取り敢えずこのへん揃えとけば大丈夫。古代エジプト資料本の一覧

以前、「エジプト神話」についてはオススメ本のリストを作ったのだが、そういえばエジプトの歴史についての本のリストは無いな…って思ったので、ちょっと書いておくことにした。古代エジプトの資料で何を使ったらいいか分からん、という人向け。 お値段が張る本もあるが、ぶっちゃけ2,000円のイマイチな本を10冊買うより、2万円のめちゃくちゃ濃度…

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アフリカの人類はもしかしたら、7万年以上前から「毒矢」を使っていたのでは。という話

一撃でキリンさえ殺せる、みたいな強力な毒矢はロマンである。 だが現実としてアフリカの人々は、そんな強力な毒矢を何万年も昔から使っていたかもしれない。現代でも、カラハリ砂漠にすむサン族は毒矢を使う文化があるが、その起源ははるかに古い可能性が出て来た。 ただしこれは、毒の実物が見つかっているわけではなく、矢の形状や矢じりについていた…

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アンデス高地のまさかの高度で哺乳類の生存が確認される。ネズミ…お前…どうやってそこに?!

ちょうど少し前に調べていた、哺乳類の生存高度限界の話。 「どうもナキウサギの記録が最も高いところで生存していた哺乳類の記録らしい」と書いたのに、書いてからたった二週間でその記録をぶっちぎって行きやがった奴がいたぞ…?! 高地に住む犬たちの遺伝子特性: 酸素ブースト https://55096962.at.webry.info/…

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ライデン博物館のエジプト展、愛知は開催予定。ただしチケット購入に注意!!

新型コロナウィルスの影響で博多・札幌の巡回が中止となってしまった、今年のエジプト展。 名古屋は! やる予定だそうです!! ただし、コロナ対策のため混雑回避の対策が成されており、今までのように当日ふらっと行ってするっと見て帰ることは困難です。 要注意! 全体の公式 https://leidenegypt.jp/ 愛知…

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【ドンマイ】専門家、なぜホモ・サピエンスが生き残ったのかの理由を見失う。

みんな知っての通り、いま現在最近の人類の生き残っている人類は、ホモ・サピエンスのみである。 しかし、ほんの何万年か前までは、ネアンデールタールという隣人が居た。彼らが絶滅し、我々が生き残ったのはなぜなのか。これは、長きにわたる大きな疑問の一つだった。 かつては、「ネアンデルタールは劣った人々であったから、優れた人類に滅ぼされたの…

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旅行代理店トーマスクック破産→創業者由来のコレクション売りに出される(古代エジプト遺物)

昨年破綻した、イギリスの大手旅行代理店&航空会社トーマス・クックが創業者由来のコレクションを放出、その一部をゆかりあるレスター市がお金を出し合って購入したという話。モノは第19王朝の古代エジプト人の夫婦の座像。お値段は2千万ちょっとだ。 3,000 Year-Old Statue Acquired For Leicester’s …

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多分これ皆の好きな奴! 「城の地下には隠し通路がある」という伝説、発掘により一部証明される

「修道院まで続く隠し通路がある」という伝説が残るという、ポーランドのオルシュテイン城の地下、発掘してみたら本当に天然の亀裂や洞窟などが見つかったという話。城自体は塔が残っているくらいだが、観光ガイドを見ると町の雰囲気はよさげ。そして城のある丘からの眺めがとてもいい。 What lies beneath: cave and tunn…

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ベイルート大爆発で湾岸の美術館が壊滅状態に。(国立博物館はギリギリ無事な模様)

8/4に発生した、レバノンの首都・ベイルートでの爆発事故により、湾岸地域一体がふっとび近くのアートギャラリーや美術館などが軒並み壊滅状態に。そのあまりの惨状に、ヒェッ…て声が出そうになった。 Huge explosion in Beirut decimates city and leaves art scene in disarr…

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中の人、パピルスの育成を始める。

今まで「パピルスでかくなるし…冬に弱いって聞くしちょっとな…」とか思っていたのに、ついに買ってしまったという話で。 ええまあ手ごろな小さい苗をホムセンの園芸ショップに千円くらいで売ってたんで衝動買いしちゃったんですけども。 育て始めて分かったこと  ・夏は成長期。めちゃくちゃ伸びる  ・水を吸いまくる。水が切れる…

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スーダンで豪雨によりダムが決壊。その雨は、かつてナイルの恵みになっていたはずのものだった

スーダンの南東、青ナイル州でダムが決壊し、たくさんの家が流されたというニュースが流れていた。 原因はこの季節に降る豪雨。スーダン~エチオピアにかけて青ナイル流域では、6-10月ごろの雨季に大量の雨が降る。このへん、近年では、発電用や乾季の農業用水として川にダムをたくさん作っているが、どうもダム(=ハード)を作るのはなんとか間に合っ…

