【武装とお洒落の狭間】最近のレディースファッションがマジ中世

最近、レディースファッションの中にチェインメイルがたくさん出てるんですよ…。 どういうことかというと、こういうこと チェインメイルニット #とは これはまだ…なんとなく判る気もする…いや分からん お洒落…? お洒落とは一体… チ ェ イ ン メ イ ル ジ ュ エ リ ー だんだんチェイン…

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水中考古学の本にたまに出て来る、「クルナの災難」について調べてみた

クルナの災難とは、フランスの探検隊が発掘で得た遺物をイカダで運んでいた最中に、現地住人の襲撃を受けて水没させてしまった事件である。 場所はティグリス川とユーフラテス川の合流地点であるクルナ(Qurnah)付近、発生は1855年5月23日。これにより、ルーブル美術館や大英博物館が手に入れるはずだった貴重な多数の遺物が喪失し、現在に至るま…

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ミイラから調べるプントの国/古代エジプトの狒々のミイラから輸入元が調査される

プントの国、とは、古代エジプト人が交易していたアフリカ内部のどこかにあった国である。 特にハトシェプスト女王の葬祭殿に描かれた、貢物と高貴な人々の行列が有名だ。しかし、古代エジプト人が「プント」と呼んだ国がどこにあったのかは、まだ特定されていない。 輸入していたものがキリンやペリカン、ヒヒなどの珍しい動物で、植物では黒檀や乳香、…

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タイトルからまた大きく出たな? って感じだけど、ほどよくまとまっていた「メソポタミア全史」

人文科学の世界って10年も経てば常識や定説がガラっと変わることは珍しくないので、「xx全史」みたいな大きなタイトルはつけないほうがいいんだよな…とは思ったけど、内容を分かりやすくするなら確かにこのタイトルで間違いではない。書いているのはシュメールが専門の競馬が大好きな先生。なのでハンムラビやサルゴンの話をしたあとあとがきでコントレイルの…

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次亜塩素酸水も次亜塩素酸ナトリウムもどっちも使えば健康被害は出る。加湿器に入れるな死ぬぞ

リモートワークで家にいる時間が長いので加湿器買おうかなーっと思って見ていたら、何かかたっぱしから「次亜塩素酸水対応」って書いてあるんですよ…。 どうもコロナ対策で次亜塩素酸水を中に突っ込んでミストとして使うらしい。 いやそれ、死にますよ。 まず一般常識で考えてほしいのです。 除菌作用のある液体を、超音波で水分を空…

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インダス文明の人たちは何を食べていたか。壷の中身から調べる研究

似たような研究で、古代人の骨に残された歯石(歯にくっついている食べ物のカス)から古代人が何食べてたかを調べるのを見た覚えがあるんだけど、今回は壺の中にうっすら残ってる有機物から、どんな食べ物を壷に入れてたかを探る試み。最近出て来た、壺の中に残る僅かな有機物でも分析できるようになったという研究と関連していると思う。 What’s c…

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来年は丑年なので… 古代牛のDNA最新研究を探してみた。今や時代はここまで来ていた

最新といっても去年のものなので、もしかしたら新しい研究が出ているかもしれないけれど。 古代の牛の骨からDNAを採取して、現在のウシがどのようにして家畜化されていったのか、というのを調べている研究がある。 Ancient cattle DNA reveals a bullish tale https://www.natureas…

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引きこもり生活と洞窟の絵。~脳はアイドリング出来ない

大昔の人たちが、洞窟の岩絵をどうやって描いたのか、という話をしたい。 絵そのものはよく知られているが、道具や使われた顔料については知名度が低いのではないかと思う。実は洞窟に絵を描くのは、現代人が考えるよりとっても大変な作業なんである…。 以前日本でラスコー展をやった時に、そのへんの資料は一通り展示されているが、ラスコーを…

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DNA検査ビジネス、現在は「あなたがヴァイキングの子孫かどうか調べます☆」とかやっていた

なんか広告見かけて、ん? 見覚えあるな? と思ったら以前ツタンカーメンでツッコまれまくってたとこじゃないですか…。 今はヴァイキングのゲームが発売されたりしているので、こういう売り方なんですかね…。 https://www.igenea.com/en/vikings 「あなたはヴァイキングの子孫かも? DNAテストをや…

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ローマがたどり着いたブリテン島、そして撤退後「海のかなたのローマ帝国」

