テーマ:その他の神話・叙事詩

砂漠の交易都市都市ペトラ、その建築技術の一端

ナショジオが最近、本誌でも番組でもペトラ推してきててちょっと行きたいなぁ…みたいな。しかし世界はまだ自由に旅行など出来る状態ではないのだった。そしてペトラ近辺は 冬は雨季で鉄砲水の危険があり、夏はしぬほど熱い ので春か秋に行かないとキツそう。よくこんな場所に街が出来たな?? と思う。 https://natgeotv.jp/tv/li…
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ナショジオ番組「ソロモン王の秘宝」、ソロモン抜きにすると面白かった

タイトルがソロモンだからヒマな時に見ればいっか…と思ってたらがっつりエジプトだったので「?? タイトル詐欺かよ!」ってなったやつ。 いや、というかこれ、ソロモン関係無しに番組作ったほうが正解だったんじゃ…? 探求!キング・ソロモンの秘宝 https://natgeotv.jp/tv/lineup/prgmtop/index/p…
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サウジアラビアの「謎の地上絵」、その後の続報もないのでまとめておくことにした

数年前、サウジアラビアの「謎の地上絵」の話題が流れた。 だが、その後の続報も出てこないし、この手の研究は数十年かかることもあるものなので気長に眺めているしかない。でもたぶんその間に記録は消えてしまう。(特に新聞記事とかは…。) というわけで、忘れないうちに少し纏めておこうと思う。 「地上絵」とされているのは、こういうものだ。 …
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エンキ神の故郷ディルムンは何所にあったのか。「未知の古代文明ディルムン」を読んでみた

メソポタミアの碑文や、メソポタミアの神話に出てくる「ディルムン」が現代でいうとバーレーンであることは、今ではほぼ定説となっている話である。しかし、ほんの40年前、それはまだ「新説」であった。本の始まりは1953年。それから歳月をかけて発掘が行われ、この邦訳本が出たのは1970年のことである。その時点では、まだ紀元前3,000年のウルの文…
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文明の入り混じる場所~ドイツ西部で見つかったローマ時代の「イシス女神」。ローマ領内のイシス信仰の広がり

イシス女神は、ローマ時代にも人気を博していたエジプト神の一柱。特に、息子ホルスを抱く慈母の女神、あるいは魔術の女神としての側面が女性たちに絶大な人気を誇ったともされる。その信仰は遠くフランスでも人気だったのだが、どうやら隣のドイツまで到達していたらしい。その証拠の一つが最近、ライン川の下流で見つかっている。 Figurine Of…
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神話のヴァルキュリアと史実の女戦士、「ヴァイキング時代は女性も戦ってた」の勘違い。

ヴァイキングたちが盛んに暴れまわっていた、いわゆる「ヴァイキング時代」に女性の戦士がいたのかいなかったのかという論争は、長らく続いてきた。実際に女性の骨と武器が一緒に埋葬されていたり、武装を思わせる防具や馬と同時に埋葬されていたりした痕跡はいくつか見つかっていたのだが、それらは「偶然」あるいは「他の意味がある」として拒絶されることも少な…
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【会期延長】「バハレーンで古墳を掘る」展、7月まで開催! 見逃した皆は今度こそ!

古代オリエント博物館で2月末から3月末までの開催予定だった、「バハレーンで古墳を掘る-バハレーン、マカバ古墳群の調査」の展示が会期延長になっていたよ…! http://aom-tokyo.com/exhibition/200222baharen.html 3月に行こうかなーと思ってたら3月いきなりコロナ騒動で閉館、そのま…
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イギリスで押収された「偽アンティーク」。コレクターは偽物に注意だぞ

昨年イギリスのヒースロー空港で押収されたトランクから発見された大量の"遺物"、博物館のキュレーターが鑑定して全て偽物だった模様。 写真を見ると、イラン高原の青銅器時代の土偶やメソポタミアの楔形文字の粘土板らしきもの、壺などなのだが、なんか…チャチいよこれ。 Fake antiquities made for unsuspecti…
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神殿は「建てる」ものではなく「刻む」もの。ナバテア文化の建造物

ナバテア文化/文明とは、サウジアラビアの砂漠に一千年に渡って継続した遊牧民の文化のことを指す。起源は不明だが、イエメンにあったサバ王国の子孫という説もあるらしい。だが、期限が一つである必要はない。砂漠に集まった遊牧の人々の一部が定住をはじめ、最終的にナバテア王国となったのだ。 そのナバテア王国、遊牧の民が神殿を「築いた」と表現され…
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お米にまつわる東アジアの神話伝承 稲作とイヌの不思議な関係 

中南米のトウモロコシやアジアのコメ、アフリカのイモなど、世界各国には、主食となる作物をもたらした神様にまつわる伝承がある。 その中の一つに東アジアの「コメはイヌがもたらした」というものがあり、何だか不思議な感じになっていた。 これは中国の少数民族の一つで雲南省に住むハニ族に伝わる伝承。 「洪水のあと、大地は何もない状態にな…
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イスラエル/テル・レヘシュ遺跡の今年の発掘調査報告が上がっていたので。

