原始キリスト教と同時代に分岐。歴史はあるけど知名度低い「マンダ教」について

日本語でマンダ教の資料探しても全然出てこないのである…。 Webだとこのへんとか。 謎の古代宗教「マンダ教」の教団をイラクで訪ねた https://bunshun.jp/articles/-/12218 唯一載ってたのがこの本で、元々グノーシス主義の本なので一節だけ使って概要と神話の一部が書かれている程度。ただ、ある程度…

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「鷹の首」を得るには何人の裏切り者が必要か。ラメセス3世暗殺と、「後宮陰謀パピルス」のあらまし

ラメセス3世は、第20王朝の王。「最後の偉大なファラオ」と呼ばれる人物で、古代エジプト栄光の時代はここで一度、事実上の終焉を迎える。(以降の王たちは短命で、対外遠征や大規模な記念物の建造など目立つ業績が無い) 偉大だったラメセス2世に憧れ、自らの即位名や息子たちの名前をラメセス2世に倣って付けるというガチ勢っぷりを示すものの、第1…

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古代エジプト・知られざる紀元前4千年紀「白色交線文土器」

見慣れてるし、何ならわりと好みだったあのツボの独特の模様、実は名前あったらしいんですよ… え?! 君そういう様式だったの? みたいな。だけど日本語でググっても出てこなかったので、自分で書いて置いときますね… White cross-lined または C-Ware →和訳では「白色交線文」 こういうやつですね!! …

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古代エジプトの書記の三段腹の意味するところ、とは。

古代エジプトの書記坐像は、おなかの皮がたるんで三段腹になっていることが多い。こういうやつ。 この三段腹について、「太っている=裕福であることを表現している」のような説明をよく見かけるのだが、なんか違うな?? と思った。 太ってたら、下腹が出るから。 そう、これは、そのまま見れば、太っている表現ではないのだ。…

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過酷なヘレニズム大奥を生き抜くためには。エジプト女王、アルシノエ二世の人生とその後

アルシノエ二世とは、プトレマイオス朝の二世代め、プトレマイオス二世の実の姉にして妻であった人物だ。 アレクサンドロス大王亡き後のヘレニズム世界で繰り広げられた、後継者たちの争いーーディアドコイ戦争と、その直後の時代を生きていた。 そして、プトレマイオス朝で初めて、兄弟姉妹婚をした人物でもある。 …そう、のちに最後の女王、クレオ…

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東地中海世界の文化圏の交錯:キプロス島から古代エジプトの遺物が発見される。

キプロス島は、東地中海のちょうどいいとこに存在する島である。 エジプト文化圏とも、メソポタミア文化圏とも、アナトリア文化圏とも、そしてギリシャ文化圏とも被っている。なのでそれらの遺物が重なって出土する。 今回報告されている発見も、その一つだ。 Gold Jewellery From The Time Of Nefertiti …

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エチオピア南部ゲデオの巨石群、想定されてたより1,000年ほど古いという報告が出る

エチオピアには、知られざる巨石遺跡がたくさんある。 中の人が以前訪れていたアクスムなどは最も有名なものだが、実は他にも石柱をぶっ立ててる場所が点在するのだ。そして、それらのほとんどは、あまり詳しく調査されていない。 今回調査されたのは、暫定世界遺産リストに載ったばかりの南部ゲデオ。 日本語で検索してもサッパリ資料が出てこないく…

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悪の宰相は(たぶん)お仕事めっちゃ忙しいし、二人セット。古代エジプト・新王国時代の政治体制

古代エジプトの政治体制がどうなっていたか、というのは研究が一杯でてるんだけど、わりと日本じゃ知られてないっぽいなぁ。と思ったので、メモしておきたい。 *これが体制表(出典元: ファラオの生活文化図鑑/原書房) 重要ポイント:エジプトものの創作でよく使われる新王国時代には宰相は二人いる。 これは上エジプトと下エジプト…

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古代エジプト王の冠はなぜ残っていないのか。~各王ごとに作っていたはずなのに?