リモートワークが基本になると、会社帰りにぷらっと本屋に入るってことが無くなって、休みの日にガッツリ行くしかないんですよねぇ…。 というわけで、久しぶりに本屋に行って漁って来たのがこちら。増補版が出たのは5年ほど前だけど、初版が出たのはけっこう前らしい。古代ローマによるブリテン島の支配がテーマの本である。 ※緑色の表紙のほうが最近…

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ラメセス6世の彫像の「首」、別の博物館に収蔵されていた「胴体」と一致する

別々の博物館に収蔵されていた彫刻が、実は元は一つの像だった、ということが判明した…というお話。 しかもこれ、実は指摘されたのは1987年。最近亡くなったJ.F. Borghoutsという学者の遺品の中から見つかった、未開封の手紙を開けてみたら、その中に「実はあの像は一つだと思うんですよ」的なことが書かれていたという。エェー…。 …

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靴下はなぜ片方だけ消えてしまうのか。消えない方法を伝授しよう…

いつの間にか靴下の片っぽが消えてしまう、と悩んでいる人が意外といるらしいので、ここはひとつ、学生時代から靴下の片方を亡くしたことがほとんどない私が秘儀を伝授しようと思う…。 まず、靴下の片方が謎の消失を遂げる機会は、主に洗濯の時であることに注目したい。 大きく分けると以下のようなパターンだ。  (1)洗濯機で回しているうち…

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メモがわり: 「古代エジプトの楽譜」として紹介されていたものの正体

古代エジプトの音楽は楽譜が残っていない。 にも拘わらずネット上には謎の楽譜が出回ってるよね? あれ何なの? って話から始まった話。 結論から言うと、エジプトのものだとしてもおそらくローマ属州時代のもので、「古代」の楽曲を記したものではなく、そもそも楽譜なのかどうかも突き止められなかった…。 問題の「楽譜?」はこちら。 ぱ…

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アマゾンがジャングルになる以前: 氷河期終わりに住んだ人々の残した岩絵が発見される

既に絶滅した動物も描かれていることから、推定される年代は12,600 ~11,800年前ごろ。氷河期が終わろうとしている時代、まだアマゾンが今のようなジャングルになる以前の時代にそこに住んだ人々が描いたものだろう、とされている。 Sprawling 8-mile-long 'canvas' of ice age beasts di…

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【人間怖い】ゴキブリに電気刺激を与えて意のままに操る技術が開発される。群れでの制御もOK。

こういう尖ったことやりたがるのだいたいここの大学だよね…。 筑波大学で、ゴキブリを操る技術が開発されたそうだ。マダガスカルゴキブリという頑丈で大きめの種に電極を埋め込んで、その電気刺激を使うのだという。言われてみると科学っぽく聞こえるけど、やってることは軽く呪術の類。壁からソッと現れたゴキブリが目の前にメモを置いて帰る、そんなSFが実…

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古代エジプトの首飾り事情。意外と再建ものは多いんだぞ…という話

古代エジプトの遺物の中で、ビーズを繋げたネックレスやブレスレットで出土地が判ってないものはだいたい再建(見栄え良く繋ぎなおしたけど元の形が分からない)ものだよ…という話をしてみたい。 ビーズは腐らないけど紐は腐る。というか劣化してボロボロになってしまう。 そして出土地が不明ということは、盗掘や、記録のない時代に掘りだされていつの…

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あのお方がやって来た。古代エジプト展へ行って来た

ベルリンのエジプト博物館(正確に言うと博物館島の中にある「新博物館」)から来たエジプト遺物を展示するエジプト展が開催。 コロナご時世なので混みそうな三連休と天気のいい日は避けて朝イチで行ってみた。 公式 https://egypt-ten2021.jp/ 現地博物館行ったことはあるんだけどね。 ちょっと珍しいやつが…

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古代ペルーの「バドミントン」、モチェ文化のゲームを再現してみた! という動画

儀式的なゲームだったそうで、南米だしもしかしたら負けたらイケニエとかあった可能性はあるけど…とっても楽しそう。 Playing Moche Badminton モチェ文化は、ペルー北部で紀元後200-700年頃に栄えた文化圏の一つ。ほぼ同時代、ペルー南部ではナスカ文化が栄えていた。 この図の元になっているのはモチェ文化…

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硬派な出版社なのにオカルト入り…これが日本の考古学会の現状なの…「ヒトはなぜ海を越えたのか」

