最近流行り(?)のミニマリスト、ご先祖様の生活なのではという気がしている

ミニマリスト、要するにミニマムな生活用品しか持たずに暮らすライフスタイルを積極的に選んでいる人たちのことである。
詳しくは適当にググるとかしてほしいのだが、「無くていいものは持たない」「壁にモノ飾ったりしない」「最低限のモノだけで暮らす」という感じの生き方だ。

お金があって何でも買える裕福層から始まったスタイルとのことで、なるほど物欲が飽和すると突き抜けてそっち方面に戻って来るんだなぁ…というのはさておき、この考え方、古代人にも似たようなことやってる人たちいたぞ。

そう、移住生活者である。

分かりやすいところでは遊牧の民だ。彼らは移住生活の妨げとなる土器や、解体出来ない家具は持たない。家畜を財産とし、身に着けて運べるもの以外の生活用品は最低限で暮らす。記録媒体として文字や本を持たない。すべてを口伝で持ち歩く。(現代ではこれがスマホやタブレットに置き換わっていると思われる)

そもそもの元を辿れば、かつて人類はすべてミニマリストであった。
アフリカ内に留まった人々はより住みよい地域を求め、アフリカ外に出た人々は新天地を求め、移住していく開拓者だったからである。せいぜいが袋に入れた土器や弓矢くらい。狩猟採集の生活は常に移住とともにある。季節によって住むところを変える場合は戻って来る予定で元の場所に道具を置いていった可能性があるが、それもせいぜい数万年前からのことだろう。農耕を始めて完全に定住しはじめるのは、一万年ちょっとくらい前からなのだ。

人類の歴史から見れば、モノを持ち始めたのがつい最近で、それ以前は悉くミニマリストであった、と言える。
だとすれば、全く新しい考え方というよりは先祖返り…なのかもしれない…。