古代エジプトの王の冠は、下エジプトを意味する「赤冠」と上エジプトを意味する「白冠」を合体させ、二つの国の統治者という意味で「二重冠」だ。 こういうやつ。 被っているところのイメージ図としては、こんな感じ。 それなりに硬い材質でないと形が潰れてしまうので、木の枠に布を貼るとか何か工夫をして作ってたのだと思われ…

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中世エジプトはメッカ巡礼のための拠点だった。~古来からの観光都市のお仕事

イスラム教徒は、生涯に一度はメッカ巡礼をしたいと思うもの。 という話はよく知られているし、現代においては巡礼はだいたい飛行機で現地まで行くものだが、近代以前の飛行機のない時代には、船で海路から乗り付けるのが一般的だった。 というのも、陸路だとベドウィンなどの盗賊に襲われやすいからなのである…。 そしてサウジアラビアの地理上、海…

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「黄金の舌」のミイラは珍しいものではなかった? バルセロナ大の発掘で事例が増えた。

少し前に流れたニュースがこちら。 彼は死後、神と対話出来たのか。エジプト、タップ・オシリス・マグナから「黄金の舌のミイラ」発見される https://55096962.at.webry.info/202102/article_3.html そして今回はオクシリンコス(現代名: El-Bahnasa)からの発見。 あれ? …

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「ホルスの瞳」には眉毛と睫毛が必要だった。リアルのハヤブサと比べるエジプト美術

「ホルスの目」とは、古代エジプト美術でよく出てくるコレ。 まゆげやまつげ、くるくると巻いた特徴的な涙のような部分などがあるが、これら全てがセットになった状態で「完全な目」とされていた。 何でこんな形状になったのか、あんまり意識していなかったのだが、実はこれは現実世界のハヤブサたちの模様をデザイン化したものだ、という。 …

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縄文土器を作った季節はいつなのか。中に埋め込まれたものから考えてみると

昔、どこかで「土器のような手芸品は、寒い時期に家の中で作っていたのでは」という話を読んだことがあった。 だけど土器って作るのにけっこう広いスペースいるよね…? まさか家の中に粘土持ち込むわけにもいかない。竪穴式住居、そんなに広くない。おまけに、作ったあと、しばらく乾かしておかないといけないし。 この「乾かす」というのが曲者で、ある程…

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古代エジプトの国際言語文書、「アマルナ文書」の数とリストを探してみた

「アマルナ文書」とは、古代エジプトの歴史の中で第18王朝、そのうちアマルナに都のあった特定の数十年を指して呼ぶ時代区分だ。 有名なツタンカーメン王の生きた時代も、そこに当たる。 アマルナの都は短期間で放棄されてしまったため、持ち出されなかった文書類もそのまま都とともに砂に埋れ、長年残ることになったのだ。 その文書なのだが、古代…

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縄文時代の人は納豆を食べたか。「マメと縄文人」

植物考古学と最新の発掘結果をクロスさせた濃ゆい本。一般向け図書と見せかけて実は論文集みたいな密度。 中身は縄文時代の遺物・遺跡から発見されたマメ類についての膨大なデータの集合体だ。物理的には薄いが、中身のデータで研究者を殴ることは出来そう…。ていうかこのシリーズどの本も濃いな…。 マメと縄文人 (40) (ものが語る歴史) - …

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メガテンで神話の知識を覚えた人も多いハズ…

むかしむかし、まだスマホが無かった時代の若い衆は、据え置きゲーム機で発売されたビデオゲームで遊んでおったのじゃ。 その中でも人気を博したシリーズに「女神転生」という、各国神話の神々や悪魔、妖怪たちを仲間にしていくゲームがあってな…神話の知識はそのゲームで覚えた、という若者も多かったのじゃよ…。 という昔話はさておいて、神話に出て…

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クリスマス日付には実は何の根拠もなかった。大丈夫、普通の日だよ、落ち着いて…

クリスマス。 世間的にはカップルがイチャイチャする日だったり、家族団らんの日だったりするわけですが、まぁうんそんなの仕事してたらほとんど関係ないよね。データセンターの入り口でぴかぴかしてるツリーを死んだ目で見ながら夜間メンテに向かうシステム屋とか、イルミネーション真下に見下ろしながらオフィスビルで残業してる会社員とかもいるわけで。 …

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古代エジプトの浮き彫り絵師事情;壁画のお仕事はOJTで!

