ツタン様遺物写真集「ツタンカーメン 黄金の秘宝」

最近ツタン様関連の本がよく出てるな? って話ですが、遺物をカイロ市内の旧博物館からギザの新博物館に移送してる最中だからです。そのタイミングで修復したり整理したり計測しなおしたり撮影したりしてるわけです。なので普段は見られない遺物の裏面の写真があったりするのです。

古い白黒写真しかなかった遺物も、現在の状態で高解像度の写真として出て来ているので、これは遺物マニアだと持っときたいやつですね、コレクション的な意味でね。

ツタンカーメン 黄金の秘宝 - ザヒ・ハワス, 大城道則, サンドロ・ヴァニーニ
ツタンカーメン 黄金の秘宝 - ザヒ・ハワス, 大城道則, サンドロ・ヴァニーニ

写真の遺物と解説つき。書いてるのがいつものザヒ・ハワス博士で、堂々とハワード・カーターに挑戦するとか宣言しているあたりで文章の雰囲気は読む前からわかるかと…。文章はいつものザヒ節です。無難ではあるけどちょいちょい自分語りがめんどくさってなるやつ。
蛇腹折りになってるページがけっこうあるので、広げて楽しめます。

122.PNG

まだ遺物の全てが移送されたわけではないので完全なカタログにはほど遠いのと、タイトルに「黄金の秘宝」ってついてるとおり金ピカの、いかにも人目を惹きそうなものばかり収録されているのはちょっと難点。あまり取沙汰されない地味めの遺物が見たいんだよなあ、食料品とか杖とか…。


個人的には、ラピスラズリ製のスカラベアクセの詳細写真があったのはポイント高かった。
めちゃくちゃリアルに細部まで作り込んでるのよねーこれ。実物の虫を見ながら作ったのかってくらい。身に着けるものでここまで作り込む必要はあったのか…。

123.jpg

124.jpg

古代の職人さんほんとすごいなって思います。