今年はコロナ影響で西アジア方面の発掘調査の報告をまとめて聞けるイベントが中止だったのだが、その一部でテル・レヘシュ遺跡の報告が動画で上がってるのに気が付いた。 この遺跡の下の方には、トトメス3世やアメンヘテプ2世の時代にエジプトが遠征していた町「アムハラト」が埋もれているとされる。 また、エジプトのアマルナで出土した外交…
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チベットの自然神崇拝と仏教の関わり「森のチベット」ついて

チベットというと標高の高いところが多く、高原というイメージが強いのだが、少し標高の低い端っこのあたりは森林限界以下なので森がある。 そして、その森の部分には仏教ともボン教とも別に、日本でいう神道に近い自然神や精霊の信仰が今も生きている。 …というのを今更のように知った。 「森のチベット」アルナーチャル・プラデーシュ州西部に…
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モンゴル中部の青銅器時代の石碑「鹿石」の写真集を手に入れた

出版社の「テクネ」というのは、Amazonでオンデマ出版をしている出版社。 考古学系の本もけっこうあるじゃーん! ということで漁っていたら、鹿石の写真集があったので早速ポチってみた。「鹿石」とは、中央アジアで見られる青銅器時代の石碑のことで、石の柱にデザイン化された模様が刻まれている。鹿モチーフの模様が多いことからそう呼ばれている。 …
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もうやめて! ヨセフスのライフは0よ!(2000年前に死んでるけど) 「ユダヤ古代誌」に対するツッコミもろもろ

フラウィウス・ヨセフスという人がいる。 ローマ風の名前で、ローマの歴史家と紹介されることが多いがユダヤ人て、ローマがエルサレムを陥落させた時にローマ軍と戦って負けた。のちにローマに移住して平穏に暮らしたようだが、そのせいで同胞からは裏切り者扱いされていた人物である。生きた時代は紀元後1世紀。エジプトがローマ属州になった直後の時代で…
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古代ギリシャの彫刻は、元はとても色鮮やかだった。…ん? これってもしかして

古代ギリシャの神殿や彫刻は、作られた当時には色鮮やかに着色されていた。 という話は有名なので、知ってる人は多いと思う。 今では真っ白なパルテノン神殿も、大理石の彫像たちも、本当はみんなカラフルだった。真っ白になってしまっているのは、長年のうちに色が落ちたり、博物館に保存するときに「洗浄」されて色の残りが汚れとして落とされてしまっ…
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シナイ山 is岩。山という言葉から想像されるものではないという話

山とひとくちに言っても、世界にはいろんな山がありまして。 南極の山には雪と氷しかないし、乾燥地帯の山には岩と砂しかない。日本でいう「山」を想像すると全然違うものが出て来ちゃうわけですよ。というお話。 というわけでシナイ山の話。 以前、シナイ山の写真を見た知人が「えっこれ山じゃないじゃん、ただの岩じゃん」と言っていたのだが、…
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アフリカの大地に生きるサン族の物語「ブッシュマンの神話」

アフリカの神話、と一口にいっても、どの地域のどの部族のものかによってテイストは大きく変わる。それはアジアの神話、と言った時にアジアのどの地域を想定するかによるのと同じことだ。インド神話と中国の神話と、タイの神話と日本の神話では大きく異なるように、アフリカといっても、エジプトの神話(古代のものを除けばイスラム寄り)とエチオピアの神話(ギリ…
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中世ドイツ伝承+関連伝承詰め合わせ「図説 ゲルマン英雄伝説」

似たようなタイトルの本は何冊も出ているが、これは八坂書房から出ている本の話。 表紙にドイツ語書いてあるのと、ぱらっとめくった目次が妙に濃いので手に取った。概要書と見せかけてやたら詳しいのは実は著者がその世界で著名な人だからである。まあ、うん、そのへんの概要書は「内容をつぎはぎにして薄めただけ」なのだが、ガチな人が書く概要書は「全部書く…
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クノッソス宮殿に見る過去の復元(再建)の問題点を軽くまとめてみた

クレタ島のクノッソス宮殿といえば、ミノタウロスの伝説で有名な迷宮のあった宮殿、とイメージする人が多いと思う。また、現在では観光地としても有名だ。しかし今あるその宮殿は、実は忠実な再現ではない。近代にけっこう無茶なファンタジー入りで復元されてしまった、不正確なものになっている。 ――という話はあちこちに出てくるし、現地の説明…
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神話の中のリンゴと現実のリンゴ。「リンゴの歴史」

読み始める前に、あらかたの予想はついていた。リンゴの故郷はカザフスタンの山奥で、そこから、のちにシルクロードとなる道を東西に伝って広まっていった。北欧神話やギリシャ神話、聖書など、西洋人が好きな色んな神話伝承の重要アイテムとして使われる。そうした内容だけなら、ふーんまぁ知ってるわ、という感じで終わってたと思う。 リンゴの歴史 (「…
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カルタゴ滅亡後の「カルタゴ」イメージの使われ方。「古代ローマ帝国期における北アフリカ」

