梅雨時日本列島をエジプトで体験出来る場所がある…なんとそこは

ヒストリーチャンネルのエジプト番組だらだら流してたら、普段あまり見かけない貴重な映像が出てきた。
重量拡散の間である。

↓ココの、玄室の上部のスキマあけてるとこ。
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石積みの下にスキマを作ると、石の重量で天井を支えている梁の石が割れてしまうため、天井の石にかかる重量をへらすために石にスキマを作ったのではないか、と言われている。ただ、この構造が存在するのはいまのところ大ピラミッドだけなので、実際この構造って必須だったのか、重量をへらす効果が高いのかどうかは分からない。とても狭い空間で、本来は通路も何もないところをダイナマイトで爆破してむりくり穴を開けた状態になっており、普段は閉鎖されている。

番組の中でそこに潜入していたのだが…

  やっぱ めっちゃ狭い

そもそも1mも無いようなとこに大の大人がズリズリ這いずって入り込んでいくのだから、腰を痛める人が出るわ、トイレに行きたくても戻れないわ、てんやわんやである。まぁそうだよね…ここ本当は人が入るべき場所じゃない、ただのスキマだもんね…。

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そして、この空間なんと湿度が非常に高い。

映像の中でみんな汗だくになりながら這いずっていたが、密閉空間だからである。
考えても見て欲しい、外から一切の風が入り込まず、空気の循環もない密閉空間で、何人もの人が汗をかきながら出入りするどとうなるか。人体から出た熱気と蒸発した汗は、空間内にひたすら蓄積されていく。そして蒸し風呂のような部屋を作り出すのだ。

まさに 石 棺。
その湿度はなんと80%に達したことがあるという。普段でも70%とか75%とか…そしてエジプトの気温…
うん、あれだ。梅雨時の日本だねこれ

映像の中の人たちが汗だくでハアハア言ってる理由が数値だけで分かってしまう日本人。まさかのエジプトで梅雨時日本列島が体験出来ちゃう。ピラミッドづくりも、そして王家の谷のような墓づくりも、きっと同じ体験をしていたはずなんだ。空気の流れない密閉空間で人が集まって作業してたら汗と熱気で大変なことになるよね…判る…ハンディ扇風機貸してあげたい…。

というか、重量拡散の間がめったに映像に出てこない理由も把握した。
相当キツいからだ、ここ。



というわけで、かつてピラミッドの見学に行った時、内部に扇風機置いてあった理由とか色々察したのであった。
とはいえ、マイナーだったり僻地だったりするピラミッドはさすがにそこまで熱気も湿気も籠もってなかったです。赤ピラミッドとか。(10年前は…。)