古代エジプト人だって暑い日は髪の毛アップにしたい。

梅雨明けて暑くなってまいりました。
暑くなってくると髪の毛多い人はべったり張り付くのでアップにしたくなります。
古代エジプト人も高貴な人は基本ロン毛なので、絶対あれアップにしてたと思うんですよ、地毛の人はね…。

というわけで、髪の毛いじってる壁画とか持ってしました。どん。
左はメンチュホテプ2世の妻の一人とされるカウィト。髪の毛短いので、たぶんこの上にカツラ被るんだと思います、
右も同じくメンチュホテプ2世の妻の一人でネフェルウ。こちらは地毛が長い方です。おしゃれヘアピン使ってますね。

EeZzF9hU0AAuH7I.jpg

地毛の人もいるということは、髪の毛をとかすための櫛などもあります。
実物だとこんなん。日本のと大して変わらない。

EeZ0z5VU0AE5nHN.jpg

ヘアケア用品は時代を越えてもあんまり変わらないです。櫛、ヘアピン、かんざし、髪留めなど、現代のと同じようなラインナップが揃っているので、ぜひ暑い日に髪をアップにして涼む古代エジプト人を想定していただきたい。暑いもんは暑い! 暑い国出身でも!


*****

ちなみに、「古代エジプトの高貴な人はみんな髪の毛を剃ってカツラを被っていた」というのは、ちょっと古い説となります。
実際は地毛で勝負の人とカツラの人がいました。

地毛勝負の人は、ミイラという実物でフッサフサなのが残ってます…。
以前調べた時の記事がこれ。

古代エジプト人のカツラとファッションの話 かつらが愛用された目的とは?
https://55096962.at.webry.info/201403/article_31.html

ひと昔前のエジプト本などを見ると、「暑い国では頭の毛があるとシラミが湧くから衛生のために髪を剃っていた」なんて書いてあったりしますが、そんなわけないですw 頭洗えよ。 

いや、つーか、シラミ湧くほど放置するって、どんだけ頭洗わないんですかって話でして。そこにナイルの流れがあるんだから水汲んできて頭から被れ。逆に、地毛なら洗い流せるのにカツラだとジャブジャブ洗えないので、カツラのほうが不衛生です。考えれば当たり前の話なんですが。

なのでカツラは、

 ・アフリカ内陸の血が濃くて髪の毛がチリチリの人がロン毛にしたい時用
 ・地毛で手の込んだ髪型を作るのがめんどくさい人のオシャレ用
 ・地毛のボリュームが足りないけど女神ハトホルのようなボリューミーな髪型をしたい時用
 ・年取って薄くなってきた人用

などの、基本オシャレ用と考えるのが妥当ですね。
エジプト創作する人、髪の毛剃ってつるつるにしなくていいですよ…。(ひそひそ