カルタゴ滅亡までのポエニ戦争をメインにした本はたまに見かけるけど、そういやカルタゴが滅亡した後の話がメインの本ってあんまりないな、と思ってちょっと読んでみた。ローマが支配するようになった後の北アフリカで、既に滅びた王国のイメージがどう扱われたのか、どう変化していったのか、という話である。 古代ローマ帝国期における北アフリカ - 井…
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ヴァイキングが築きし町・ダブリン~初期の街は想定されたより大きかった、という話

アイルランドの首都・ダブリンは、かつて北の国からやってきたヴァイキングたちが元からあった集落を接収して作った街が元になっている。「ダブリン王国」あたりで探すと色々資料が出てくるが、街の名前は、かつてゲール語で「黒い水たまり」(ドゥブ・リン)と呼ばれていた集落が、ノルマン系ヴァイキングによって「ダブ・リン」と呼び変えられたのが起源だとされ…
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蛮族のための井戸制圧マニュアル ~毒を投入される前に~

この記事は、元々「蛮族が井戸に毒を入れること」を想定して資料を集めていた。しかし、検討しているうちに急遽、方針変更したものになります。 ある街で戦争に関連して井戸に毒が入れられる場合、攻める側が「相手の戦力を減らすために井戸に毒を入れる」場合と、守る側が撤退前に「嫌がらせとして井戸を使えなくするために毒を入れる」という場合の二通り…
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聖書博物館の所蔵する死海文書は全て偽物。2年を経て全ての鑑定結果が公表される

「博物館の死海文書が全て偽物!」という、ぱっと見センセーショナルな記事が流れていてけっこう食いついている人がいたので、遅ればせながらちょっと解説しておく。 まず、この博物館は「大富豪が自分のコレクションを公開するために作った博物館である」というところに注意してもらいたい。 しかも作った人は「キリスト教福音派」。メトロポリタンなど…
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リアル「聖女の遺骨求む」アングロ・サクソンの王女Eanswythe

イギリス・ケントにイングランド最初(に近い時代)の教会を建てた業績で知られる王女、聖Eanswytheの遺骨と思われるものが見つかったという。生きていたのは7世紀。616年~640年頃とされ、10代後半から20代前半に若くして亡くなったことになる。ケントの最初のキリスト教王エセルバートの孫娘で、異教徒の王との意に沿わぬ結婚を拒否してフォ…
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【牛まみれ】古代マヤの「失われた王国」Sak Tz'i' の首都と思しき遺跡、メキシコで確定される

発音出来ねぇぞSak Tz'i' …! というわけで日本語の資料を辿ってみたら「サク・ツィ」というカタカナが充てられていた。意味は「白い犬」。マヤの都市国家の一つで、ピエドラス・ネグラスの勢力圏にあり、かねてより近隣他国の碑文で存在は知られていた。しかし首都の位置が分かっていなかった。 それが今回、流行りのLiDAR技術によって…
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イースター島でブレーキ故障のトラックがモアイ像をなぎ倒し、騒ぎに。

先週、イースター島でブレーキの故障したトラック(別の記事だとサイドブレーキ引き忘れたとなっていたが…)が、坂道を転がり落ちてモアイ像と、その台座であるアフに激突、モアイ像をなぎ倒して破損させた、という何とも豪快で痛いニュースが流れていた。 こちらが動画 https://www.youtube.com/watch?time_con…
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ギルガメシュはそんなことは言ってない。「森と文明の物語」

図書館が臨時休刊で手元に読む本が無かったので、適当にkindleでポチって読み始めた本なのだが、、、色々とツッコミどころがある内容だった。オススメする気もしないのでリンクは貼らない。 森と文明の関わりについての内容で、農耕や牧畜、都市や艦隊などを作るための材料として森が切り開かれ、失なわれていった、という話である。 しかし著者の思い…
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「ミダス王の墓」は本当は誰のものなのか、資料を集めてみた

ミダス王関連でちょっと見つけてしまったもの。 フリュギアの首都・ゴルディオンにある大きな墳墓は慣例的にこの王の墓と呼ばれているものの、実際は時代が微妙にズレており、ミダス王が作ったけどミダス王自身は葬られなかった、など、学者によって色々な説があるらしい。 …なんかそのパターン、他でも見たことあるぞ。。 古代史ではよくあるやつで…
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資源的に恵まれていたのに覇権は取れなかった…ウラルトゥ国について調べてみた

古代文明の水の利用を調べていたときに、「ヒッタイトと同じくウラルトゥも使える水の量が豊富だった」という話があったので、ほほう? と思ってちょっと調べてみた。まずウラルトゥ国って何ぞや。名前からしてウラルトゥ山脈のあたりにあったっぽい。そこからスタートしてみた。 調べてみると、この国については2つの名称がよくつかわれていた。 …
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