それでも人類は、酒が飲みたい。~宇宙で酒を造るということ

人類がなぜ酒を飲み始めたたのかについては諸説あるが、自分は、「痛みを和らげるため」という医療的な目的が最初に会ったのではないかと思っている。
穀物など糖分の多いものを食べるようになると、人類には虫歯という宿命が生まれる。
虫歯治療なんて無かった古代において、虫歯の耐えがたい痛みは酒で紛らわすしかなかったのでは、と思うのだ。
虫歯の他にも骨折とか癌とか悪性腫瘍とか、痛みに耐えなければならない時は沢山ある――そう、酒は人生の苦しみをひと時和らげるのにも有効だ。

というわけで、ガチで辛いだろう宇宙空間での生活には、酒が絶対に必要なのである。(唐突な力説)
めっちゃ訓練されてる宇宙飛行士ならともかく、今後、あらゆる人類が宇宙のどこかに移民していく時代が到来した暁には、移住先の月とか火星とかで飲酒せずにやってけるわけがないと思うのである。

そこで、宇宙で酒って作れんの? と調べてみたところ――


 さすがだぜ、人類。
 もういろいろ研究してた…



https://www.tosatsuru.jp/i/NH-304
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宇宙帰りの酵母を使ったという宇宙酒。いいですね。日本酒好きなんですよね。量飲めないけど。
火星マグロと一緒にいただきたいですね。


宇宙で造ったビールで乾杯 とある町工場が本気で挑む“宇宙醸造”への道
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2011/02/news047.html

こちらはガチで宇宙で醸そうとしている試み。

重力がないので発酵のさせ方が難しく、「地上の醸造では酵母が活動する熱によって液体が混ざりますが、無重力空間ではそれが起きません」など、最近のSF小説でもそこまで考慮されてないよな、っていうような細かい設定がバシバシ出て来るので面白い。
「宇宙空間でもホップが決め手です。」など、普通のことを言ってるはずなのにパワーワード風味。いつか人類は、火星の赤い大地に緑のホップ畑を作るのだろうか。


あと焼酎作ろうとしてるとこもあった。
JAXAを活用してやることがそれか? いいぞもっとやれ。

宇宙を旅した「篤姫酵母」による鹿児島大学ブランド芋焼酎「進取の気風」の開発
https://www.sbj.or.jp/wp-content/uploads/file/sbj/9109/9109_daigakuhatsu.pdf


最近も打ち上げていたみたい。

福島の酒酵母、5月に打ち上げ 「宇宙のような酔い心地」実現?
https://kahoku.news/articles/20210209khn000032.html


というわけで、探してみると色んな試みや研究が見つかった。しかも10年以上前からやってるのね。
さすが自国で打ち上げ施設持ってる強み…日本人、食い物の研究にかける情熱の桁がなんかおかしい…。その研究の積み重ねで、いつか、本当に宇宙で酒を造れる日がくるといいね。

(ところで宇宙船の操縦ってやっぱ飲酒運転は禁止になるんだろうか、将来。)