エチオピア・タナ湖近辺で作られているコメ、実は日本の支援で作付けされるようになったものかもしれにない

ひょんなことから、アフリカで行われているコメ作振興プロジェクトの範囲にエチオピアも入ってた、ということを知った。 JICAが行っている農業支援についてはJICAのサイトなどを参照。 ネリカ米振興計画プロジェクト https://www.jica.go.jp/60th/africa/uga_01.html ネリカ米とは、N…

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古代エジプトのスイカは赤くて甘かった。植物DNAの研究

古代エジプトの墓の壁画に描かれるスイカは、現代のものに似ていていかにもうまそうに見える。しかしスイカだって子孫を残さねばならないので、最初から美味しい果実をつけていたら色んな動物に食われてしまうので困る。 そこでスイカの原種である瓜はククルビタシンと呼ばれる苦み成分を持つように進化しており、果実は、野生のままではとても食えない。 …

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ポンペイの石畳の道路、溶けた鉄で修理してた。

ヨーロッパの石畳の道路、へこんでるとこ無理やりアスファルトで埋めてたり、そもそもすり減って歩きにくいんだから一回ぜんぶ作り直してくれよとか思うところが少なくないんだけど、同じことを古代人も考えていたかもしれない。 ベスピオ火山の噴火で一瞬で埋もれてしまったせいで残りのいいポンペイの町並みの道路から、「石がすり減ったとこは鉄で無理く…

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エチオピア北部まとめ(反省会)

というわけで、だいぶ駆け足だがエチオピア北部遠征resultをまとめておいた。 今回は主に遺跡巡りメイン、北部のみだったが、前から気になってたアクスム王国関連の主要な部分は回れたかなと思う。 遺跡と遺物を見て回って思ったのは、やっぱアクスム王国ってアフリカ東部のかなり大きな文明だったんだな、ということ。 ア…

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ファラオも飲んだ? 古代ビール再現! →古代ビールじゃないしファラオ関係ない

これもいつもの、「ギリギリでウソにならないタイトルの付け方でとりあえず人目を引こうとする」っていうやり方。そのへんのまとめサイトやキュレーター(笑)サイトじゃなくても、大手のWebニュースでもこういうしょーもないことやってくるので、タイトルだけじゃなく内容はきちんと読みましょう。というお話。 === 内容まとめ=== こ…

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エチオピアにおける中国企業の進出状況と今後の展望

エチオピアで一つ面白いトピックがある。 「中国のエチオピア進出」だ。 経済紙で読むとブーンで流してしまう内容が、現地に行くと無視できないレベルで目の当たりにできる。 まず国際線の拠点となっている首都アジス・アベバの空港からして、中国資本で建て替えが進んでいるのだ。 この工事現場では、ヘルメットかぶった中国…

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アジス・アベバの国立博物館/考古学遺物に足りない説明を加えてみた

エチオピア首都アジス・アベバの国立博物館は、「国立…?」と疑問符がつけられるくらいの規模と設備で、冗談抜きに1時間もあれば見終わるくらいの規模しかない。しかも隣に廃墟ビル建ってるし。公認ガイドは地下階と1Fの皇帝コレクションだけ説明して出ようとするし。 とはいえ、地下1F、地上3Fもある充実した博物館と見せかけて、…

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エチオピアの「エルサレム」探訪 ラリベラの岩窟修道院巡り(2)

さて、ひきつづきラリベラ観光。 村の中心にある山の上に岩窟寺院が点在しているような状態なので、ひたすら ひた すら 岩山を登り続けることになる。だいたい途中で教会の名前が分からなくなる。(笑 入り口に看板がたってる教会もあるんだけど、無い教会もあるから…。 ほぼ迷路。 これは第二教会群と呼ばれてるあたりのも…

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エチオピアの「エルサレム」探訪 ラリベラの岩窟修道院巡り(1)

エチオピアの北部にある聖地ラリベラは、地名の由来ともなっているラリベラ王によって12世紀から建造された岩窟寺院群と、聖地まで行くのが遠いから自分とこに作っちゃえ! と作られた「ミニ・エルサレム」のある場所。 国境からわずか40キロの距離にあり、かつてエチオピアが隣国エリトリアとドンパチやってた時代には外国人の立ち入りが制限されていたが…

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歴史の転換期/エジプト・北シナイで第26王朝の要塞を発見

エジプトの北シナイ、Tell El-Kadwa で、第26王朝のプサメティク1世までさかのぼると思われる要塞を発見した、というニュース。 東側の壁は2008年に見つかっていたようだが、全貌が明らかになったのが最近。 要塞は何度か立て直されていて、古い要塞は壁幅が約7メートル、塔は4つ。新しい要塞は壁幅11メートル、16の塔がある…

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タナ湖の教会めぐりに行ってみた

ブルーナイルとタナ湖のクルーズのセットは、バハルダールではわりと定番の観光ルートらしい。 タナ湖といえば、その奥の島にある教会に、十戒の石板を収めたという聖櫃<アーク>がかつて安置されていたとか、幼いキリストを連れたマリアがエジプトからここまでナイル川を遡って来ていたという聖家族の逃避行伝説があったりとかする場所。また…

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溶岩台地の瀑布・青ナイルの源流/ティシサットの滝を見に行ってきた

青ナイルの源流タナ湖、そこから流れ出す唯一の川の先にあるのが、かつて「水が煙のごとく降り注ぐ瀑布」と表現された滝ティシサット。 しかし近年では上流に発電用のダムが出来、水量が減って見る影もなくなっている。観光用パンフレットに出てくる写真は全力放水している時のものなので、現在はほぼ見ることはできない。(たとえ雨季であっても。) ……

