秋山とホトトギス

今年はコロナの影響で春山行けなかったので、秋山で山チャージを回収する。
晴れた週末は山に…山に還る…。

というわけで秋山の写真とか。

鳥のホトトギスは夏の鳥だけど、花のホトトギスは秋の花。
9月くらいに咲く花なんだけど、最近はわりと10月11月でも見かける。湿った腐葉土が好きな花。

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湿ったところが好きといえばヒメバッタ。
食べるものはトノサマバッタなどと競合するのだが、開けた草原の好きなトノサマバッタと違い、灌木などがある森の中に棲みたがるバッタ。住処で差を付けろ、っていう戦略。

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秋の山といえばリンドウ。陽に透ける花びらがとても美しい。
ハイカーに人気の山を避けてマイナーな山やルートばかり辿っているので、道端の花をゆっくり眺められる。っていうかハイカーの多い道はわりと花も踏まれてたりしてゲンニョリするので…。せっかく静かな山を求めて来ているのに、何がうれしゅうて山道の大混雑を見ねばならんのか。やはり登山ルートはマイナー道に限る。道がほぼ見えなくなってるけど。標識が朽ち果ててるけど。

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色づくぶなの木と木漏れ日。人の居ないルートは鼻歌うたいながら歩いても全然平気だ。むしろ熊よけに歌おう。
秋の日はつるべ落としと古より言われるとおり、山の日暮れはとても速い。午後3時にはもう谷沿いは昏くなりはじめるので、3時までには下山しよう。「日没5時じゃん? 5時までに降りればいーんでしょ」とかいうのは完全死亡フラグである。

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シロヤシオは赤いのでとても目立つ。紅葉狩りと言いながらシロヤシオばかりを狩ってしまった…
山頂近くはさすがに人もそこそこいたのだけれど、山に犬連れて来てる人が気になった。いや…小型犬に登山させるのはそれ、ちょっと…虐待じゃない…? ていうか、糞尿たぶん垂れ流しだよね山だと。環境…。
あとペットに蛭がつくことがあるから、町に連れ帰る前にちゃんと点検してねって思った。町で蛭が繁殖するとほんとマズいので。

林業の人とかもけっこう犬連れて来てるけど、あれらはハンティング用のめっちゃタフな犬なのでまだ判る。熊避けにもなるし。ただ、途中でバテバテになってるような小型犬を背負ってまで山に連れて来るのはちょっと違うんじゃないかなー

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すげーところから生えてるキノコ。おいしそう。
ただしキノコはマジで当たるし鑑定ミスると余裕で死ねるのでほんと気を付けよう。

ちなみに国有林や私有林から植物を持ち出すのは禁止だ。たとえそのへんに生えてる草やキノコであっても。ていうか普通に犯罪行為なので、新米登山者は肝に銘じておこう。自然にあるものなんだから別にいーじゃん、ではない。登山に行くような山は自然のままじゃないのだ。誰かが下草を刈って木の枝を払って、登山道を整備して崩れたところ直したり看板たてたりしてくれているところなのだ。誰かの管理する領域を通らせてもらってるだけだからな。

あと山は町と違って人間は余所者なので何があってもおかしくない、運が悪いと落石とかクマーとの遭遇とか落雷とか、ほんとちょっとしたことでしぬ。「生きて帰してもらってる」くらいの気持ちで入ったほうがいいぞ。

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今年も紅葉シーズンになり、サンデードライバーならぬ秋山ハイカーが増えて山岳事故が多くなる時期になりました。

 秋の日没はめっちゃ早いです
 そして山は平地よりはるかに寒いです
 熊も出ます


楽しいハイキングが死出の旅とならぬよう、みなさま万全の準備と計画の上で山をお楽しみください。