら全編Youtubeに公開されているぞ。 ギザ台地の、近年まで発掘されずにガレキ置き場みたいになっていた場所を発掘したら、一般庶民の墓がたくさん出てきたよという話。 https://www.youtube.com/watch?v=AikUwfAwxHs その発掘現場自体は面白いのだが、それ以外の要素が雑す…
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パピルスはエジプト以外にもあるが、なぜエジプトでしか商業化されなかったのか。という話

日本語ウィキペイディアで参考資料にされている、「パピルスの秘密」という古い本が古本市に出ていたので、おっラッキー!という感じで入手。 著者サイン入りの上、なんか巻末に補足資料まで挟んであった…。 さすがに今から40年以上も前の本なので、資料として使うなら最近出た本のほうがいいし、今のご時制だとインターネットで検索すれば色んな資料…
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古代エジプト人もピタゴラスの定理に相当する何かは知っていた。古代世界の数学事情

わりと最近、古代バビロニア人がピタゴラスの定理を知っていて応用もしていた! みたいな話が大々的に報じられていたけれど、うーんいや、それ別に新発見じゃなくて昔からあったよねえ…と、ちょっと思った。 数学問題の解き方として数式などが紹介されているけれど、どう解釈すればいいのかが悩ましく、解釈によって古代人がどこまで理解していたかの説が変わ…
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アングロ・サクソン時代の「ソード・ピラミッド」、宝石はインドかスリランカ産だった

ソード・ピラミッドとは何ぞやという話だが、ブリテン島のアングロ・サクソン時代に剣留めに使われていたピラミッド型の飾りのことである。 こういう感じのもの。2コでセット。 大英博物館のコレクションでは「ピラミッド状のソード・ハーネス」という呼び方をしている。だいたい6-7世紀頃によく使われていたらしく。金と宝石を組み合わせて…
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クフ王の第一の船、「大エジプト博物館」へ移動開始。その運搬がまさかの方法だった

光るデコトラで建屋ごと引っ張ってる。(力技) いや、なんか、いろんな方法を検討してこれが一番安全って話になったらしいんです。 いっかいバラしてパーツにして輸送しようとすると壊れて再度組み立てられない可能性が高いので、今の復元された状態のまま運ぶのがベストってことになったらしい。だからといって光らせる理由は全く分からないのだが…。…
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南インドに最初に伝来したキリスト教は東方正教会系だった、というのをちょっと調べてみた

南インドには、一定数のキリスト教徒が存在する。 外務省サイトによれば、キリスト教徒は2.3%、少数派だ。大半は南インドに存在する。 しかし調べていくとどうもこのキリスト教、かなり古い時代からインドに存在するようなのだ。 そして、インドにあるとは思えないほど正統的なキリスト教教会がある。 こんな感じで。 https://…
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真上から見るギザの大ピラミッドの表面構造から思う、化粧石の載せ方

ドローンが一般的になり、ピラミッドのてっぺんを空撮する、なんてのも個人が当たり前に出来る時代になりました…。(許可が降りれば、だけど。) というわけでギザのピラミッドてっぺんの高画質画像とか見てたんですけど、けっこう近代の落書き多いっすね。 ちなみに丸い穴が開いてるとこも近代に旗たてたり、避雷針みたいな鉄の棒つけたりしてたところ…
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古代エジプト都市・ヘラクレイオン跡から軍船見つかる。(既知のバリス船とは別らしい)

古代エジプトの末、プトレマイオス朝時代に栄えたヘラクレイオン付近の改定から、アメン神殿の残骸とともに軍船が見つかった、というニュース。ここの発掘は今まで何度か記事にしていて、実は船は既に沢山見つかっているのだが、今回は、「軍船」らしい、というところが重要なのだと思われる。 The Sunken City Of Thônis-Her…
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エジプトの建造物は、発見後、再び砂に埋もれているものも少なくない。という話

2008年、発見後に所在不明になっていた第五王朝のメンカウホル王のピラミッドが165年ぶりに再発見された、というニュースがあった。 えっピラミッドって行方不明になるの?? というところだが、未完成、もしくは後世に上部が削られたり、持ちされたりしてしまったピラミッドは、そういうことになるのである。 参考︙ 見つかったものはこんな感…
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「クフ王の第二の船」部材取り上げ完了。組み立て工程へ

