古代エジプトの首飾り事情。意外と再建ものは多いんだぞ…という話

古代エジプトの遺物の中で、ビーズを繋げたネックレスやブレスレットで出土地が判ってないものはだいたい再建(見栄え良く繋ぎなおしたけど元の形が分からない)ものだよ…という話をしてみたい。

ビーズは腐らないけど紐は腐る。というか劣化してボロボロになってしまう。
そして出土地が不明ということは、盗掘や、記録のない時代に掘りだされていつの間にか博物館や美術館に収蔵されていたようなものなので、元の形が分からないまま近代に紐でつなぎ合わされたもの、ということになる。

例を挙げると、こんな感じのもの。
ぱっと見は全然分からないと思うが、実際は近代になってから繋ぎ合わされたもので、古代人が身に着けていた元の形ではない。

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これはまだ同じくらいの時代のものを集めているものだが、売り物になってオークションなどに出回っている場合は最悪、時代がバラバラの別パーツが一つに組み合させていることもある。また、もっと悪い時は、全部のビーズが本物ではないことも。このテの装飾品は、ビーズ単位でも、小さなブレスレットのようなものでも、ネットオークションなどでお手軽に出回っているけれど、本物かどうか見極める自信がないのであれば、手を出さないほうがいいです。

特に小さなアミュレットのようなものや、スカラベの形のような特徴的な大き目のビーズは単品でも出回ってますけどね…。
お手軽に出回ってるものほど盗掘品の可能性も高いので…。

※個人で違法な遺物を買うのももちろん犯罪、知らなかったでは済まない