ロッキートビバッタはなぜ滅びたのか。様々な説の果てに見いだされた答えとは

ロッキートビバッタ(Rocky Mountain locust)は、かつて蝗害の中では最悪と呼ばれた北米に棲息したワタリバツタの一種である。群生相になった際の体の大きさは、サバクトビバッタよりはるかに大きく、食べる量も多い。巨大な群れを成して穀物を根絶やしにしたといわれている。 基本データ https://en.wikipedi…

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アルメニアにもピラミッドがあるって聞いたので調べてみた→ジッグラトでした…

アルメニアの巨石繋がりで、「アルメニアにもピラミッドが最近見つかった」という記載があったので、ほほう? と思い調べてみた。 どうも見つかったのは本当に数年前のレベルのようで、あまり古い記事は出てこない。場所はエレバンの南35kmくらいの場所で、Dvin ドヴィン というところ。時代は不明のようだが、明らかにジッグラトを模しているので、…

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アルメニアの巨石遺跡「カラフンジ」について軽く調べてみた

ちょいと調べものをしている時、「ピラミッドよりも古いアルメニアの謎の遺跡」という触れ込みでカラフンジが紹介されていたので、もう少し詳しく情報を漁ってみた。アルメニアのストーンヘンジ、という通称で呼ばれているそうで、CarahungeのCaraは石、hungeは謳うという意味らしい。石に穴が開いており、風が通り抜けると謳うように聞こえると…

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古代と現代、エジプトの国土の形~エジプトっていつからその形?

古代エジプト世界はナイル渓谷に添って南北に広がっていた。 …という話は、よく聞くと思う。けれど、実際には接続されるオアシス地帯も含んだ国家感があったと思う。今日はその中から、「実はシーワ・オアシスって古代にはエジプトじゃなかったんだよ」という話を書いてみたい。 ※これは新王国時代の最大版図だった頃の勢力図 シーワ・…

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ポストコロナ時代に明らかになる「リモートで出来ること」「出来ないこと」

新型コロナウィルスの影響で、映画館の入館者数が制限されたり、大型コンサートやイベントが軒並み中止かオンライン配信になったり、スポーツが無観客試合をやったりしている今日このごろ。 密室に大人数が集まるような講演会や講座についても中止またはオンライン開催になってるんですけど、…これについは、ぶっちゃけ、コロナ前より後のほうが楽なんじゃね?…

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ちょっと意味が分からない…。フランス南東部でマグダラのマリア像が破壊される

いやまじで、ちょっと意味が分からない。 この犯人を捕まえて真意を聞き出してほしい…。 フランス南東部のthe chapel of Saint Pilonで、マグダラのマリア像が打ち壊され、現場には「聖人に露出しているのは許されない」というような犯行メモが残されていたとのこと。 Vandals smash statue of…

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「実験」になってない航海実験、探したら結構むかしからやってた件。…これ、たぶん日本特有の問題じゃないな?

以前、「3万年前の航海 徹底再現プロジェクト」に対して、全然科学的ではないし航海実験どころか何の意味もない、ただの冒険遊びですよね…というツッコミをだいぶ入れた。 【まとめ用】これは実験考古学でも真っ当な学問でも無いです…。「3万年前の航海 徹底再現プロジェクト」 https://55096962.at.webry.info/2…

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聖なる獣はいかにして死んだのか。古代エジプト末期の「動物ミイラ」の研究

古代エジプト末期、紀元前700年~ローマ支配下の紀元後300年ごろにかけての時代に大量に作られた動物のミイラ。 これらのミイラの大半は、愛されたペットではなく、縁起物のミイラにするために神殿で飼育され、意図的に殺された「商品」である。イメージとしては、日本の神社でいう絵馬のようなものに近い。宗教施設で買い、最終的に宗教施設に持って行っ…

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伝統ってなんだっけ。「先住民の文化を守れ!」が人間動物園になっている可能性について

10年近く前、一人でイースター島に行った。 何で? と聞かれてもよく分からないが、なんか取り敢えず一度はいっとかなあかんかな的なノリであった。世界の果てとか端っことか行くのは好きなのだ。ちょうど1ドルが90円とかそんな時代だったし、東日本大震災の影響で計画停電のため一週間の強制夏休みを食らった年だった。 島には意外なほどたく…

