テーマ:エジプト

ナイルの水源に雪山はあるのか。古代人の考えた「月の山脈」伝説と実態の違い

かつて、古代ギリシャ人はナイルの水源に「月の山脈」という雪山があり、その雪解け水によって増水が起きるのだと考えた。 現在、その「月の山脈」というのかウガンダにあるルウェンゾリ山近辺のことで、山の麓にあるという湖もその近辺のどれかだろう、というのが定説となっている。  しかし、実際にはそこからの雪解け水はナイルの増水と関係ない。 …
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古代エジプトの銅輸入ルートの変化についての覚書き

面白そうな論文見つけたのでちょっとメモ。 古代エジプト、第三中間期の時代に銅の輸入元が変化していた、という話。 時代ごとに使っている銅の産地が異なるため、成分が違ってくる。また、国の勢力が衰えてシナイ半島の銅鉱山を利用出来なくなると、国内の鉱山から安価な銅を仕入れることができなくなり、高価な外国産の銅を輸入しなくてはならなくなるため…
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梅雨時日本列島をエジプトで体験出来る場所がある…なんとそこは

ヒストリーチャンネルのエジプト番組だらだら流してたら、普段あまり見かけない貴重な映像が出てきた。 重量拡散の間である。 ↓ココの、玄室の上部のスキマあけてるとこ。 石積みの下にスキマを作ると、石の重量で天井を支えている梁の石が割れてしまうため、天井の石にかかる重量をへらすために石にスキマを作ったのではないか、と…
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親方! 畑の中からこんなものが!! エジプト、農夫がファラオの碑文を見つけ出す

日本だと農夫が見つけ出すのは金印だけど、エジプトだと石碑が出てきます。 (たまに神殿や石像も出てくる) 今回は、古代エジプト第26王朝、アプリエス王の碑文が畑から出てきたらしいです。 Farmer discovers 2,600-year-old stone slab from Egyptian pharaoh http…
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[悲報]中の人、ヒストリーチャンネルのエジプト番組視聴マラソンで死亡

ザヒ・ハワス博士の濃ゆいキャラとヒスチャン特有の過剰演出でお腹いっぱいウェップ…でも視ちゃうぐぬぬ 内容的にはわりと知ってるやつばっかりだけど、映像が綺麗だと凝視しちゃいますよね。そして昭和のバラエティ番組のノリで無駄に濃い。 https://jp.history.com/pgm/38843/ いや、ていうか吹き替…
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よく考えると「一次文明」っていう概念が謎すぎた。そもそも「一次」なんて無いのでは?

「一次文明」とは、自力で最初に登場した文明、という概念である。 最初に提唱したのはおそらくトインビーで、以下を上げている。 ※トインビーの「歴史の研究」より。 一次文明の鍵数は限られていて、他の文明は一次文明の後継または衛星文明とされる。 たとえばギリシャ文明はエーゲ文明の後継だし、日本はシナ文明の衛星。辿れるだ…
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ナイル川、水質汚染が生物の生存限界に達しようとしている件

ナイル川に水を提供する青ナイルの最上流、エチオピアに巨大なグランド・ルネッサンス・ダムが完成し、稼働を初めてから、エジプトではけっこう悲観的な報道が多くなっている。最上流で水をせき止められると、下流にくる水が減ってしまうのではないかということ。ナイルの河川ぞいに都市が増え、上流のエチオピアやスーダンでも水の使用量が増えていることから、エ…
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ナイルの恵みの正体とは「人の手による環境の改造」だという話

ナイルは特別な川である。中の人にも吉野川と同じくらいの思い入れはある。 その岸辺に古代エジプト文明を誕生させた川として知られ、ヘロドトスが「この地域の農民は労せず収穫を得ている」と驚嘆したその川のほとりには、ファラオの富を支えた豊かな穀倉地帯が広がり、のちにローマに併合されてからも、穀倉地帯として認識されていた。 しかし、そ…
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アフガニスタンのラピスラズリはなぜ枯渇しないのか? →近代に至るまでほとんど掘れなかった可能性

古代オリエント世界におけるラピスラズリは、紀元前3000年ごろから最も重要な宝石でありつづけた重要な品である。とれる場所は現在のアフガニスタン奥地の山奥の鉱山のみ。すなわち、ラピスラズリが発見された場所は、その時代にアフガニスタンからつながる交易路のどこかにつながっていたと言うことができる。 しかし、現在に至るまで採掘されているこ…
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ニワトリはいつから西洋呪術に使われるようになったのか。飼育と呪術の歴史を考えてみる

アテネの広場だった場所の地下から、古代ギリシャの呪いのツボが発見された、という記事があった。 ツボに書かれているのは呪詛対象の人物名で、なんと55人ぶんも名前が書かれており、さらに砕かれたニワトリの頭部や足の骨が入っていたという。 2,300-Year-Old Curse Jar Found In Athens Agora h…
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知られざるヌビアのキリスト教・三王国時代の教会跡が見つかる。