OJTとは、オン・ザ・ジョブ・トレーニングという、要するに最低限の知識のみで一人前になってない人を現場に放り込んで実戦で育成するという、世の中一般に広く行われている新人教育の手法である。 ブラック企業の手法のように言われることもあるが、ぶっちゃけ、大抵の仕事では最低限の知識が身についていればそこから立ち上がることは難しくないので、最初…

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エジプトさん「我が国は気候変動のために対処している(ドヤァ」

最近流行りの気候変動の話。SDGsとかもやたら騒いでる界隈はいますね。 まぁコメントは差し控えますが私は現実主義者なので、ビジネス上のタテマエはありつつ本音は「非現実的な選択肢に意味はないので、面倒な連中は付き合ってるフリしながら適当にいなして、着実なほうにしか投資したいですねー(にこっ」て感じです。 さて諸外国から投資と観光客…

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人類の系統樹にまた一つ名前が増えた。ホモ・ボドエンシス登場にまつわるあれこれ

このニュースは、何か新しい発見があったというよりも、今までの発見を整理し直した結果、化石の分類が妥当ではない可能性が高まったため再分類し直します! という話である。まだ各学者間のコンセンサスが取れているわけではなく、提案として出てきている話なので、今後どうなるかは分からない。専門家同士の殴り合いを遠くから見守ろう。 Meet Ho…

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北アメリカ先住民社会とイケニエの儀式。人身御供はインカやアステカだけじゃないよという話

天文学の本を読んでいたはずなのに、そこに出てきたネイティブ・アメリカンの一部族、ポーニー族のイケニエ儀式の詳細な描写が気になって調べはじめてしまった…。 ポーニー族というのはアメリカ中部のネブラスカ州あたりに暮らしていた人々。 近隣の大部族、スー族とは敵対関係に合ったため、ヨーロッパからの入植者に協力してスー族を追い払わせたとい…

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知名度は低めの北海道の先住民と海洋の民、オホーツク文化展にいってきた

アイヌは有名だけど、アイヌと別系統で北海道にいたオホーツク人って知名度低いよね…。 昔は資料探してもぜんっぜんなくて、途方にくれてたもんですよ…。 それが今や展覧会もあるしカタログも手に入るんですよ、いい世の中になりました。 http://www.eurasia.city.yokohama.jp/exhibitions/ …

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現代人、ちょっと考え甘いよね。古代人が家畜の乳を利用しなかったのは、病気になるからという可能性も

古代人が家畜の乳をいつから利用し始めたか、という話で、乳糖不耐(乳を飲むとおなかを壊す体質)の有無だけで語ろうとしているドキュメントが多くて、う、うーん? という感じになってしまう中の人ですよ。 前段としては以下の記事を参照。 「大人は牛乳を消化出来ずにお腹を壊す」の誤解と、古代人のミルク摂取事情 https://5509…

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修復していたルクソールのスフィンクス参道、再オープン日程が決まる。

修復していた、カルナック神殿前のスフィンクス参道が再開されるそうなのですよ。 スフィンクス参道っていうのは、カルナック神殿の写真探すとだいたい最初に出てくる、羊頭のスフィンクスがズラーっと並んでるあそこ。 Egypt to reopen Luxor’s ancient Avenue of the Sphinxes on …

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古代エジプトの数字表記は人口調査のために導入されたものだった、という件。

"古代エジプトで最初に人口調査が行われた記録があるは紀元前3,000年くらいで、中国と同じくらい古い" という記述を見つけて、中国はともかくエジプトってそのくらいだったっけな? とフト気になったので調べてみた。 結論から言うと、正確には紀元前2,8000年こごろのデン王(第一王朝)からスタート。 しかも、古代エジプト語で数字の…

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情報量が…情報量が多い…! ヘリオポリスの太陽神殿跡の発掘で出てくる各時代のファラオたち

ヘリオポリスとは、ギリシャ神話の太陽の神ヘリオスの名にちなんで名前のつけられた町。太陽神ラーを祀っていたことからギリシャ人がそう呼んだ。 現代の首都カイロでは、この地名をもつ場所は国際飛行場のあたりなのだが、実はそこはただの高級住宅街で古代のヘリオポリスと範囲が微妙に違っている。実際に古代の都と太陽神の神殿があったのは、もうちょっと北…

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そいうやメディア王国ってちゃんと調べたことなかったよなー、というわけで軽く調べてみた

メディア王国(Media)とは、かつてイラン高原にあった王国。北方から移動してきたインド・ヨーロッパ語族の民族集団とされる。 マンガ「ヒエトリエ」の↓このシーンで有名なハルパゴスさんもメディアの武人である。 西側の国境は分かってるのに東側が謎で、知名度のわりに意外と分かってないこと多いな…とか思ったので、ちょっと真面目に…

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