エルフの村はよく焼かれるので本気で対策したほうがいい。という話

エルフの村はやたらと焼かれるイメージがある。
実際の数は統計をとっていないので判らないが、体感比でドワーフ村やホビット村の2.5倍は焼かれていると思う。しかもほとんどの場合で村まるごと全焼である。大抵のエルフは魔法使えるくせに対策が出来ていないのではないか。

火をかけられても初期消火さえできればあんなに燃えることはないはずである。

というわけで、エルフの村がなぜそんなに「燃えやすいのか」、というところから検証に入っていきたい。

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●エルフの生業は農業ではないため家屋が密集している

もしも畑作によって作物を得ているライフスタイルだった場合、この画像のように家と家の間には畑が広がり、一軒が火災になってもそう簡単に火は燃え広がらない。村を焼くには一軒ずつ丁寧に放火していく必要がある。しかし、多くのエルフは農耕民ではなく、家々の周囲は森であることが多い。つまり家屋が密集しており、一か所に爆発的な火災を起こせば、あっというまに類焼してしまう村構造になっていた。
https://www.facts-hub.com/top-10-of-the-most-beautiful-villages-in-romania-you-must-visit/6/

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まずここが問題だと思う。
しかも村と森の間に防火帯(※火災を食い止めるため木や下草を伐採して何もなくしておくスペースのこと)をもうけておらず、村の火災が森全体に広がってしまうケースも見受けられた。はっきり言って森に暮らす上での危機管理が足りない。放火されなくても失火による火災も在り得るわけで、防災意識が低い傾向がある。


●家屋が燃えやすい構造になっている

地方によって多少違いがあるだろうが、エルフの多くは風通しのよい家屋に住むことを好んでいた。これは風の精霊を使うことの多い村に顕著である。風通しをよくするために吹き抜け構造にしていることもあり、そうするとかなり火の回りが良くなってしまうのだ。
また消火のためのため池などの設備が不十分で、水の精霊での消火しか想定していない楽観的な村も見受けられる。しかし水の精霊で出来るのは初期消火のみであることも多く、火が回ってからでは相当な使い手でなければ対応が難しいと思われる。これも、いったん火が回ってしまってからでは成すすべなく村が全焼するのを見ているだけになってしまう原因だろう。

なお、科学的な消火剤は自然に優しくない、自然素材ではない耐火素材は好きではない、など拒絶反応を示す古参エルフもおり、家屋の防火性を上げることが難しい現状がある。


●長寿種のため家屋も古く、消防法に対応していない

また、調査してみた多くのエルフ村で、家屋の建造年数が軽く数百年を越えているところが多く、消防法違反のまま居住され続けているケースが多々見受けられた。建物内に防火壁を設けるとか、火災報知器を設置するといった部分ですら対応していない古家屋が9割を占め、スプリンクラーが設置されているのは人間など他種族の旅行者が宿泊するホテルなどの商業施設に限られた。

商業施設ではない場合、消防庁は個別に強い指導をしづらいので、改善が難しい。これも村を燃えやすくしている要因の一つだと思われる。


●今後の火災被害の低減のため、エルフの意識改革が必要

というわけで、エルフの村には、大規模火災を容易に引き起こしてしまう多くの原因があることが判明した。
そもそも火を放たれる状況を作るなよと言いたいところだが、たとえ火を放たれても全焼を防ぐことさえできればまずは上等である。ていうか毎回全焼してるんだからいい加減学習してほしい。

しかし、これらの状況を改善するためには、エルフ自身の意識改革が必要なのである。
古い家屋に住み続けるにしても、せめて火災報知器の設置くらいはしてほしい。あと、村が燃える時に森に火が広がらないように防火帯は設置しよう。エルフ村が焼けるたびに風向きを気にしている、と山向こうのホビット村が切実な顔をして言っていた。

最近では都会に出て来る若いエルフも多いと聞くが、彼らには、今時の防災意識をしっかり身に着けて故郷に戻ってもらいたいものである。