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古代エジプト人だって暑い日は髪の毛アップにしたい。

梅雨明けて暑くなってまいりました。 暑くなってくると髪の毛多い人はべったり張り付くのでアップにしたくなります。 古代エジプト人も高貴な人は基本ロン毛なので、絶対あれアップにしてたと思うんですよ、地毛の人はね…。 というわけで、髪の毛いじってる壁画とか持ってしました。どん。 左はメンチュホテプ2世の妻の一人とされるカウィト。髪…

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王女様のカルトゥーシュ。ソベクヘテプ3世の娘イウヘティブ

カルトゥーシュっていうのは、一般的に王名を囲むときに使われる〇と|を組み合わせたマーク。 一般的に王名なので、これに名前入ってると「あっこの人は即位したな」って言われる。  でも即位していないのに特例で使った例もある。 それがこちらのソベクヘテプ3世の娘イウヘティブ王女です… 「イウヘティブ」が名前で「フェンディ」は…

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ビザンツ時代の高級白ワイン、6世紀の黒死病流行で廃れたのでは。という説

現在のイスラエル南方、ネゲブ高地(ほぼ砂漠地帯)で発見されたワイン製造の痕跡から、ワインが作られなくなったのはおそらく6世紀半ばで、イスラム教徒が来るより前だったことが明らかに。以前の、イスラームが入ってきたのが原因では? という説は使えなくなり、原因はもしかしたらその頃に大流行していた黒死病だったのではということが検討されている。 …

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古代エジプトでナイルの増水が起きないと飢饉が起きる? 検討してみたけど、多分起きない…

【前提知識】 古代エジプトは灌漑農法をしていた地域である。 灌漑とは、水路で畑に水を引く農法。雨が降らない国なので、畑作ろうとしても雨には頼れないからだ。雨に頼る天水農法に比べ、水路を作って管理する手間がかかるのだが、その年ごとの雨量に左右されず、比較的安定した水の確保が出来るという利点がある。 そして、暑い地域なので畑はほっ…

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高地に住む犬たちの遺伝子特性: 酸素ブースト

以前、チベット人をはじめとる高地に住む人類が、酸素の薄い高地に適応するため身体能力を強化する方向に進化しているらしい、という話を調べた。 チベット高地と人類の高地順応~高地の人々はいつから高地に適応したのか https://55096962.at.webry.info/202001/article_13.html 世界三大…

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古代エジプトの庭園と水汲み事情 ~貴人の庭はとんでもなく人手がかかるという話

古代エジプトの庭園といえば、壁画などにもよく描かれているし、墓所に作られたものなどは花壇の実物も見つかっているのでイメージしやすい。果樹や花が植えこまれ、魚の泳ぐ庭があり、沙漠の国ではひときわ華やかで美しい。 が、このお庭じつはめちゃくちゃ維持に手間がかかっている。 水汲み水やりが死ぬほど大変なんである。 ナイルは…

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読み終わるとタイトルがとても重い。「絶滅動物は甦らせるべきか?」

なんかオススメコーナーに置いてあったから読むぞー(テッテレー)みたいな感じでパサっと開いたら、うん、あの…内容重かったよね…。 この本では「ディ・エクステンション(逆絶滅)」という言葉が多く使われている。これは種の復活や回復といった概念を包括する言葉である。本の構成としては、よくある、ジャーナリストが書いてる「種を復活させるという…

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「ネフェルティティは女王として即位した」説の問題点。これを定説と考えるのはさすがにちょっとな

「ネフェルティティは女王として即位した」という説は、宗教改革を行ったアクエンテアン王とツタンカーメン王の間にいる「スメンクカラー」という王が実は女性で、ネフェルティティその人だった、というものである。 日本の先生たちでもわりと支持よりの人は多いのだが、この説には、説明されていない多くの問題点があり、今の時点では完全に否定することも肯定…

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またか…?! エジプトミイラ、CTスキャンしたら中身が思てたのと全然違う

今度はイスラエルのハイファ博物館。 「人間の心臓が入っている」と記録されていたエジプトミイラを2体CTスキャンにかけてみたら、中身は人間どころか人形と鷹だった。というお話。ミイラは50年ほど博物館にあったけど、誰も特に注意は払っておらず、記録が適当なのにも気が付いていなかったらしい。 Little ancient Egyptia…

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アメリカ大陸に人類が到達したのは3万年前、定説を覆す!→覆ってないです…。

たぶん大元の記事はこれなんだと思うんだけど、「アメリカ大陸に人類が到達したのは3万年前!」みたいな話が一人歩きしてそうだったので、ちょっと注釈を。 人類、3万年前から米大陸に 通説より1.5万年早く https://www.afpbb.com/articles/-/3295255 今回の3万年うんぬんの元ネタはこの…

