ファラオになったらしたいこと。~餅投げ(投げる役)

新王国時代のファラオたちは、民衆との距離を適切に保ち威厳を示すセレモニーとして、王宮の高い窓や通路などから集まった下々に姿をアピールするということをやっていた。現代の日本でも皇室の人々が行っているお正月のアレみたいな感じである。
で、その際に、功績のあった部下にご褒美を与えるため、窓から高価な品々を投げるというのをやっていた。

こんな感じである。

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下段が、王と、ご褒美をうけとる人(この石碑の持ち主)なのだが、投げているものが面白い。
二重の輪っかにヒモがついているものは金の首飾り、単純に丸だけなのが腕輪、折れ曲がった棒切れのようなものは牛の足(古代で言うと高級肉の部位)。半円は籠かパンだと思われる。…いや、なんていうか、バリエーション豊かだな…。貨幣のない時代なので、物々交換に使える価値のあるものは片っ端から投げているという感じ。

食べ物も投げるのアリなようなので、もしかしたらパンケーキ状の特別なお菓子のようなものも振る舞われたかもしれず、そうすると日本でいう餅投げに近い感じになってくる。

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それと注目は、いちばん前でご褒美をもらっている人うしろに、たむろする一般大衆がいて、お相伴にあずかっているところ。
零れたもの、余ったものをみんなで分け合っているのだ。中にはふところに大事に抱えようとしている人や、袋のようなものに詰め込もうとしている人、手を伸ばして空中で狙ったものをキャッチしようとしている人も。なんとも微笑ましい、というべきか。

これ、上から見てるファラオ絶対楽しかったと思うんだ。
これぞ為政者の醍醐味よ。狂喜する民衆に向かってお菓子バラ撒く役やってみてぇなぁ…。

まずは日本で、餅投げの餅投げる役から、ですけどね…



#うちのご町内では町内会長がその役目をやる
#なのでやりたければまずご町内の権力を掌握せねばならない
#先は長い。