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コーヒー豆(アラビカ種)の原産国で、コーヒーセレモニーを体験しに行く

エチオピアといえばコーヒー豆の原産国。コーヒーのふるさととして知られており、観光客向けにも「コーヒーの起源」を売り込もうとしている。 というわけでコーヒーセレモニーを体験しにいってみた。 で、またここでもエチオピアン・ガイドさんの誤情報について書かなくてはならないのだが、勘違いしてはいけないのは以下の点。 ・コーヒ…

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アクスムの他の石柱と遺跡/グディト女王の石碑フィールド

今回の旅はアクスム近辺がわりとメインな感じだったのだが、アクスムには有名な巨大オベリスク以外にも多数の小規模な石碑群が存在する。 その一つが、ドゥングル宮殿の向かい側にある「グディト女王のステラ・フィールド」と呼ばれている場所にある。 グディト女王はアクスム王国を滅ぼした異教徒の女王、として伝説化された人物。 ここの石碑群…

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通称「シバの女王の宮殿跡」ことドゥングル(dungur)宮殿に行ってきた

アクスムには、「シバの女王の宮殿跡」という通称で呼ばれる遺跡がある。 地元民がそう呼んでるだけで、もちろんシバの女王のものではないうえに、そもそも宮殿なのかどうかすら確定していないのだが、なぜかエチオピア公式や日本の観光ガイドでもそう書かれていて面倒くさい。また、地元のガイドさんを雇うとわりと本気で「これはシバの女王のもの…

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[遠征]エチオピア北部まとめ(2019)

遥けきアビシニア~エチオピア北部探検隊 遥けきアビシニア~本場インジェラを食べに行く 「エチオピアのオベリスク」、アクスム石柱群を見に行ってきた アクスム石柱群とエジプト風遺物の関係 通称「シバの女王の宮殿跡」ことドゥングル(dungur)宮殿に行ってきた アクスムの他の石柱と遺跡/グディト女…

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アクスム石柱群とエジプト風遺物の関係

>前回からの続き というわけでアクスム石柱群とエジプトの関係、というか正確に言うと東地中海世界との繋がりについて書いておこうと思う。 まず、アクスム王国は紅海を挟んだ交易によって栄えた王国である。アクスム王国が成立した紀元前後の時代、紅海は東地中海~東アフリカ~メソポタミア~インドへと繋がる、海のハイウェイの一部だった。 …

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「エチオピアのオベリスク」、アクスム石柱群を見に行ってきた

オベリスク、と言うとエジプトのものが一番有名で想起されやすいのだが、そう呼ばれる遺跡はエチオピアにもある。 それがエチオピア北部にある アクスム石柱群 だ。 ででーん。 エジプトのものは表面に文字が沢山刻まれているのだが、こちらのものは表面に模様が描かれている。ただし模様が刻まれているのはこの前面に押し出さ…

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遥けきアビシニア~本場インジェラを食べに行く

というわけで(どういうわけだ) インジェラを食べにエチオピアまで行ってきました。 いやまあそれだけが目的じゃないんだけども。 で、「インジェラ」とは何かというと、エチオピアで主食として扱われている、テフという植物から作られる 酸っぱいクレープのようなもののことである。 貧しく、小麦などの育つ地域が限られている上に、暑く…

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遥けきアビシニア~エチオピア北部探検隊

でなでなちゅー、中の人は帰還しました。 今回は10連休を利用して、前からちょっと気になってたエチオピア北部を攻めてみることに。いやさ本当はペトラ行くつもりだったんだけどさ。10連休、って決まった瞬間「あ! もっと遠く行ける!!!」ってなっていつもの以下略 Q. エチオピアには何がある? A. 見どころは色々ありますが中…

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しばらく いません

連続クエスト「プレステ・ジョアンの国を探して」 前提クエスト:  ナイルの水源(地理R3 視認R1 行軍)  香辛料の国(考古学R3 コプト語)  失われた聖櫃の伝説(宗教R9 開錠R6) ちょっといってきます。

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人間、新石器時代にも頭蓋骨で器をつくってた…? 新石器時代の人食いの証拠見つかる

オレサマ オマエ マルカジリ(そのままの意味で) スペイン・マラガ近くの洞窟 Cueva de El Toro から、7.000年前~5000年前の「頭蓋骨で作った器」が出てきたそうな。 小規模な農耕もやっていたはずの時代で、人食いも並行して行われていたというなかなかショッキングな内容の発見。 Evidence of ca…

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デニソワ人の頭蓋骨の破片がようやく発見される(=確定された)

現生人類と混血した第三の人間、デニソワ人の頭蓋骨の破片がついに見つかったらしい。(正確には、3年前に発見されていた骨がデニソワ人と認定された) 今まで破片も見つかってなくて、どんな顔をしていたのかという推測すらされていなかったのだが、これで少しは話が進むのかもしれない。 First Confirmed Denisovan Sku…

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「民族」の定義とは。~古代の碑文とかに出て来る「民族名」って実は民族じゃないんだよって話

まあそのタイトルどおりなんですけどね。古代の碑文とかに出て来る「民族名」って実は民族じゃないんですよ。って話。 だって民族とか国家とかの定義ないんですもん。 たとえば、「xxという連中が攻めてきたけど撃退したったぜヒャッハー」という碑文が残ってたとして、その「xx」を民族名だと思い込んではいけない。それは単に人の集団を意味する言…

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