【ドンマイ】専門家、なぜホモ・サピエンスが生き残ったのかの理由を見失う。

みんな知っての通り、いま現在最近の人類の生き残っている人類は、ホモ・サピエンスのみである。
しかし、ほんの何万年か前までは、ネアンデールタールという隣人が居た。彼らが絶滅し、我々が生き残ったのはなぜなのか。これは、長きにわたる大きな疑問の一つだった。

かつては、「ネアンデルタールは劣った人々であったから、優れた人類に滅ぼされたのだ」という論調で語られることが多かった。たった数十年前まではそれが定説だったのである。
しかし、それはもはや古い説となってしまった。…ネアンデルタールにも文化があり、アクセサリーなどを作っていた形跡があり、実はホモ・サピエンスとの違いはさほど大きくないことが分かってきてしまったからである。ついでに言えば、ハード(肉体性能)面で言えば、ホモ・サピエンスより優れていた可能性も指摘されている。

ソフト(社会構造や脳の使い方など)面では違っていた可能性があるが、それもどこまで違っていたか、果たして生存できるかどうかを左右するほど大きな違いだったのかについては疑問がある。要するに、かつて言われていたような、劇的な差によって生き残りが決まったわけではなさそうなのだ。
もちろん、現生人類がネアンデルタールと戦って滅ぼしたのでは、などという説も既に消え去って久しい。(そもそも戦う理由がないどころか、共存していた地域では交雑していたことも分かってきている)

数年前に放映されたNHKスペシャルでは、ネアンデルタールはむやみと大型動物に挑みたがる蛮勇の種族のように描かれていたが、それもおそらく幻想だ。既に否定する研究は出ているからだ。

ネアンデルタールは脳筋狩りプレイヤーではないかもしれない
https://55096962.at.webry.info/201811/article_19.html

そんなこんなで、学者たちはどうやら、「なぜ我々が生き残ったのか」の「なぜ」の部分を、見失ってしまったようなのである…。


 もしかしたら僕らが生き残ったのは 「運」かもしれない。


これは、実は考え方としては大きな進歩である。我々は他の種族より優れている「はずだ」という思い込みから、実は優れていたわけではなく、たまたま巡りあわせがよかっただけなのでは、と少し謙虚になれたことを意味するからだ。

たまたま、火山の噴火に巻き込まれずに生き残れた。
たまたま、地震のくる地域に住んでいなかった。
たまたま、ある植物を消化する酵素を持っていた。

など、歴史的なイベントや特性によって生存が決まったとなら、それはもはや「運」と言うしかない。


近いのは、このあたりの説だろうか…

ネアンデルタール人は人間に絶滅させられたのではなく「勝手に絶滅した」という主張
https://gigazine.net/news/20200103-human-didnt-wipe-out-neanderthals/

ネアンデルタールは運悪く全滅してしまい、現生人類はなんとなく生き残ることが出来た。
もしそうだとしても、学者はなんとかして理由を探し続けるだろう。おそらく、細かいことを言っていけば、何かちょっとした有利な点は出てくるのだと思う。ただ、種族の命運を分けるほどの大きな違いまでは出てこなさそうに思える。

案外、種が生き残るか滅びるかなんてものは、大した理由もなく、究極的に言ってしまえばほぼ「運」が左右するところなのかもしれない。

(やはり運ステは大事…
(ボーナスポイントは優先的に運振りしておきたい