内陣部分のカーブがきれいに残ってて「ほほう…」という感じ。 アフリカ内陸部に残された初期キリスト教時代の遺跡。キリスト教といってもカトリックとかプロテスタントとかではなく、東方系とか正教系とか呼ばれるうちの一派で、初期キリスト教から分離して、エジプト経由でナイル川を遡って伝播していった系譜になる。 Cathedral Of Do…
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ピラミッドは無用の長物か、はたまた五千年の計なのか。現代視点から見る「遺物の価値」とは

ローマといえば、石づくりの水道橋が有名だ。一部は現代でもまだ使えるほど残っているる そんな水道橋にまつわる技術書をかいたローマ人にセクストゥス・ユリウス・フロンティヌスという人がいる。 彼いわく「無用なピラミッドや、有名なギリシャ人の労作と比較してほしい」というほど自分の携わった水道橋は素晴らしい、のだという。 古代のローマ水…
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太古の温暖化と海の記録 エジプトの東部砂漠から

コロナで外国にいっての発掘はわりと止まり気味だけどご近所の学者さんが発掘するのはやってた。 とはいえこれは、エジプトの古代の発掘でも、約5500万年前という、人類まだいない頃の「太古」である。 Egyptian Fossil Surprise: Fishes Thrived In Tropics In Ancient Warm …
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パピルスは食べてもそんなに美味しくないのでは。ギリシャ人の書いてる内容がいまいちわからない

「パピルスの根っこの部分は食える」。 テオプラストスやヘロドトス、アイスキュロスなどが書いているのだが、どうも食えそうな気がしない。 自宅で育ててみているのをちょっと齧ってみたのだが、中身がスカスカで繊維のほかは水ばかり、ぶっちゃけ美味しくないし繊維が固すぎて飲み込めないのである… 中の人、パピルスの育成を始める。 ht…
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世界が平和でありますように。水利権交渉の決裂したエジプトさん、「ナイルの守護神」を結成する

作戦名は「Homat Al-Nile (Guardians of the Nile)」=ナイルの守護者。 隣国スーダンとの合同でナイル川流域の警備を強化するらしいのですよ。 全然隠す気ないけどこれ、ナイル最上流に建設されたエチオピアさんのルネッサンス・ダムの牽制のためですかね。 https://arab.news/g587y …
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古代エジプトに桃はないはずなのに、何故か桃が出て来る創作が時々あるな?→ギリシャ人が勘違いしてた

もともと別のことを調べようとしてたらたまたま見つけてしまったので。 表題のとおり、古代エジプトには桃はないはずなのに何故かたまに桃が出て来るな? 杏の間違いか? と思ってたんだけど、実はアカソテツの仲間と混同してたというオチであった。 調べていたのはこちら、「植物誌」、紀元前4世紀~3世紀に生きていた、テオプラストスという人物に…
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アルタクセルクセス2世、ペルシア版ラメセス2世だった件

古代エジプト第27王朝と第31王朝は、ペルシア支配による王朝である。 いつもはエジプト側から見ている時代なのだが、そういやペルシア側から見たことなかったな…ていうかペルシアの通史ってあんまり見た覚えないな…というわけで、ちょっとペルシアの本とか探してきてみた。 ペルシア帝国 (講談社現代新書) - 青木健 うんなんか著…
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古代エジプト人のテーブルマナー: カトラリーなしの時代のお食事とは。

既に新しい博物館への遺物の移転が始まって、今は使えなくなってしまったカイロ博物館の展示物の解説本を眺めていたら、ちょっと面白いものを見つけてしまった。アマルナ時代の王女の絵で、おそらく練習用に描かれたものだろうという。面白いのはお食事シーンが描かれていることで、実は古代エジプトの絵では食べ物を前に座ってる絵は多くても、実際に何か食べてる…
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プトレマイオス朝のエジプト人が神殿を"労務からの避難所"として使っていた可能性について

プトレマイオス朝の資料をぽちぽち探してたら、ちょっと面白そうなの見つけたのでメモ代わりに。 紀元前190-130年頃のプトレマイオス朝時代、身分の低いエジプト人たちが、国から義務として科せられる労務を逃れるために神殿にお金を払って労働契約をしていた、という話である。 In Ancient Egypt, People Paid t…
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ファラオになったらしたいこと。~餅投げ(投げる役)

新王国時代のファラオたちは、民衆との距離を適切に保ち威厳を示すセレモニーとして、王宮の高い窓や通路などから集まった下々に姿をアピールするということをやっていた。現代の日本でも皇室の人々が行っているお正月のアレみたいな感じである。 で、その際に、功績のあった部下にご褒美を与えるため、窓から高価な品々を投げるというのをやっていた。 …
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テーマは面白いけど無難にまとめすぎてる感じ。「ファラオのリーダーシップ」