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コロナ影響で博物館・美術館がピンチ。これからもそこで推しに逢うためには…

新型コロナウィルスの影響は様々な業界に影響を及ぼしているが、一定期間の閉館を余儀なくされた美術館・博物館も当然、財政的に厳しくなっている。さらに今後も密な状態を防ぐために、混雑するような大規模イベントを開けなかったり、入館人数を制限したりしなければならず、短期間の回収は難しい。開館しているだけでも、入館者の体温を測ったり、受付などの消毒…

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ウルクの民はぜひ見よう。「ギルガメシュ叙事詩」翻訳者が語る物語の世界がYoutubeで見られるぞ!

再生数が少ないやんけ!! というわけで勝手に宣伝しておくことに。 池袋にある古代オリエント博物館の館長さんが語る、展示品の見どころトーク。「私が訳しました」←マジでそうだからなんも言えねぇ 月本昭男館長見どころトーク(展示解説)ーギルガメシュ叙事詩の世界編ー https://www.youtube.com/watch?v=3S…

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シェルパに絞られた話としては面白かった。「シェルパ」と道の人類学

第一章はなんだかよく判らんかったけど、第二章からのシェルパの実体に迫る調査は面白かったので、とりあえず全部読んでみた。 シェルパの民俗学の調査としては面白かったのだが、おそらく著者が語りたかったであろう本のテーマからすると、調査内容がだいぶ狭すぎて序章とまとめの章が噛み合ってない感じがした。 「シェルパ」と道の人類学 - 古川 …

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古代エジプト王女「叫びのミイラ」(女性のほう)、心臓発作で孤独死していた…

御年60歳の王女…心臓発作…うん、あれだ。何か色々察するところがある。 CTスキャンの結果、動脈硬化など成人病を患っており、発見時すでに死後硬直の状態になっていたためにミイラが「叫んで」いるような顔で作られてしまった、という結論になったようだ。 ※記事の先はわりとグロめのミイラ写真多め※ ※ミイラ見慣れてる人向け※ CT…

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【おねショタの波動】ラメセス2世の即位10年目あたりの戦争に彼の息子が参加しているわけだが。

ラメセス2世は、名前が判ってるだけで子供100越えという超子だくさんファラオである。 もちろん妻も沢山いたわけだが、子供たちが一体どういうペースで生まれていたのは謎であった。 今回、ちょっと調べてみてたのだが、碑文で8番目に書かれてる「アメンエムウイア」という王子がラメセス2世の治世9~10年目あたりのシリアのダプール攻城戦に同行し…

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奴隷は黒人、白人は主人、という固定概念は欧米限定だという話。だってオスマン帝国とか逆だもん…

黒人、白人という区別自体がそもそも不正確だし、世の中そう白黒キッチリ分かれているわけではないのでこの分類自体を使うべきではないと思っているので、便宜上ここでは使うが、定義として以下を設定する。 「黒人=アフリカ出身でサハラ以北の地中海地域、東アフリカなどに多いアラブ系住民を除いた者」  →アフリカにも肌がそれほど黒くない人たちは…

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インダス文明はバッタの大群の襲撃を受けたか。ちょうど今、その地域が酷いことになってるけど…

ニュースになっているサバクトビバッタの大発生、先週あたりの蝗害のマップがこんな感じで、相変わらずインドとパキスタンの国境地域が群れに襲われている。ずって見ていて思ったんだけど、被害マップによくインダス文明地域がよく出てくるんだよね。 インドの地名で「ラージャスターン」とか「カッチ県」とか出てくる時、そこはインダス文明の遺跡のあると…

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会社員をやっていて良かったと思うこと 「プレゼンのやり方を覚えた」

中の人は会社員なのだが、わりと真面目に、「会社員やってて良かったな」ということがある。 毎月収入があるので、フリーランスなどの不安定な職に比べれば計画的に趣味にぶっこめる、というのもあるのだが、いちばんは「プレゼンのやり方」だ。どれだけ知識があっても、伝えたい熱い思いがあっても、技術がなければ伝わらないのだ。これは、世の真理という…

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アイヌ・琉球だけ取り上げても足りてない。日本は実は(定義としては)多民族国家だという話。

なんかアイヌだけ特別扱いされてるけど、えっ津軽(=古代の「つかる」)は? というか北海道から東北まで文化圏連続だよね? とかしょっちゅう思うんですよ中の人。6世紀には別の民族扱いでしたよね東北人。毛人とか、言葉通じないとか色々書かれてましたし…。考古学的に見ても、人骨の形状とか見てもけっこう特徴あるんですよね。 *「骨考古学と薩摩…

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