硬派な出版社だしタイトルからしても普通っぽいのに、パラ見した時に「ん…?」みたいなのがあったのでとりあえず前から順番に読んでみた。 結論から言うと、これは一般人はあまり読んではいけない。複数人で書いているのだが、中にオカルトの人が混じっている。ヤベェ話をヤベェと嗅ぎつけられる人向けの本だが、そこまでして読める部分だけ読むなら、個別に参…

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縄文時代の人 vs クマって、どうやって戦ってたんだろうな…という話

縄文時代の人は、住居の近くにクリやドングリなど食べられる植物を集めて栽培していたことが判ってきている。 ということは、それらを食べにくるクマとも必ずどこかでカチあったはずである。 …というところから、昔から人とクマって森の境界で常に領域を争っていたんだよなぁ。と、ふと気が付いた。 *クマ目撃情報の多い登山道はクマの…

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エジプト・エスナの神殿をクリーニングしていたら新しい「星座の名前」が見つかった、という話

エジプト南部のエスナ(ルクソールより55キロくらい南にある)にあるクヌム神殿は、プトレマイオス朝~ローマ属州時代にかけて作られた、古代エジプトの歴史の中では最も新しい時代の神殿の一つ。最後に工事が行われたのは紀元後250年頃。なので厳密には古代エジプトの遺跡かどうか微妙なラインで、文字や芸術の様式は新しい時代のものが採用されているのだが…

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同じチームの人と一度も会わないまま年末を迎えようとしている

なんかこのままだと来年もリモートワークが続きそう。 同じチームの人、何人かは一度も会ってねぇな、、、そんなかんじの中の人です今年も気が付いたら年末進行になっててちょっと死にそうです。いや、ていうか12月たぶん しぬ(真顔) 3-5月の遅れたぶん11-12月で取り戻さないといけないから…うん で、ふと今年一年を思い返してみたと…

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ここぞとばかりにヴァイキング本を売り込んでくるナショジオさん…

ナショジオが出しているので写真は良し、図も判りやすい。年表は無いし、ちょっと話盛りすぎてるな感のある部分もありつつ、無難な感じにまとまっている一冊。(アサクリシリーズの最新作がヴァイキングだからちょうどいい時期にぶつけてきたわけですね…わかりますよそういう…アレ…。ゲームのほうはちょっと内容が微妙で全然進めてないけど…。) バイキ…

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人工衛星から遺跡を探す最新技術、「宇宙考古学」についての本

「宇宙考古学」というとなんかオカルトっぽい響きもあるのだが、別名は「衛星考古学」とか「リモートセンシング」。これなら聞いたことがある人も多いかもしれない。要するに人工衛星から撮影した画像の中から遺跡を探し出す、という手法である。 かつては実際にその場所まで行って、地表を歩きまわって怪しい場所を探していくしかなかったのだが、最近では、実…

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縄文土器の中には大量のコクゾウムシ(害虫)が練り込まれていた。その意味とは…?

縄文時代、縄文人が既に利用可能な植物を人工的に育成していたことは、最近では常識になりつつある。特にクリやドングリ、ウルシなどを居住地の近くにまとめて栽培していた証拠は豊富に見つかっており、これは農耕のはしりと言って良い。縄文時代は狩猟採集、農耕は弥生時代から、というのはもはや古い。そして農耕につきものの害虫も、縄文時代から人の近くに沢山…

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これはタイトルでホイホイされるしかない。「悪党たちの大英帝国」

通りかかった本屋で見つけた瞬間、タイトルに一目ぼれして スッ… てレジまで持って行ったよね。これはずるい。タイトルのインパクトよ。 そして開いた瞬間に目に飛び込んでくる  「偉大さ」は何で決まるのか というキャッチーな言葉。 「悪党」たちが時代を動かす。偉大さとはその人の道徳的な正しさではなく業績の善悪である。 こ…

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エジプト本と見せかけて「数学の面白さ」を伝えたい本。「古代エジプトの数学問題集を解いてみる」

エジプト本かなと思ってぱらりと開くと、内容はエジプトなんだけど解説がめっちゃくちゃ数学だった。 よくよく見たら書いている人は数学の専門家だった。古代エジプトの数学を、数学者が面白く説明する、そういう本である。 NHKスペシャル「知られざる大英博物館」 古代エジプトの数学問題集を解いてみる - 三浦 伸夫 この本は、古代エジ…

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