連休だし何か読むかねーみたいな感じでポチポチしてたらkindleオススメに上がって来てたのでとりあえず読んでみた。 電子書籍は本屋に行かなくても買えるから楽。 ファラオのリーダーシップ 古代エジプト王たちの決断 - 山花 京子 タイトルのとおり古代エジプトの王たちのリーダーシップについての本で、着眼点としては面白かったのだ…
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古代エジプト神官ネスペルエンネブウの家系に見る「ご先祖様の記憶」~何代前まで遡れるのか

北欧やイングランドなど西ヨーロッパでは、口伝としてご先祖様の名前をずらずら並べて言えることが「家系の正当さ」を主張する方法だった。アイスランドのサガを見ると、本編とは直接関係ないと思われる、登場人物の家系が長ったらしく記載されているところは沢山見つかるだろう。 "ビュャルニにはもう一人の娘ユングヴィルドがおり、彼女はソルステイン・…
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ナイルデルタから発見の遺跡、先王朝時代の墓も入ってた。

ナイル川下流のデルタ地帯東部で発掘されていた遺跡、先王朝時代のマアディ=ブト文化まで遡りそう、という話。 約6000年前まで遡るエジプトの歴史の最初期にあたる時代の墓がまだ残ってたということになるので、貴重なものかと思う。 Photos: 110 archaeological tombs discovered in Kom al…
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エジプトミイラ、胎児ごとミイラ化された女性が見つかる。

エジプトのミイラで、お腹の中の胎児ごとミイラ化された女性が発見されたとのこと。 このミイラは1917年からワルシャワ大学に収蔵されていたようだが、CTスキャンでの調査は今回はじめて。また、この調査により、棺と中身が別人ということも判明している。棺は前1世紀の男性神官のものだが、中身は妊娠中の20-30歳の女性なのだ。 Pregn…
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エジプトさん、ツタンカーメンの黄金のマスクも豪華パレードで運送する計画。…で。中身は…?

先日、豪華絢爛なロイヤル・マミーズ・パレードで22人の古代王と王妃たちをふるい博物館から移送したエジプトさん。 次なる計画として、カイロ博物館に残っている目玉展示物であるツタンカーメン王の黄金のマスクも、豪華絢爛なパレードで輸送する計画であるらしいことが発表された。 Another royal parade planned to…
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イスラエルで見つかった初期アルファベットは、原カナン文字の「ミッシング・リンク」かもしれない 

イスラエルのテル・ラシシュ(Tel Lachish)で最近見つかった、文字の書かれた陶器の破片が、エジプトからレバントへのアルファベット拡散にまつわる重要な証拠かもしれない、として記事になっていた。 Alphabet's 'missing link' possibly discovered https://www.livesci…
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【あの人は今】1998年に発見された「青いビーズ飾りのミイラ」、その後どうなったんだろう…

1998年にアブシールで見つかった第26王朝の高官イウファさんのミイラ。 地下水からの湿気でミイラ本体や副葬品の大半は腐ってしまっていたものの、骨とビーズ飾りはきれいに残されていた。当時ナショジオにも掲載されて、きれいな飾りだなーこれ修復されるのいつになるのかなー、と思っていたのを覚えている。 データ https://…
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ツタンカーメン墓から出た遺物のうち、世の中に出てこないものは今どうなっているかというと

ツタンカーメン墓から出た副葬品はかつてカイロ博物館の目玉展示物だったが、老朽化の進む同博物館から新しく建設中の大エジプト博物館のほうに移転作業が進んでいる。 で、移転先で100年以上ぶりに修復や再調査が行われているのだが、中にはどうしようもなく劣化してしまって、発掘当時の面影がギリギリ残っているかいないか、みたいな状態のものもある…。…
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老朽化したエジプトのカイロ博物館、ユネスコ世界遺産の暫定リスト入りをする

そんなの申請してたんだ?! って感じ。 今年の2月に申請して、暫定リスト入りを認められた、というニュースが流れていた。ここは中東初の国立博物館であり、確かに歴史的な建物ではある。そしてエジプトの世界遺産は今まで、ギザやルクソール、クジラの谷といったエリア単位での登録が多かったので、建物単体というのは珍しいかと。 https://…
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エジプトのロイヤル・マミーズ・パレード、盛大に行われる。気になるのは残りのミイラの行方だが…。

4/3に行われた黄金のパレード、1時間フルの動画 https://www.youtube.com/watch?v=cHaYy471EwU&t=1s めっちゃ派手だなオイ。さすがエジプトさんや。 ラメセス2世陛下とかこういうの好きそう。 たぶん天皇即位の儀式で平安時代のお祭りを再現してるうちの国の儀式を他の国の人が見た時の…
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