【もしかして】ギザの三大ピラミッド、中ピラミッドが混じっているのでは

正月から何をしているのかという話だが、真面目に考えると気になって来るのが人間のさがというもの。
そしてまた、年明け早々からエジプトのくだらない話をしているのが、このブログに相応しいとも言えよう。


ギザの三大ピラミッド、という言葉はそれなりに定着していて、エジプトのギザ台地には巨大なピラミッドが三つ並んでいるのだと思い込んでいる人は多いと思う。実際、出回っている写真はこんな感じで、ほとんど大きさの変わらないものが並んでいるようにも見える。

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しかしこれ、遠近法マジックなんである。いちばん小さいピラミッドをいちばん手前にして、大きさ揃えているから錯覚を起こしているのだ…。


ストリートビューとかで見ると、なんか一個だけ小さくね? って思うはずなんだ。そう、実際小さいんだ…

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縦横半分くらいの大きさしかないんだ。

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そして、縦横が半分くらいということは高さも当然ながら半分くらい。
他のピラミッドと比べてみても、高さもほぼ変わらない。つまり、ギザ台地には巨大なピラミッドが三基並んでいるのではなく、巨大なピラミッド×2、並みの大きさのピラミッド×1が並んでおり、その周囲に小型のピラミッドが幾つか並んでいる、という構成なのだ。

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※データ元は「ピラミッド」アルベルト=シリオッティ/河出書房


一番小さいメンカウラー王のピラミッドは、横の巨大な二つとセットだからこそ「三大」を名乗っていられる。単品で立っていたら他の並みのピラミッドと大きさ的には同等。とはいえ、二大ピラミッド+並のピラミッド+その他沢山の小型ピラミッド with スフィンクス ~家臣墓を添えて~」みたいな名前は面倒くさいので、世の中には「ピラミッド・コンプレックス(複合体)」という便利で一般的な名称がある。

これからは、あのピラミッド並んでるところはピラミッド複合体と呼んであげてほしい…。