ノーベル平和賞のWFPはサバクトビバッタによる食糧難にも動いてる組織ですよ。

今回ノーベル平和賞を受賞していたWFP(世界食糧計画)ってなんだよ、って話ですが、この組織、バッタウォッチャー的にわりと良く見かける組織なんで、ちょっと雑学とか書いときますね。

春からずっと「サバクトビバッタは中国なんて行かないから…デマだから」って言い続けてたけど、実際にバッタに襲われていた地域の食料危機までは本当。
で、アフリカ東部やイエメン、パキスタン~インドあたりで大発生していた群れのせいで発生した食料危機に対して、実際に現地でごはん配ったりして対策してるのがここの組織なんですよ。バッタ情報をモニターして公開している国連食糧農業機関 (FAO) の関連組織です。

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バッタの話で言うと、

・バッタの生態や発生メカニズムを研究して恒久的な対策を考える、または長期的な対策計画を出す = FAO
・いま目の前で起きてる食糧難に対し、ごはん配りに行く = WFP

って感じの分担。


日本政府も支援出してます。こういうのほんと報道されないけど。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_008518.html

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食料対策がなんで平和に結び付くのかって話ですが、当たり前ですが人間は食えなければ死にます。 死ぬくらいならと奪いに行くかもしれません。ごはん食べられるかどうかで、その地域の情勢が安定するか危機的になるか変わるんです。まあ当たり前の話なんですが…。
特に東アフリカは外国から食料を買うことなく、自分たちで作ったものを自分たちで食べてる人たちが多いので、自分ちの畑がだめになると食べるものが無くなる。なので、そこに食料を配りに行くというのは、ダイレクトに人の命を長らえさせることに繋がってます。
国連組織にも怪しいところは幾つかありますが…今のWFPの活動に限るなら、お金持ちが道楽で貧しい人たちにごはん配って悦に入ってる、というような活動ではないと思う。



あと、WFPは去年、アフリカ開発会議(TICAD)が開催された時、横浜でイベントもやってましたね。
https://ja.wfp.org/ticad7/High-LevelPolicyDialogueonStrategicInvestmentsinAfrica

TICADについては、開催されたときに記事書いたりしてたのでついでに…。

G20は終わったけど次はTICADが横浜で開催だよ!
https://55096962.at.webry.info/201907/article_2.html


見ず知らずの組織が受賞しているわけではなくて、そこには日本の、つまりは我々からの税金による人道支援の活動も含まれているんだよ、というお話。そう考えれば、無関係なよく判らん組織が受賞してるなー という感覚とは、また違ってくるのではないでしょうか。