エジプトと日本の合同でやっていた、「クフ王の第二の船」復元プロジェクトは、部材の取り上げと初期の修復まで完了したとのこと。 つい先日、スエズ運河で足止め食らってたコンテナ船に巨額の賠償金を請求してモメたばかりなので、日本とエジプトは友好敵な関係ですよ! 的な演出をしたいんだろうなーと思いつつ、報道を眺めていた。 Egyptian…
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ナイルの水源に雪山はあるのか。古代人の考えた「月の山脈」伝説と実態の違い

かつて、古代ギリシャ人はナイルの水源に「月の山脈」という雪山があり、その雪解け水によって増水が起きるのだと考えた。 現在、その「月の山脈」というのかウガンダにあるルウェンゾリ山近辺のことで、山の麓にあるという湖もその近辺のどれかだろう、というのが定説となっている。  しかし、実際にはそこからの雪解け水はナイルの増水と関係ない。 …
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古代エジプトの銅輸入ルートの変化についての覚書き

面白そうな論文見つけたのでちょっとメモ。 古代エジプト、第三中間期の時代に銅の輸入元が変化していた、という話。 時代ごとに使っている銅の産地が異なるため、成分が違ってくる。また、国の勢力が衰えてシナイ半島の銅鉱山を利用出来なくなると、国内の鉱山から安価な銅を仕入れることができなくなり、高価な外国産の銅を輸入しなくてはならなくなるため…
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梅雨時日本列島をエジプトで体験出来る場所がある…なんとそこは

ヒストリーチャンネルのエジプト番組だらだら流してたら、普段あまり見かけない貴重な映像が出てきた。 重量拡散の間である。 ↓ココの、玄室の上部のスキマあけてるとこ。 石積みの下にスキマを作ると、石の重量で天井を支えている梁の石が割れてしまうため、天井の石にかかる重量をへらすために石にスキマを作ったのではないか、と…
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親方! 畑の中からこんなものが!! エジプト、農夫がファラオの碑文を見つけ出す

日本だと農夫が見つけ出すのは金印だけど、エジプトだと石碑が出てきます。 (たまに神殿や石像も出てくる) 今回は、古代エジプト第26王朝、アプリエス王の碑文が畑から出てきたらしいです。 Farmer discovers 2,600-year-old stone slab from Egyptian pharaoh http…
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[悲報]中の人、ヒストリーチャンネルのエジプト番組視聴マラソンで死亡

ザヒ・ハワス博士の濃ゆいキャラとヒスチャン特有の過剰演出でお腹いっぱいウェップ…でも視ちゃうぐぬぬ 内容的にはわりと知ってるやつばっかりだけど、映像が綺麗だと凝視しちゃいますよね。そして昭和のバラエティ番組のノリで無駄に濃い。 https://jp.history.com/pgm/38843/ いや、ていうか吹き替…
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よく考えると「一次文明」っていう概念が謎すぎた。そもそも「一次」なんて無いのでは?

「一次文明」とは、自力で最初に登場した文明、という概念である。 最初に提唱したのはおそらくトインビーで、以下を上げている。 ※トインビーの「歴史の研究」より。 一次文明の鍵数は限られていて、他の文明は一次文明の後継または衛星文明とされる。 たとえばギリシャ文明はエーゲ文明の後継だし、日本はシナ文明の衛星。辿れるだ…
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ナイル川、水質汚染が生物の生存限界に達しようとしている件

ナイル川に水を提供する青ナイルの最上流、エチオピアに巨大なグランド・ルネッサンス・ダムが完成し、稼働を初めてから、エジプトではけっこう悲観的な報道が多くなっている。最上流で水をせき止められると、下流にくる水が減ってしまうのではないかということ。ナイルの河川ぞいに都市が増え、上流のエチオピアやスーダンでも水の使用量が増えていることから、エ…
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ナイルの恵みの正体とは「人の手による環境の改造」だという話

ナイルは特別な川である。中の人にも吉野川と同じくらいの思い入れはある。 その岸辺に古代エジプト文明を誕生させた川として知られ、ヘロドトスが「この地域の農民は労せず収穫を得ている」と驚嘆したその川のほとりには、ファラオの富を支えた豊かな穀倉地帯が広がり、のちにローマに併合されてからも、穀倉地帯として認識されていた。 しかし、そ…
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