ミイラ展に行ってきた。エジプトマニアにはお馴染みの正統派エジプト展。

大英博物館のミイラ展が巡回開始。
というわけで早速行ってきた。

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https://daiei-miira.exhibit.jp/

今回は、大英博物館が所蔵する六体のミイラを中心に、他の時代の葬祭に関する品などをあわせて展示するという、「埋葬」と「死者の人生」がコンセプトとなっている展示会。時代や発見場所は大きくニつに分かれている。(場所はハワーラ/ルクソール対岸。時代は末期王朝時代/ローマ支配時代)

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この中でネスペルエンネブゥさんは以前も来日したことのある方。
当時はまだCTスキャンでミイラの中身を透視、というのがあまり一般的ではなかったはずで、特設会場で大々的に見せられた覚えがある。
それが今や当たり前になり、当時よりもさらにクリアな画像で映像が作れるようになったのだから、技術の進歩って凄いなと思う。

【君の名は】あの日見たミイラの名前を僕たちはまだ知…知った!
https://55096962.at.webry.info/201910/article_1.html

古代エジプト神官ネスペルエンネブウの家系に見る「ご先祖様の記憶」~何代前まで遡れるのか
https://55096962.at.webry.info/202105/article_3.html

あれから、もう15年も前になるんだなぁ。とシミジミ。


あと、今回来ている中でイチおしは、金のマスクの若い青年。名前すらも分からない彼だけど、CTで浮かび上がる横顔がラメセス2世にソックリという、なかなか想像力をかきたてられるお方。生前は絶対イケメンでしょ。しかも当時にしては高身長で骨太なのもラメセス2世の家系に共通する。
アサシンクリード・オリジンズの拡張パックで、ある陰謀のために「アメンの神妻」がラメセス2世の遠い子孫たちを集めるっていう展開があったけれど…まさかね? 元ネタってこのミイラだったりするのかな。

各ミイラの患っていただろう病気の解説もあったけれど、動脈硬化や歯槽膿漏はおそらく当時のエジプトでは一定の年齢になると避けられない宿命だったんだろうなと思う。食べ物起因でもあるので。
古代の暮らしはなかなか大変だったんだよなぁ、と思いを馳せながら会場を巡ってきた。


あと展示物の中ではジェドバステトイウエフアンクさんのカノポス壺が良かった。造形がすごい。まさに一級品。
かすかに残るノミの跡がライトに照らされて見えるので、ぜひ会場で。

それと日本に最初にミイラが紹介された時代の話が会場の最後に追加されていて、「六物新志」の現物が置いてあったのはすごいなと思った。さすが上野だぜ…そういう国の重要文化財もぽそっと出せる…。

*ミイラが日本に紹介された時の話は↓以下でも昔書いた

ミイラの語り方
http://www.moonover.jp/bekkan/mummy/1.htm

ミイラの香り体験コーナーもあるのでぜひ試してみてほしいw
香料の香りと腐ったようなすえたような香りが混じり合った微妙さがなんとも言えない。



大英博物館の収蔵品からの展示会なので、有名なエジプト本でよく見かけるものとかも来てます。
全般的に馴染みのあるというか、「いつもの」エジプト展という感じで、行き慣れた感じがちょっと懐かしかった。時間制になってからほんと、混雑が緩和されてて快適でいいっすねー。初週土日の午前中でもわりとスイスイ見られたのが良かった。
もうずっと時間制でチケット前売りでやってほしい。