真上から見るギザの大ピラミッドの表面構造から思う、化粧石の載せ方

ドローンが一般的になり、ピラミッドのてっぺんを空撮する、なんてのも個人が当たり前に出来る時代になりました…。(許可が降りれば、だけど。)

というわけでギザのピラミッドてっぺんの高画質画像とか見てたんですけど、けっこう近代の落書き多いっすね。
ちなみに丸い穴が開いてるとこも近代に旗たてたり、避雷針みたいな鉄の棒つけたりしてたところ。ちょっと前の時代までは、遺跡の保護もけっこうユルユルだったんですね。

https://www.thisiscolossal.com/2021/07/drone-view-of-giza/

で、気になったのは、「この状態だと、石をきれいに並べても直線が作れないのでは?」ということだった。

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もちろん、4000年以上も経過して風化しているのは判る。石もいくつか失われているだろう。
それを差し引いて元の状態を想像してみてほしい。

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・真ん中に空間がある場合は充填材を詰めればなんとかなるが、外周は直線にならなければならない。
・ピラミッドなので、断面が正方形でなくてはならない。
・基本的に接着剤のようなものは使用できず、石と石のかみ合わせで安定させなければならない。

この条件で考えると、外周部分の石はかなり薄いものを厚み合わせのためにはめ込むしかない。その外側にさらに化粧石を置いたりすると、かなり不安定になるはずだ。というか、化粧石を載せるどころではなく土台が歪んでいるように見える。

そもそも実はピラミッド上部の石はきれいに正方形に組むことが出来ず、最初から歪んでいたのではないかという気がする…特に、写真の下側の辺。直線が作れていそうなのは、上の辺と右の辺だけだ。

クフ王の大ピラミッドは、現在、化粧石が全くない状態になっているが、もしかしたら最初から建て付けが悪くて石が剥がれやすかったのではないか、とも思う。だとすれば、上部は時間とともに勝手に崩壊する。隣のカフラー王のピラミッドは上部に石が残っているが、クフ王のピラミッドでの失敗をふまえて技術的に改良されて石が落ちにくくなったのだとすれば辻褄はあう。


ピラミッドの表面の良質な石は、後世に転用されてしまったと言われているが、まさかピラミッドのてっぺんまで苦労して登っていたはずもない。自然に石が剥がれ落ちたのでは、という説は昔からある。もともと建て付けが悪くて石が剥がれやすかったというのも、説の一つとしてはアリかなぁと思うのだ。

[>参考

ピラミッドの化粧石は温度差で剥離した? ピラミッド表層崩壊の新説
https://55096962.at.webry.info/201305/article_14.html

これは温度差によって石が自然剥離したのではないか、という説。
あと地震による損傷説とかもあります。


Q. ギザの大ピラミッドに登って降りられなくなったらどうなる? A. ヘリ救助されます。
https://55096962.at.webry.info/201612/article_9.html

オマケ 化粧石がきれいに残ってるとこをよじ登って恥を晒した人たちの記録。