アルメニアの巨石遺跡「カラフンジ」について軽く調べてみた

ちょいと調べものをしている時、「ピラミッドよりも古いアルメニアの謎の遺跡」という触れ込みでカラフンジが紹介されていたので、もう少し詳しく情報を漁ってみた。アルメニアのストーンヘンジ、という通称で呼ばれているそうで、CarahungeのCaraは石、hungeは謳うという意味らしい。石に穴が開いており、風が通り抜けると謳うように聞こえるところから来ているようで、アルメニア語での村の名前としてはよくあるものだそうだ。

ストーンヘンジ同様に、古代の天文台ではないかという説があり、石の穴が何らかの天文イベントと結びついている可能性が示唆されているようだが、根拠は薄そうだ。(ちなみにストーンヘンジも、現在では天文台よりは葬祭などの儀式に結び付いている説になっている)

年代的には7,500年前という可能性が示唆されているが、後世に石を移動させたかもしれないため、今のところ確定ではなさそう。

写真などはこのへんで見られる
https://www.mshakuyt.com/page-details.php?lang=en&id=70

https://en.wikipedia.org/wiki/Carahunge

Armenian_Qarhunj01.jpg

1280px-Zorats_Karer_Menhir.jpg

またyoutubeに動画が上がっていて、人間との大きさの対比がわかる。
…めちゃめちゃ観光客が接近して歩き回ってるけど、保護の観点では大丈夫なんかコレ。

https://www.youtube.com/watch?v=jseVNoIlm1Y

11.PNG

石を丸く並べた遺跡は世界各地にあるため、これ単体だとそれほど珍しいものではないのだが、先史時代にこの辺りに何らかの文化があったということと、これを作れるくらいには人がまとまって住んでいたという指標にはなるだろう。

アルメニアにはアララト山がある。旧約聖書ではノアの箱舟の流れ着いた伝承に出てくる、あの山脈だ。この伝承自体はともかく、人類が最初に農耕を始めた地域ではないかという説はあり、今のところブドウの栽培化はこの辺りの地域からはじまったという説が有力だったりするので、初期農耕文明との関連についても気になるところだ。


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おまけ


「レヴァントのストーン・ヘンジ」ルジム・エルヒリ(Rujm el-Hiri)
https://55096962.at.webry.info/201711/article_6.html

モンゴル中部の青銅器時代の石碑「鹿石」の写真集を手に入れた
https://55096962.at.webry.info/202005/article_10.html

べつに西ヨーロッパに限らず、あっちこっちに石を使った謎の遺跡というものは一杯ある。
そして丸く並べたがるのは、どうやら人類の習性らしい。