かつて島は繋がっていたかもしれない。アンティル諸島、古代の様相について

「失われた大陸」とか「幻の巨大島」とか言うとなんかカッケエんですけど、地球の時間軸で言うとけっこう最近でも海水面なや地殻の変動で大陸や島が現れたり消えたりしてますよね…っていうお話。

Giant, Now Sunken Islands Could Explain Ancient Migration in The Americas
https://www.sciencealert.com/giant-sunken-islands-could-explain-how-animals-got-to-the-antilles

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カリブ海に浮かぶアンティル諸島には、南米から渡ってきたらしき動植物がいるが、どうやってそこに来たのか分からない。
流木などに乗って来たのか、はたまた、今はもう無くなってしまった陸地があったのか。

そこで古代の地形をシミュレーションして、ここらへん一体の島がぜんぶ繋がった「メガ・アイランド」というべき巨大島がかつては存在したのでは、という説が出てきたのが今回の話。失われた伝説の巨大島…! 確かにでけえ。いや、ていうかこれ、フロリダあたりまで繋がってた時期があったかもしれないなら、普通にカリブ海が「内海」扱いになってしまうのでは…。

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日本でも琉球列島あたりはかつて巨大な島として繋がってたという研究があるけれど、それのカリブ海版だね。
ただ、いちばん陸地が広い時期でも繋がっていなかった箇所はありそうなので、そこは今後の研究待ちか。陸地として繋がっていた時期と、動植物が渡ったとされる時期のタイムチャートが出て来ると面白いかもしれない。あと、これだけ島が巨大だったなら、もしかして、かつてここに暮らしていた生き物の化石は海に沈んでいるのでは…? カリブの海底調査といえば沈没船が有名だけど、海底遺跡の調査も面白そう。


ぽつんと離れた島に住む動植物がどうやってそこに辿り着いたのか、という謎は世界のあちこちにあるが、どこも独自のストーリーがあって楽しい。
なお、個人的にいちばん謎なのはマダガスカルの生態。あそこは人間ですらどうやって辿り着いたのかよく判ってないという状態で、独自の生態系の成立過程も気が遠くなるような時間軸で語られるので普通にミステリー案件。いつか一度は行ってみたいのだけれど…。