アフリカのサバクトビバッタ討伐戦。なんだかほぼ戦争とやり方が同じだな…

BBCの日本語通訳枠でやってたアフリカ・ケニアのサバクトビバッタ討伐の模様がとても興味深かった。

大人になって飛び始めるともうどうにも手を付けられないので、効率的に倒すには、まだ飛べない幼虫のうちに農薬をぶっかける、という方法になる。バイクやトラックで荒野を駆け抜ける方法もあるのだが、やはり一番いいのは飛行機、ということで、飛行機に農薬を積んで飛ばしていた。使う農薬は輸入品。しかも高価なので、お金のない国にとってはけっこう出費が痛いらしい。そしてコロナの影響もあって輸入が滞りがち。物資が不足する中で、いかに効率的に群れの真ん中に農薬弾をぶち込むか。そういう話である。

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失敗しないために携帯電話で連絡をとりあい、GPSも使う。最近では衛星を利用しようという動きもある。
そうして仲間たちからの情報を地上の統制が判断して、ターゲットにうまく攻撃を仕掛けていく。これってまさに戦争で敵を駆逐する時のやり方だよなぁ、と思いながら見ていた。バッタの群れ=敵歩兵。バッタの幼虫が揃って移動する行動を「マーチング」というが、統制のとれた行動はまさに軍隊。

これから進軍してくる先の村は戦々恐々。さらにバッタ軍の通り過ぎたあとには作物は何も残らない…。

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しかしそれでも、なんだかんだ現代は一昔まえよりはだいぶ、バッタ対策が楽になっている。携帯電話はあるし、インターネットで他の国と状況の共有も出来る。風向きや群れの規模からのコンピューターシミュレーションが使えるし、気象衛星からのデータで繁殖しやすさの予測も出来る。
ここ数十年は、そのお陰で大発生も無かったんだよね。
今回は…異常気象と、全く情報のない地域や内戦中で何も出来なかったイエメンの存在が…。


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なお、サバクトビバッタの基礎知識については国際農研が「サバクトビバッタについて」というとてもいいページを公開してくれているので、デマを流す子にはこれを出してあげるといいと思います。

https://www.jircas.go.jp/ja/program/program_b/desert-locust

モーリタニアまでバッタに食われにいったガチすぎるバッタガチ勢が書いてるので、ぶっちゃけ、これ以上のソースは出てこないと思いますよ…。

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