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古代エジプトの殉死の習慣についての情報とりまとめ。

殉死、殉葬の例は、世界各地で見かけられる。 王が死んだ時に家臣や奴隷などを殺して一緒に墓に入れるという習慣だ。かつては日本でも行われていたという。 えらい人が亡くなった時に人を殺して埋める理由ははっきりしないが、家臣や奴隷の場合は、死後も世話をさせるためという理由が考えられる。または女性ばかりの時は、前の王様のハーレムや扶養家族を一…

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ルネサンスの時代のヨーロッパ、「猫爆弾」が考案されていた。

ペルシャ軍の猫シールドの幻想は、中世末のヨーロッパにも伝えられていた…? 16世紀ヨーロッパでは、なぜか「猫に爆弾を背負わせて敵陣に突っ込ませればいけるんじゃない?」みたいな考えがあったらしい。実際に使われたかどうかは不明だが、猫爆弾の説明と図が複数見つかっている、という。つまりそれだけ人々が「アリ」だと思っていたということになる…

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古代の「紙」の生産コストと、機械化による低コスト化の可能性についての覚書

自宅でパピルスを栽培しはじめたら、めちゃくちゃバッタ来るようになった件について。 よくよく考えたら日本のバッタってイネ科かカヤツリグサ科の草が好きなんですよね…パピルスってカヤツリグサなんですよね…。そりゃ来るわ。たぶん食われてるわ。使うのは幹の部分だから葉っぱにあたる部分はいくら食われてもいいんだけど。なんか毎日、水やりにいくと…

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取り敢えずこのへん揃えとけば大丈夫。古代エジプト資料本の一覧

以前、「エジプト神話」についてはオススメ本のリストを作ったのだが、そういえばエジプトの歴史についての本のリストは無いな…って思ったので、ちょっと書いておくことにした。古代エジプトの資料で何を使ったらいいか分からん、という人向け。 お値段が張る本もあるが、ぶっちゃけ2,000円のイマイチな本を10冊買うより、2万円のめちゃくちゃ濃度…

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アフリカの人類はもしかしたら、7万年以上前から「毒矢」を使っていたのでは。という話

一撃でキリンさえ殺せる、みたいな強力な毒矢はロマンである。 だが現実としてアフリカの人々は、そんな強力な毒矢を何万年も昔から使っていたかもしれない。現代でも、カラハリ砂漠にすむサン族は毒矢を使う文化があるが、その起源ははるかに古い可能性が出て来た。 ただしこれは、毒の実物が見つかっているわけではなく、矢の形状や矢じりについていた…

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アンデス高地のまさかの高度で哺乳類の生存が確認される。ネズミ…お前…どうやってそこに?!

ちょうど少し前に調べていた、哺乳類の生存高度限界の話。 「どうもナキウサギの記録が最も高いところで生存していた哺乳類の記録らしい」と書いたのに、書いてからたった二週間でその記録をぶっちぎって行きやがった奴がいたぞ…?! 高地に住む犬たちの遺伝子特性: 酸素ブースト https://55096962.at.webry.info/…

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ライデン博物館のエジプト展、愛知は開催予定。ただしチケット購入に注意!!

新型コロナウィルスの影響で博多・札幌の巡回が中止となってしまった、今年のエジプト展。 名古屋は! やる予定だそうです!! ただし、コロナ対策のため混雑回避の対策が成されており、今までのように当日ふらっと行ってするっと見て帰ることは困難です。 要注意! 全体の公式 https://leidenegypt.jp/ 愛知…

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【ドンマイ】専門家、なぜホモ・サピエンスが生き残ったのかの理由を見失う。

みんな知っての通り、いま現在最近の人類の生き残っている人類は、ホモ・サピエンスのみである。 しかし、ほんの何万年か前までは、ネアンデールタールという隣人が居た。彼らが絶滅し、我々が生き残ったのはなぜなのか。これは、長きにわたる大きな疑問の一つだった。 かつては、「ネアンデルタールは劣った人々であったから、優れた人類に滅ぼされたの…

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旅行代理店トーマスクック破産→創業者由来のコレクション売りに出される(古代エジプト遺物)

昨年破綻した、イギリスの大手旅行代理店&航空会社トーマス・クックが創業者由来のコレクションを放出、その一部をゆかりあるレスター市がお金を出し合って購入したという話。モノは第19王朝の古代エジプト人の夫婦の座像。お値段は2千万ちょっとだ。 3,000 Year-Old Statue Acquired For Leicester’s …

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多分これ皆の好きな奴! 「城の地下には隠し通路がある」という伝説、発掘により一部証明される

「修道院まで続く隠し通路がある」という伝説が残るという、ポーランドのオルシュテイン城の地下、発掘してみたら本当に天然の亀裂や洞窟などが見つかったという話。城自体は塔が残っているくらいだが、観光ガイドを見ると町の雰囲気はよさげ。そして城のある丘からの眺めがとてもいい。 What lies beneath: cave and tunn…

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ベイルート大爆発で湾岸の美術館が壊滅状態に。(国立博物館はギリギリ無事な模様)

8/4に発生した、レバノンの首都・ベイルートでの爆発事故により、湾岸地域一体がふっとび近くのアートギャラリーや美術館などが軒並み壊滅状態に。そのあまりの惨状に、ヒェッ…て声が出そうになった。 Huge explosion in Beirut decimates city and leaves art scene in disarr…

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中の人、パピルスの育成を始める。

今まで「パピルスでかくなるし…冬に弱いって聞くしちょっとな…」とか思っていたのに、ついに買ってしまったという話で。 ええまあ手ごろな小さい苗をホムセンの園芸ショップに千円くらいで売ってたんで衝動買いしちゃったんですけども。 育て始めて分かったこと  ・夏は成長期。めちゃくちゃ伸びる  ・水を吸いまくる。水が切れる…

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スーダンで豪雨によりダムが決壊。その雨は、かつてナイルの恵みになっていたはずのものだった

スーダンの南東、青ナイル州でダムが決壊し、たくさんの家が流されたというニュースが流れていた。 原因はこの季節に降る豪雨。スーダン~エチオピアにかけて青ナイル流域では、6-10月ごろの雨季に大量の雨が降る。このへん、近年では、発電用や乾季の農業用水として川にダムをたくさん作っているが、どうもダム(=ハード)を作るのはなんとか間に合っ…

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古代エジプト人だって暑い日は髪の毛アップにしたい。

梅雨明けて暑くなってまいりました。 暑くなってくると髪の毛多い人はべったり張り付くのでアップにしたくなります。 古代エジプト人も高貴な人は基本ロン毛なので、絶対あれアップにしてたと思うんですよ、地毛の人はね…。 というわけで、髪の毛いじってる壁画とか持ってしました。どん。 左はメンチュホテプ2世の妻の一人とされるカウィト。髪…

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王女様のカルトゥーシュ。ソベクヘテプ3世の娘イウヘティブ

カルトゥーシュっていうのは、一般的に王名を囲むときに使われる〇と|を組み合わせたマーク。 一般的に王名なので、これに名前入ってると「あっこの人は即位したな」って言われる。  でも即位していないのに特例で使った例もある。 それがこちらのソベクヘテプ3世の娘イウヘティブ王女です… 「イウヘティブ」が名前で「フェンディ」は…

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ビザンツ時代の高級白ワイン、6世紀の黒死病流行で廃れたのでは。という説

現在のイスラエル南方、ネゲブ高地(ほぼ砂漠地帯)で発見されたワイン製造の痕跡から、ワインが作られなくなったのはおそらく6世紀半ばで、イスラム教徒が来るより前だったことが明らかに。以前の、イスラームが入ってきたのが原因では? という説は使えなくなり、原因はもしかしたらその頃に大流行していた黒死病だったのではということが検討されている。 …

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古代エジプトでナイルの増水が起きないと飢饉が起きる? 検討してみたけど、多分起きない…

【前提知識】 古代エジプトは灌漑農法をしていた地域である。 灌漑とは、水路で畑に水を引く農法。雨が降らない国なので、畑作ろうとしても雨には頼れないからだ。雨に頼る天水農法に比べ、水路を作って管理する手間がかかるのだが、その年ごとの雨量に左右されず、比較的安定した水の確保が出来るという利点がある。 そして、暑い地域なので畑はほっ…

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高地に住む犬たちの遺伝子特性: 酸素ブースト

以前、チベット人をはじめとる高地に住む人類が、酸素の薄い高地に適応するため身体能力を強化する方向に進化しているらしい、という話を調べた。 チベット高地と人類の高地順応~高地の人々はいつから高地に適応したのか https://55096962.at.webry.info/202001/article_13.html 世界三大…

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